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湯川の半年間のマンツーマンプログラム「パートナーシップ心理学アカデミーベーシックコース」を受講中のAさんとの対談です。
わずか3ヶ月でDVモラハラに悩んだAさんに、どんな変化が訪れたか?生の声を聞かせていただきましょう。
湯川:今日はAさんと対談させていただきます。Aさんよろしくお願いいたします。
Aさん:はい、よろしくお願いいたします。
そもそもの悩み
湯川:そもそもAさんはどんなお悩みがあって、湯川のところに来てくださいましたか?
Aさん:はい、一番は夫からのDVモラハラです。
生活していく上で、コミュニケーションがうまくとれませんでした。
常に口論になってしまう。普通の会話がなかなかできない。深い話なんて、もっとできない!
Aさん:なので自分の意見を通そうとしたり、自分の気持ちを強く出そうとすると、DVや暴言にすぐに発展してしまうので、いつか子供にもそうされてしまうんじゃないかという恐怖がありました。
子供が成長して、子供の前でそれを見せることになってしまったら、子供にも悪影響があるなと。
湯川:湯川:なるほど、大変でしたね。
Aさん:はい、離婚も考えましたし、一人で生きていかなきゃいけないのかしら、と。
でも私、一回離婚してますし、2回目の離婚はそう簡単にはできないと思っていましたね。それで日々悶々と同じことで悩んでいました。
何がどう変化したか?
湯川:そんなところから今、どんな風に変化されましたか?
Aさん:はい、今は夫が暴言吐いたり、物を投げたり、手を出したりっていうのは、ほぼほぼない状態ですね。口論になること自体グッと減りましたし、口論になりかけてもその手前で止めることができるようになったんですよ。
Aさん:どちらかが折れたり、これ以上はやめようとどちらかが謝ったりできるようになったんですよね。
発展していく手前で止めることができるようになった。
手をあげたり言葉でもかなり攻撃的だったのが、すっかり落ち着いているんですよ。私が何かを言っても、穏やかになりましたね。私よりも夫がすごく変わってくれたように思うんですよ。
湯川:おおー、そう言えるAさんがすごい!
夫が変わった理由
湯川:なぜ夫がそんな風に穏やかになったと思われますか?
Aさん:はい、私がこれまで夫のことを見下していたからです。それがよくわかりました。
確かに自覚はあったけど、夫からきつい言葉で言われたら、どんどん自分も攻撃的になっていきました。
夫に攻撃的な言葉を直接言ったり、言わなくても心の中でいつも「なにくそ!」「あのくそ男め!」などどんどん汚い言葉を夫に対して持っていました。
湯川:Aさんも結構攻撃的だったんですよね。
Aさん:あはは、そうなのです。でも自分の場合は「そんなの仕方ないじゃない」って感じで。綺麗に棚にあげていました。
それがセッション受けてから、夫の仕事の大変さだったりとか、責任を負ってくれていることだったり。それに育児家事も、お願いすればやってくれる夫だよねと気づけたんですよ。
Aさん:これまでは当たり前で「もっともっとやってくれ!」と思っていたことにきづいたんです。
それを一旦やめて、やってくれていることに意識が向くようになりました。
これまでは上辺だけの「行ってらっしゃい」「気を付けて」「お給料持って帰ってきてくれてありがとう」が本当に心から思えるようになったんです!
だからこれまでのように、言葉であれこれ細かく言わなくても、伝わっている感じなんですよ。
それが夫も「大事にされているだなあ」とか「尊敬してもらっているんだなあ」とやはり感じたんだと思うんです。
ほんと、今までなかった変化ですね。
変化をもたらした「違い」とは?
湯川:プログラムを受ける前も、他のところでカウンセリングを受けたりとか色々やってこられてましたよね。一生懸命修復しようとしてこられたはずですが、これまでと一体何が違ったのですか?
Aさん:私の根本が違っていたと思います。
テクニックとかコミュニケーションのスキルとか、そういう表面的なことに力を入れていてましたね。
被害者意識でいたので「夫が悪い」と。
スタートが間違ってました。それに心底気づけたのが大きかった。
Aさん:恥ずかしいんですけど、、、、
ひどい時は夫のことを病名を勝手に当てはめて「絶対夫はこれに違いない!」と決めつけていたんですよ。
病気だからこんな暴言を吐くんだと思ってました。
あの頃は、そういう「暴言に対する接し方」なんてのを学んでましたね(笑)今から思うと、本当にズレたことをしてたなあって思います。
湯川:いやー湯川も似たようなことを散々やってきたので、よくわかりますよ。人ごとじゃないですね(笑)ちなみにAさんは2020年の12月末がファーストセッションでした。今で3ヶ月経ったところですが大激変されましたね!!
Aさん:はい、ほんとすごいです。ここまでガラッと変わるとは自分も思っていなかったので、びっくりです。
夫のDVを冷静に見る
湯川:今から思うと夫は本当にDVだったと思いますか?
Aさん:はい、当時の夫は確かにDVモラハラだったと思います。
でもそれを誘発させていたのは、私の言動だったり、意識だったり、行動が大いに関与してたなと思えます。
湯川:Aさんも結構夫に言い返してましたものね(笑)
Aさん:はい、でも自分の場合は夫から責められるからこれくらい当然だ!と思っていたんですよ。
やっぱり自分に非があるとか、自分にも問題があるっていうのを、本当の意味で理解してなかったんです。
やっぱり「鏡」なんですよねー。
湯川:そこまで思えたAさんが素晴らしいですよ!
