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こんにちは。パートナーシップ心理学アカデミー代表の湯川央恵です。
我慢しないモラハラ解決の専門家として、活動しています。
私は、人が幸せになるために必要なことは何かを探求し、これまで3000人を超える方々にカウンセリングを通して、自分と上手に付き合う方法、自分を幸せにする具体的な対処方法をお伝えしてきました。
近年、パートナー間でのモラルハラスメント(モラハラ)は深刻な社会問題となっており、その対応策として様々な情報があふれています。
私はこれまで、モラハラを受けている当事者の方々が被害者から脱却し、真に幸せを手に入れてもらいたいという思いから750本以上の記事を書き綴って参りました。
最近(2023年)では、モラハラダメンズ、モラハラ夫、モラハラ妻、職場のモラハラおばさん、モラハラ男の顔の特徴といったテーマで、モラハラに遭いやすい人の紹介やモラハラからの脱却へのヒントを多数、記事の中でご紹介しています。
これらの記事で一貫してお伝えしているのは、
「起きている出来事を表面的に捉えているだけでは問題は解決しない。
むしろその出来事を解釈する自分の内側にある思い込みや思考パターンに正面から向き合い、自分のあり方を変えると決めた時、問題は根本解決に向かう」という考えです。
これはこの15年で3000人を超える相談者の方々のお悩みを解決に導いてきた経験から、確信するに至った思いです。
自分自身に向き合い、その中で得た気付きを、実生活で実践して行くことで、抱えていた問題を根本解決していかれるたくさんの方の姿を見てきました。
自分に向き合うというのは、簡単なことではありません。逃げたくなることもあります。
私はカウンセラーとして、その過程の中で相談者さんを先導し寄り添うということに終始しています。その手法はその場しのぎの表面的なテクニックではありません。
今この記事をお読み頂いている方の中には、まさに今、パートナーからモラハラ・DVを受けて心傷つき、悩み苦しみ疲れ果て、その環境に居続けることに限界を感じていた中、この記事にたどり着いて下さった方もいらっしゃるかもしれません。
パートナーの言動に恐怖を感じ、何を言っても無駄だと諦めつつも、何とか黙らせられないだろうか?それが無理なら離婚するしかない……離婚をほのめかせば相手は反省するだろうか?
と、こんな風に気持ちが揺れているかもしれませんね。
すでに、離婚に向けて自分が有利になるように、パートナーのモラハラの証拠集めを密かに始めている方もおられるかもしれません。そしてモラハラ夫を治す方法をアレコレ探しておられるのかもしれませんね。
その不安なお気持ち、よーくわかります。
でも、たとえ離婚したとしても、次に出会ったパートナーと又同じトラブルが起こる可能性だってありますよね。
この記事ではそういった表面的なものではなく、根本解決の効果が望める内容となっています。
最後までお読みいただけますと幸いです。
モラハラ夫の弱点を探る
あなたが黙らせたい!と思う時のモラハラ夫の発言として、以下の様なものがあるかもしれません。
「俺の言ったとおりにしないと、どうなるかわかってるよな!」
「これができなければ今すぐ出ていけ!」
「誰のおかげで生活できると思ってるんだ!」
「こんなことも分からないなんてお前は馬鹿か?!」
なんだか脅し文句のようですね。
まず一般的に、モラハラ夫が妻に対して容赦なく接してくるのは、自分の優位性や力を誇示して、満足したいという、裏を返せば自分に自信がなく、常に夫としての立場を確認しておく手段としてモラハラを発動するパターンが多いようです。
実際モラハラ夫は、自分より強い人間に対しては従順な態度に変わることが多く、気が強い女性や自分より収入が高い女性は避けるという一面もあり、こうしたコンプレックスがモラハラ夫の弱点と言えるでしょう。
では具体的に、どのようなときに弱点を露呈するのでしょうか?
下記に挙げるのは、モラハラ夫の弱点と言われている5つの傾向です。
自分より強い人には逆らわない
モラハラする人の対象となるのは、妻や子ども、会社の部下など自分より立場の弱い人だと言われています。
それとは逆に自分より立場が上の人や、気が強い人に対しては従順な態度を取る傾向があるようです。
この様な理由から、常に自分の立場を意識していることが弱点だと言えるでしょう。
そのため、妻であるあなたの言う事は聞かないのに、両親や義父母、先輩、会社の上司などに強く言われると、すぐに従う傾向にあるのではないでしょうか?
無視されると深く傷つく
モラハラ夫は承認欲求が強い傾向にあります。これは自分の優秀さや強さを認めて欲しいという欲求の現れです。
モラハラをする人は、自分に自信がなく、人から賞賛されたいと思う傾向があります。
妻であるあなたに対しても「頼りにされたい」「尊敬されたい」というのが本心です。
そのため、妻であるあなたを支配しようとするのですが、妻が無反応だと自分がどのように評価されたのかがわからず、ひどく落ち込むことがあります。
孤独に耐えられない
モラハラ夫は周囲から賞賛されたい欲求が強いため、孤独を嫌がる傾向があります。
常に他者との比較で自分の優秀さを確認したいため、対象になる相手が居ないと、自尊心も満たされないためです。
日頃から妻を束縛しようとしたり、執着心が強いのでは?と感じるのは、一人になるのを恐れていることが理由と考えられます。
例えばあなたが夫以外の友人と話をしていたり、友人と食事に出かけたりすると、不機嫌になったり怒ったりしていないでしょうか?
モラハラ夫はいろいろと理屈をつけて文句を言ってきますが、一人ぼっちにして欲しくないという弱さの裏返しとも言えますよね。
世間体を気にする傾向にある
人からの評価を気にするモラハラ夫は、世間体も気にする傾向があります。
家の中では傍若無人、俺様の身勝手そのものであったとしても、一歩外に出たら「優しいご主人」「家族を大切にするお父さん」と見られたいのです。
そのため妻から離婚を切り出された際、世間体を気にして離婚を渋るケースが多々あるようです。
また、モラハラの加害者である事を世間に知られたくないため、絶対にモラハラを認めようとはしません。
自分の弱点を認めない
モラハラ夫が常に強気な態度で、俺様の正しさを主張してくるのは、自分の弱さを見せまいとする行為であると言えます。
モラハラ夫の多くは自分の弱さに向き合い、それを克服する勇気がなく、自分の失敗を他人に責任転嫁する傾向があります。それだけ劣等感やコンプレックスが強く、自分に甘い性格だと言えるでしょう。
あなたが夫の欠点や弱さを指摘すると烈火のごとく怒りだすのはこのためです。
自分の弱さを認めたくないがため、虚勢を張ってしまい、さらにモラハラ行為がエスカレートすることもありますので注意が必要です。
モラハラ夫を黙らせたいという思いをお持ちの方にとっては、このような夫の弱点を押さえておいてここぞとばかりに攻撃したいと考えるかもしれませんね。
ただし、火に油を注ぐようなことだけは避けたいところです。
モラハラ夫の弱点に「パートナーを黙らせるあなたになるためのヒント」がある?!
モラハラ夫の弱点をもう一度まとめると、次の5つでした。
自分より強い人には逆らわない
無視されると深く傷つく
孤独に耐えられない
世間体を気にする傾向にある
自分の弱さを認めない
箇条書きにして冷静に見てみると、なんだか弱そうな感じがしませんか?
どうでしょうか?この夫をどうやったら黙らせることができるでしょうか?
ただ、ここで大事なことを一言。
身の危険を感じているという方は迷わず身の安全を守ることを第一にして下さい。
身体的な危険がある場合の連絡先
警察に相談される際は、警察相談専用電話「#9110」番へ
犯罪や事故とまではいかなくても、ストーカーやdvなど警察に相談したいことがあるときには
警察相談専用電話「#9110」番に掛けると
全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。
政府広報オンラインより
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/3.html
相手は自分の内側を映し出した鏡
さて、これまで私のブログをお読みいただいている方には何度もお伝えしていることですが、パートナーはご自身の写し鏡です。
自分の中に、パートナーに見えるものと同じエッセンスがあるからこそ、それが見える、と言えます。
そう聞くと心中穏やかでないかもしれませんが、一旦深呼吸をして冷静に気持ちを落ち着かせ、上に挙げた「モラハラ夫の弱点」を見ながらご自分を振り返ってみて下さい。
あなたは、自分より強い人に逆らってまでご自身の意見を通していますか?例えば、上司や先輩、後々厄介になりそうな人に対しては、自分の主張を控えて相手に合わせていませんか?
あなたは、大切な人から無視されて傷ついた経験はありませんか?