Aさん:あははー。まあ100%向こうが悪いとは思ってないんですけど、どこかで常に「でも相手も悪いよね」「だから私はそこまでやらなくていい」みたいな。
そこまで自分を変えようとする努力をする必要は無いと思っていたし、できてなかったんだと思うんですよね。
あの当時、夫から「俺は責められている」とよく言われていました。
ちょうど出産・育児と重なって、同時に結婚生活がスタートしたのでなおさらだと思います。
体に出ていた変化
湯川:DVモラハラを受ける側ってそりゃ怖いですよね。
Aさん:はい、本当に怖かったです。体に症状が出ていました。
動悸だったり蕁麻疹だったり、喘息が悪化しちゃったり。1日身動きが取れなくなってしまったり。
Aさん:夫が階段を上がってくる足音だけで、体がこわばっちゃう。
そういう時がありました。
あ!言ってて思い出しましたけど、そういや今それが無い!
もう足音にビクビクしなくなってる!!
おおー!すごい嬉しい!!今言いながら思い出しましたよー!
ちょっと前まではすごくビクビクしてたのに!
湯川ーそうですかー。それを忘れていたくらいなのですね。ホント変化されましたねー。
Aさん:いやもう大変化です。
家の中の雰囲気も明るくなりましたしね。家族の笑顔も増えたしね。お互いのことを助けるようになりました。不思議といい循環になってます。
変化のターニングポイント
湯川ー変化を実感したのはどのタイミングでしたか?
Aさん:もう1ヶ月目からですね(笑)すぐでした。
親への謝罪ができた時に、夫への見方や接し方が何か変わっちゃったんですよ。
湯川ー具体的には?
Aさん:セッション終わってから、両親に直接謝罪する機会がたまたま訪れてやったんですよ。父に電話で直接自分の言葉で伝えられたんですよね。
たまたま半世紀続けた仕事を定年退職したという連絡を受けて、その時にね。小さい頃から父がどれだけ大変な思いをして私たちを養ってくれていたか、それに思いを馳せたら、もう号泣!(笑)
12年前に退職した時にも話したのですが、その時とは比べ物にならないくらいの深い謝罪が父にできたんですよ。心から「本当にありがとう」「そしてこれまで本当にごめんなさい」って。
湯川:なるほどー!
Aさん:そのあと夫が急に退職することになって、もうびっくりですよ。
今までだったら「なにやってんのよ!」「安定したサラリーマンやめて個人事業主?いい加減にしろ!」って言ってたと思うんですけど、たまたま私も4月から仕事復帰するし、収入0にはならないし、前からそういう話も夫からはチラリと聞いてたので「ここは応援するぞ!」と腹をくくれたんです。
それで「じゃあ、あなたのやりたいことやってみたら?」と言えたんですよ!!
もう自分の変化にびっくり!!(笑)
湯川:あはは、自分にびっくりされたんですね。今までならどう振る舞っていましたか?
Aさん:はい、今までなら不安でいっぱいで「これからどうするのよ!どうやって食べていくのよ!どんな仕事するのよ!」と根掘り葉掘り聞きまくって責めていたと思います(笑)
でも「信じて任せよう」って思えたんですよー。
そしてもうすぐに個人事業主の仕事もちゃんと入って、今ちゃんと仕事やってくれているんですよ!
わずか2週間くらいでいろんな準備を整えて、一気にやってくれました!すごい勢いで。サラリーマン時代の倍の収入も得られるようで、今すごい頑張ってくれています。
このプログラムの良さは?
Aさん:まずは個人セッションで根本的な問題に気付かせてもらえたこと。
セッションをやって満足ではなく、チェックシートで振り返りをする点も良かったです。
自分の課題や問題を明確にすることが出来て、具体的にどの様に思考や行動を変えていくかはっきりするからです。
フェイスブックグループも、同じ様に悩んでいる仲間がいるという心強さ、共に成長していこうといった連帯感があり私にとっては大きな存在です。
メンバーのログを読んだり、メッセージのやりとりをすることで、自分と照らし合わせ振り返りになったり、新たな気付きを貰ったり、励まされたりと本当に宝の宝庫ですね!
このプログラム迷ってる人に対してのアドバイスがあるとしたら?
Aさん:迷っているんだったら絶対やった方がいいと思います。
でもどうしようかなって思っているんだったら、やらない後悔よりやってみなきゃ何でもわからない。コックピットに入って見なきゃ分からない。だから勇気を出してほしいですね。
Aさんとの対談は以上になります。
Aさんはこのプログラムを受けるまで、湯川のメルマガを半年以上もずっと読み続けておられたんですね。
DVモラハラで悩み続けたAさんは、いろんなカウンセリングも受けて来られていました。
しかし「父親への見下しが夫への見下しに繋がっている」ことに気づかれ、さらに未熟な思考からしなやかで成熟した大人の思考に変えて行ったことで、ずっと欲しかった「家族の幸せ」という宝物を手にすることが出来たのです!!
これからもますますお幸せに!!