幼いころ、両親から忙しいからと相手にされなかったとか、夫に話を聞いて欲しい時に聞いてもらえなかったと感じた時、無視されたようで寂しい思いはしませんでしたか?
あなたは、夫が他の人と楽し気に話をしていて無視されているような気になったことはありませんか?特に他の女性と話が盛り上がっていて、ジェラシーを感じてしまった経験はないでしょうか?そんな時、あなたはどのような態度をとりましたか?
ここを読んでハッとした方は、こちらの湯川からのメッセージ動画もご覧くださいね
↓↓↓
「夫がママ友と心の浮気しています」
https://www.instagram.com/p/Cwp1k9ryb7o/
あなたは、世間の目を気にして行動することはありませんか?
良い人間だと思われたい。
良妻賢母で女性の鑑のように思われたい。
素敵な人だと褒められたい。
自分の行動基準が人からの評価になっているところ、ありませんか。
あなたは、自分の弱い部分を認め、素直に謝ることは出来ていますか? 出来ていない点を指摘されると言い返したくなりませんか?
誤解のないようにお伝えしたいのですが、だからあなたも悪いとか、そういう話ではなく、ただ、パートナーがそう見えるということは、モラハラ夫の持つエッセンスがあなたの中にもありますよ、という事なのです。
例えば、焦らせたり恐怖心をあおってくる姿も、自分自身の一部が映っているのかもしれないと考えてみて欲しいのです。
モラハラ夫の攻撃性、「今すぐやれ」という衝動性、思い通りにいかないと子供のように暴れる幼児性。
これらが自分の中にも、もしかしてあるとしたら?と考えてみるとどうでしょう?思い当たる事がありませんか?
このようなお話すると、「いいえ!私は夫のようなことはしていない。自分より弱い立場の人に優しく振る舞いこそすれ、バカにしたり暴言を吐いたりしません!」という反論が返ってくることがあります。
このエッセンスというのは言い方を変えると、ご自身の自覚なく「隠し持っている」ものも指します。
隠し持っているものが、家族や気心の知れた友人の前などでふとした拍子に出てしまうこと、ありませんか。気のおけない人の前で出てしまう姿こそが、自分の本当の姿だとは言えないでしょうか。
また、口には出さないけれど心の中で見下したり、責める・非難することも、実は攻撃性の一種です。
「心で思うことと、夫のように大きな声で罵倒することとは程度が違うのでは?」という疑問を持つ方もおられるかもしれません。これには、カラクリがあります。自分の中にあるエッセンスは、外側に映ると大きく拡大して映し出される、という構図です。
さらに、身近な家族やしょっちゅう会う友達や同僚より、めったに会わない知り合い、報道やニュースと外になるに従って、映し出される現象はどんどん大きくなっていきます。ニュースで自分がとても気になってしまう「戦争」などは、自分の中にある攻撃性が大きく映し出される一例といえます。
今のあなたにとってこのような話を耳にすることは苦痛以外の何ものでもないかもしれません。わかります。
でも、「パートナーに見える姿のエッセンスが自分の中にもある。パートナーにそれが投影されている」ということを認識した時から、初めて現実は徐々に変わり始めるのです。なぜなら、「そのエッセンスを持ち続けているとあなたに問題が起こり続けるよ。そのままでは幸せな未来をあなたの手で作ることができないんだよ」というメッセージを、潜在意識があなたに送る必要がなくなるから。
でも、この先もあなたが被害者、相手が加害者という世界に居続ける限り、この状況は続くことになります。そう考えると、鏡の法則から得たことをどう活かすかを自分が決めるということは、大事だと言えそうですね。
こちらの記事も参考になります!
使う言葉の中にもエッセンスが見える
これまで私のところに相談に見えた相談者の方々の中には「傲慢な夫を黙らせたい」「離婚をほのめかしたら態度をあらためさせることができるかも」そういうことを、まぁ言ってみれば本音ですが、お話しされる方がおられます。
このように、何気なく口にする言葉からその方の本音が見え、そこを掘り下げていくことで解決の糸口がみえることもよくあるんですよ。
例えば、「黙らせる。」
よく考えると、結構強い言葉ですよね。「~させる」というところに、相手を自分の望むように変えたいという思いを感じます。このように、ご本人が無意識で使っている言葉を気をつけて聞いていると、本音が見え隠れする言葉に気付く時があるんですね。
そういう方には、「もし黙らせることができなかったら、自分がどうなると思いますか?」という質問をしてみます。
そうすると、ほとんどの方は予想もしていなかった問いかけに一瞬戸惑った後、しばらく考えてから
「虚しくなる」
「無力感を感じる」
「絶望する」
といった言葉を口にされます。
さらに掘り下げていくと、相手を自分の望むようにできなかった時に感じる感情の根っこの部分に「自分が見捨てられる恐れ」があったりするのです。
その恐れを感じたくないから、一所懸命相手をコントロールしたくなるわけです。でも、コントロールできないとわかると、相手を見下したり責めることで、相手に落ち度がある、自分は悪くないんだと思える状況を作り出す。
。。。ここまでお話すると、もう気付かれた方がいらっしゃるかもしれません。
「これって、先に見てきた”モラハラ夫の弱点”にあったことと同じじゃない?!」
「ここが鏡なのかも。モラハラ夫と、夫を黙らせたい私にある同じエッセンスはこれ?!」
まさにその通りなんです。
もう一つ見てみましょう。「離婚をほのめかしたら態度をあらためさせることができるかも。」
この言葉から見えてくる思いは、「相手が変わってくれることが前提になっている」ということです。
でも、相手を変えることはできません。このように、相手をなんとか変えよう変えようとしている人は、そこに膨大なエネルギーと時間と労力を注ぎ込んでいますが、それらが報われることはまず無いと思っていいでしょう。
相手次第で自分の気分や機嫌が左右されるというのは、よく使われる言葉でいうと他人軸だと言えるでしょうか。先のモラハラ男の弱点にも、これが思いっきり見られます。
これはとても不自由な状態ですね。なぜなら、いつも自分の気分や機嫌は相手次第だから。
あなたは、相手を変えることはできません。でも、あなた自身を変えることはできるんです。
写し鏡に映し出されるエッセンスを探る方法は色々ありますが、このように自分の使う言葉からも、それに気付くこともできます。
*とはいえ、自分で気付くのはなかなか難しく、プロの手を利用するのが一番早くて確実な方法です。
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客観的な視点から、解決の糸口が見えてくる
今でこそ、このようにパートナーからのモラハラに悩む方々の相談に乗り、記事を書いている私も、昔は相談者の方と同じように、夫を変えたい、どうにかして黙らせたい、離婚するしかないのか、そんな悩みを抱えていました。
今から10年以上前の話になりますが、夫との関係性がめちゃめちゃだった時、
夫からの言葉一つひとつを取り上げては
「あんなことを言う夫は完全にモラハラだ!」
「人としてあり得ない!」
それを真剣に思っていました。
しかし、逆の立場だったらどうなのでしょうか?
つまり、自分とそっくりな人が、自分の妻だとしたら・・・
今思うと、このように、客観的に自分の姿や状況を見るという視点が持てなかったことが「夫からのモラハラ、DVという状況を作り出していた」とも思えるのです。
相手の立場に立ってみること
昔の私は、夫が家のことでお金を払うのは当然で当たり前のことだと思っていました。
それに対して感謝していたつもりだったけど、本心では倹約家の夫のことを
「ケチケチして器の小っちゃいヤツだな」
「もっと気前良く払えよ!」
なんて思っていました。
そう思っていた私は、少しでも自分が食費や日用品、子育て関連の費用を負担することになろうものなら、「これは経済的DVだ!」ともやもやしていました。
夫婦関係が悪化し、夫とは5年間ほど別れて生活を送りましたが、その間、小中学生の2人の子供との生活費は全て私が工面しなくてはいけない状況でしたので、子供たちのために必死に働きました。
当然、家計に余裕がなく、自分の欲しいものを買うことはほとんどなかったのですが、ある日ちょっと奮発してブランドのリップを買ったことがありました。
すると、それを見つけた当時中学生の息子が「いいよなぁ。お母さんばっかり。」「ケチケチしないで、俺たちにもたまには買ってほしいよ」と言ったんです。それを聞いてカチン!ときました。
ケチだと?!
たまには自分のものも買ってだと?!
何を言ってるんだ?!
母親が日頃からどんなに苦労して、子供たちの学費だ、部活の遠征費用だ、習い事の月謝だ、とお金も労力も使っているのか全然わかっていない。
悲しいやら腹が立つやらで、思わず息子に声を荒ららげてしまったのですが、ふとこの時に気が付いたことがありました。
私はこれと同じことを、夫にやっていたのでは?
夫がどんな思いで家族のためにと働いてくれていたのか
どれだけのことを家族のために負担してくれていたのかが私は全然分かっていなかったのではないか。
実際のところ、家賃、保険料、税金、子供達の塾代、車の諸費用などの大口の費用は夫がほぼ支払ってくれていたのです。
出してもらってる部分は全然見ずに、ケチだ、たまには気前よくお金を出せよ、なんてことを言っていた自分の姿に気付い時、申し訳なくて顔面から火が出る思いでした。
夫との関係が改善した今、あの頃の自分にこう言います。
「何もかも夫に支払わせて当然だと思っているあなたこそが経済的DVでっせ!」
そこから、黙って夫が家族のためにしてくれていたことが段々と見えてきました。それは決して当たり前のことではなかったというのが、5年間の別居生活で夫の立場に立てたことでハッキリわかりました。
責任をとれ!ーそれを指摘するのはモラハラ夫?!
昔の私は
「お前は本当に責任を取ろうとしない、自分のケツくらい自分で拭け!」
と、夫からよく言われていました。
でもその時の私は、夫がなぜそう言うのか全く分からなかったんです。
あの頃、私は夫にお金を出してもらい、色々なセミナーに出まくっていました。
「習って来たものは会社に還元するんだから会社がお金を出して当然でしょ」と
社長である夫から無理やりオッケーを貰っていました。
最初は「いいよ」と言っていた夫が、段々「ダメ」と言うようになって来たんですね。泣く泣くセミナーをキャンセルしたこともありました。
その時の私は
「意地悪をしている」とか「ケチすぎる」とか
「お金の使い方が分かっていない」とか、そんなことを思っていたんですよ!
夫からは冒頭のように「お前は自分のケツを自分で拭けんヤツや!」とよく言われておりました。
同時は夫のその言葉の意味が、恥ずかしながら全く分かっていなかったんですね(苦笑)
今から思うと、本当に家族や会社の為になると思ったら、夫はお金を出していたと思うのです。
事実、必要なものにはちゃんと出す人でしたから。
でも「ダメ」と言うってことは、私は、会社に還元出来ていなかったということ。
自分だけの学びにしていただけ。
もっと言えば、私のやっていることはまるで「遊び」だったんですよ。
仕事だったら、成果を出してナンボ、ですから・・・。
だから夫は「出さない」と言ったんですよね・・・。
あの頃の私に言ってやりたい。
「そうやって美味しいとこ取りだけして、やりたいことだけやっているのは、子供と同じ!仕事だと思うなら結果を出せ!それが大人だ!」ってね。
つまり、自分のやったことの責任をとれていなかったということ。夫はまさにこのことを伝えようとしてくれていたんですね。
私はかつて、いろんなことから逃げまくっておりましたが、今から思えば一番逃げて来たのは「自立する」ってことからだなあと。
改めて思うと、ここから一番逃げていたんですよね。
自立って「自分で決める」、
そして人のせいにせず「責任を取る」「自分で自分のケツを拭く」が出来る人のことだと思うんです。
被害者だと思っていたら、無自覚の加害者だった!!!
月日が経ち、今となっては夫の言う事は、至極真っ当なことだと思えるのです。が、
若かりし当時の私は、今とは全く真逆に捉えていたんですよね。
自分はDVモラハラ夫を持つ、可哀想な被害者。
いつかこのモラハラ夫を黙らせたい!と意気込んで思い込んでおりましたが、何て事は無く
自分が子供過ぎて、夫を傷つけているとも気づかないくらい「無自覚の加害者」だったのです(泣)
夫がどんな思いで会社を経営し、家族を支えてくれていたのか・・・責任をとってくれていたか。
あの頃の私は本当に分かっておらず、自分こそが圧倒的な被害者、悲劇のヒロインだと思い込んでいたんですよね〜。
上手くいかないことを人のせいにしている間は、本当の意味で幸せになれません!
ベストパートナーシップなんぞ、まだまだ先にあると思ってくださいね。
でも、本当のことがわかると、解釈がガラリと変わって本当の幸せを手にしている方は、プログラム受講生でもゴロゴロおられます。
耳障りな話は聞かない!ではもったいない
「何度も耳の痛い事を言われる」
「うるさいあいつを黙らせたい」
そう思った時、実は、それくらい言われないと聞かないくらい、あなたは相当な頑固者なんだ、とも言えるんですよ。
「いろいろやっているのに現実が全く変わらない!」という人ほど、人からのアドバイスを聞きません。
耳障りのいい言葉だけを聞いて、自分に都合の悪い言葉はスルーする。これは本当にもったいない。なぜなら、その言葉は「今の自分に足りないことをピンポイントで教えてくれているのかも知れない」からです。自分には見えていない、自分の客観的な姿を教えてくれているとも言えます。
相手からの耳障りな言葉ほど、そうである可能性が高いもの。
その言葉は、「もっと大きく成長できるんだよ。あなたにはその力があるよ」という、未来の自分からのメッセージでもあるのですよ。
この記事が参考になります。
物事を自分の見たいように見ている事を知る
物事の見方は、人によって違います。なぜなら、その人その人の持つ解釈があるから。問題が起きる時、このものの見方、解釈の仕方が原因になっていることが多々あります。
先ずは、事実とそれに対する解釈とは何かをあらためて見て行きましょう。
事実と解釈
事実とは、実際に起こった出来事です。誰が見ても動かせない客観的なもの。
一方、解釈とは自分の考えや感情、思い込みが入っているもの。主観的な意見のことです。
例えば、
後輩に頼んだ仕事にミスが有り、それを自分が上司に叱責される羽目になった。その不満を夫に話したら、「そりゃ、お前が悪い」と言った。
事実はこれ→夫は「そりゃ、お前が悪い」と言った
でも私たちはこういったことに脊髄反射の如く勝手な解釈をつけてしまうんですよね。
例えば「十分に話も聞かないで」とか「私をバカにしたような口調で」とか。
その解釈に対して、さらに感情が湧き立ち「夫はちっとも私の気持ちをわかろうとしない」などと、自作自演の妄想劇場が始まるわけです。
こうなると、そこにどれだけのエネルギーの無駄遣いをしているのか。
ぜひ皆さんも、直近で心がざわざわしたネガティブな出来事を思い出してください。
それを、事実と解釈に分けて読み上げてみましょう。
どんな感じがしますか?
事実と思って読んだ言葉に何か感情がモヤモヤするなら、その言葉にあなたの「解釈」が紛れている可能性があります。
事実は五感で感じるもので、自分の感情が動きませんから。
特にパートナーに対しては、かなり「解釈」の入る余地が大きくなりますからね!
モヤモヤする時は、事実と感情を分けて整理してみると良いですね。
こうすることで、とっ散らかっていた、頭の中もスッキリします。
そして大事なことは、そもそもその解釈を作るに至った
自分の信念や思い込みを探し出すこと。
ここが何よりも大切。
こちらの記事には解釈から、その奥にある「思い込み」や「信念」を導き出していくプロセスを説明しています。ぜひ参考にしてくださいね。
夫に浮気させてしまう妻の驚きの原因とはー本気の浮気 匂わせ女からの解決方法
現実が変わらない時 あなたが知るべきこと
問題が起こった時、何とか解決してほしい!と心の中でいくら祈っても、問題って解決しないですよね。
問題が起こったときと同じレベルの自分だと、何も変わらないわけです。
ってことは自分のレベルを上げないとイケナイってこと!
「自己成長」無しに、問題解決はない!
だから相手を変えても、引っ越ししても何も変わりません!
自分に向き合い、これまで見ようとしていなかった自分の未熟な点や、傲慢な点を修正していくことで、自分が変わるワケです。
その変わった自分で、相手に関わるからこそ、相手も変わるし、現実が変わっていく、ということなんですね。
だからまずは「自分のほうを変えていく」ということが大事。何度も言いますが、相手を変えようとしても、それは徒労に終わります。
自分を変えずに「問題が解決しません!」と言っても「そりゃそうだよね」になるわけ。現実を変えていくためには、自己成長・自己変革が必須なのです。
これまでこのブログでご紹介してきたことを取り入れてみることも、自己変革の準備・取っ掛かりになると言えますね。
例えば「相手は自分の写し鏡。」
パートナーの姿は自分の姿を映し出すひとまず認めてみる。その上で、共通のエッセンスが「攻撃性」だと気がついたら、自分にそのエッセンスがないかを考えてみる。
これまで自分の思う通りにならないからと、相手を心の中や実際の場面で責めてきたことがあったら、相手に今の自分が感じているのと同じ思いをさせたかもしれない。それに気付いたら、心の中で謝罪してみましょう。相手に対して「本気で謝る」ということです。
自分の非を認め、しっかり謝れるのは、大人にしかできません。
子どもはいつまででも「ワタシは悪くないー!」とダダをこねますからね。
だからそれができたのは、まさに「成長」なんです。
どこか「自分は悪くない」を持ったままの謝罪では、現実は変わらないのです。
ヒエラルキーについて
これもまた私自身のエピソードにはなるのですが、これ、すごく大事なことなのでお伝えしたいと思います。
ヒエラルキーがトンチンカンな嫁のエピソード
もう数十年前の話になりますが、私は結婚してすぐに夫が経営する会社で働き始めました。
それまでは経営コンサルティング会社に勤めていましたので、様々な企業を見る機会があったんです。
結婚して、夫の会社に入ったにも関わらず、外部の視点で私はこう思ったのです。
「スタッフのやる気があって業績を伸ばしている会社は、上層部が部下を認めて褒めて伸ばしている!
社長である夫は寡黙で怖いイメージがあるから、私が話しやすい雰囲気を作っていい会社にしていこう!
それが内助の功だし私の役割だ!」
そんな風にど真剣に思っていたんですね。
そのため夫の会社の部下たちと、仲良くなるために
飲み会などの懇親会をしょっちゅう企画しては親睦を深めておりました。
その事が社長である夫と、社員たちの、橋渡しになると思っていたんですね。
ところが社長である夫からは
「社員と飲みに行くな!」
「部下と遊びに行くな!」
「お前はそれをすることのリスクが分かってないのか!」
ときつく叱られていたんですよね。
でもその時の私は
「部下と仲良くする私に夫がヤキモチを焼いている」
「自分がみんなと仲良くなれないから、僻んでいるんだ」
「そんな事言うなんて夫は器の小さいダメな奴だ」
と真面目に思っていたんですね。
このブログを読まれている方はどう思われましたか?
大事なのはヒエラルキーを守ること
当時は社長(夫)が怒る意味が全く理解できていなかったんですよ。
今思うとほんと恥ずかしいヤバイ奴でした(汗)
社長に一番近い嫁である私が、社員と友達のようになってしまう事で、それまで夫が築いてきた上下関係が見事に壊れてしまったのです。
「上下関係が崩れる=指揮命令系統が正しく伝わらない」
こうなると、ピラミッド型組織において、どれほどの悪影響を及ぼすことになるのか、あの頃の私は全く分かっていなかったんです。
今から思えば、全くトンチンカンでズレたことをしていたので、夫の怒りも十分理解できて、もちろんしっかり反省もしました。
この、トンチンカンでズレている感覚ってどこから来ているのかわかりますか?
インナーチャイルドの成せる技
これは私のチャイルド思考が、親に対して思っていた勘違いから発生したことなのですが、親に対して
「親と私は対等」
「親は友人のような気軽な存在であれ!」
「親が勝手に決めず、私に納得出来るよう説明せよ!」
このように子供時代、両親に対して求めていたからこそ、部下に対してもそうすることが「良いことだ」と、それが当然だと思っていたんですね。
要は家族内のヒエラルキーを全く理解できず、親を舐め切った態度で育ったと言うこと。
だから自分が舐められている事に気づかないし、自分が夫の仕事の邪魔をしている事にも全く気づかないという、お恥ずかしい状況を作っていたのです。
大切なのは家庭内のヒエラルキーを今一度理解すること
これ会社経営している人ばかりではなく、一般家庭でも全く同じ事が言えるのです。
一番責任を負っている人がトップなのです。
多くの場合それが親であり、夫であるはずです。
ここでご自身の現在の状況を振り返ってみていただきたいのですが
●親や夫から言われる事に対して、素直に聞く耳を持って接していますか?
●それに対して素直に行動に移せていますか?
●親や夫の意見をいい加減に聞いてませんか?
●夫が自分の思ったようにしてくれないからと言って、ギャーギャー騒いでいませんか?
もし該当するならば、あなたのヒエラルキーの見直しが必要だと言うことなのです。
仕事の時は、社長や上司に指示命令されたら、全力で仕事をやりますよね。
なのに夫や親になると、いちいち説明を求めて、納得感を求めていませんか?
モラハラ夫の対処法~幸せな結婚生活を取り戻す方法のまとめ
ここまでで、私がお伝えしたい「問題を根本解決するために大事なこと」という内容をご理解いただけたでしょうか。
ここでは、要は何を一番お伝えしたかったのか、それをまとめてみました。
自分を成長させることに集中する
モラハラ夫を黙らせたいと思うあなたが目指すべきこと。
それは、モラハラ夫の言動に対して、精神的に自立した大人の女性として対応ができるよう、あなた自身が成長することです。
相手が悪い、相手を変えたいと、こうして人にかまけるのはやめて自分の成長のためにできることに集中しましょう。毎日、成長のための行動を一つ一つ積み上げていくのです。
そのためにお役に立てていただきたいヒントをここまで書き連ねてきました。
それらが目指すところは、自分の人生を、自分が選択・決める覚悟を持つ自分になることです。
皆さんの誰もが、それができる力を持っています。これまでたくさんの相談者の方々が、持っていた輝きを取り戻していかれる姿を目の当たりにしてきた私には、そう思えます。
被害者でいる選択を手放す決意をする
ここで決めることは
・自分のことは自分で決める人生を生きるか
・相手の支配下でコントロールされ、操作される人生を生き続けるのか。
どちらか決めるという事。
これは、離婚し独身で生きるという意味とはちょっと違います。
たとえ夫婦であっても夫依存ではなく、生き方そのものを自分で選択できる力を持つことが大事なのです。
これこそがモラハラ夫を黙らせる秘訣!と言うより、夫が自立したあなたの生き方にいちいち口出しする必要がなくなる最善の方法と言えるのです。
先ほどの項目でもお伝えしました。自立とは、自分で決め、その結果に責任を持つこと。
それは、「あなた自身とあなたの愛する人が自分を取り戻す」方法でもあるのです。
あなたにおススメの人気ブログランキング3選
①夫婦喧嘩!思い込みが激しい人の原因と対処法でコミュニケーションの問題解決!
これも先ほど同様、自分の正しいと思った思い込みが邪魔して相手の話を素直に聞けない時に読んで欲しい記事です。
自分も相手も絶対に正しいという事はありませんので、そこはよくよく理解すべし!
②鏡に映る自分のホントの姿ーパートナーシップ成就への道
「相手は鏡」を理解していただくのって最初のうちは抵抗があるものです。
だって、特に嫌な相手に自分の姿が写る事が多いんですよ。
そうなると、「いや!私はあんなんじゃない!」とスルーしがちなんですが、これって実にもったいない事なんです。
鏡を覗き込んだ時に化粧が崩れていたら直すでしょ?
それと同じと思って気楽に捉えてみて欲しいのです。
③自分に向き合う具体的方法!自分と向き合うメリットと向き合えないことによるデメリット
ここまで読み進めて来たけど、頑固と言われても認めたくないし、絶対夫が悪いのでどうしてもあいつを黙らせたい!
そんな風に思う方もおられるかもしれません。
そのお気持ちも分かります。
というか最初は皆さんそうなんですよ。
なので、自分と向き合えない事のデメリットも知っておいて欲しいなと思いますので、おススメの記事にしてみました。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事に対する感想やコメントをいただけたら嬉しいです。
パートナーシップのお悩みは本当に人それぞれ様々なのですが、セッションを受けられた方のお話を伺うと、問題の根っこが幼少期の親との関係性にあることも多々あります。
これがなかなか根深くて、自分一人で解決するのはなかなかハードルが高いのが現状です。
そんな時には、カウンセリングを利用していただくといいと思います。
お客様の声がありますので、どうぞこちらもご覧ください
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最後に質問です
あなたはパートナーシップにおいて、同じような問題で繰り返し悩んでいませんか?
・いつも自分は我慢ばかりしている。
・パートナーは自分の気持ちを理解してくれない。
・何をどう言えば分かり合えるのかわからない!
このようなことを口にはしなくても、心の中でそう叫んだことは一度や二度は、あるんじゃないでしょうか?
ここで、1つ考えてみて下さい。
「あなたはこの事に悩み始めてから、どれぐらいの時間が経っていますか?」
いつも同じような苦しい恋愛を繰り返したり、幸せになるために結婚したのに、「こんなはずじゃなかった!」「私ばっかりしんどい思いしてる!」と、ため息ばかりの日々を過ごしているなら、そろそろ自分の人生を真面目に見直す時期なのかもしれませんね。