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私のブログやメルマガで、何度も出て来る重要なキーワードに「鏡の法則」があります。
これ、ホントの意味で理解出来ている人は、まだまだ少ないなぁって思います。今日は「鏡の法則」の本当の意味についてお伝えしますね。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
モラハラ夫「鏡の法則」のよくある誤解
例えば「夫がヒドいDV&モラハラなんです!」という相談に「鏡の法則」を当てはめると、自分は夫と同じ様にDVやモラハラをしている、ということになります。
でも、そういうことをしていない人からすると
「はあ?私は夫のようなDVやモラハラなんてしていません!」と思いますよね。
そりゃ自分がやってなければ、当然そう思うのも無理はありません。
ただ、これは湯川から見ると 鏡の法則を表面的にしか理解していないと、言わざるを得ないのです。
「鏡の法則」とはどこを見るべきなのか?
ここでいう「鏡」というのは「全く同じ行為や言動」ではありません。
むしろ、その行動をとる動機や理由のことなのです。
なので相手の言動の「動機」や「理由」こそ映し鏡ではありませんか?ということなのです。
夫がヒドいDVやモラハラだとするならば、その動機や理由は何か?
モラハラ夫とあなたは何が「鏡の法則」なのか?
DVやモラハラをやってしまう人って、どういう動機や理由がありそうでしょう?
これは人によって意見が変わってきます。
例えば
・自分の思い通りにならないと我慢できない!
・人を自由に動かしたい!
・今すぐやってくれたり、分かってくれないと嫌!
・プライドが高く自分の非を認められない!
などがあるかもしれませんね。
だとしたら、このような「攻撃性」や「衝動性」「幼児性」だったり、そういう動機や理由をあなたも持っていませんか?という事です。
あなたは夫に対しては、その部分を出していないかもしれないけど、全く別の領域で,別の人には思う存分出しているかもしれません。
ちなみに私が夫と全然うまく行かなかった時、ずっと夫のことを「DVモラハラ夫だ」と思っていたんですよ。
だからそんな時に「相手は鏡だよ」なんて言われたら、きっと猛反発していたと思います(苦笑)
でもね、子どもには「攻撃的」だったり「衝動的」な部分を、存分に出していたわけです。
さらに、当時勤めていた夫の会社の一部のスタッフや、実母には思いっきり出していました・・・(反省)
でもね実母に対しては「当たり前すぎて」そんなことを自分がやっている、とすら気づかなかったの。
モラハラ夫とどの部分が鏡か?
鏡の法則を本当に理解するためには、大嫌いな人や、何とか変わって欲しい人と自分の「どの部分が鏡なのか」
その「動機」や「理由」に気付くことが、最重要ポイントとなります。
しかし、これが自分のこととなると、悲しいくらい見えてこないのですよ。
なぜなら「自分は正しい」「問題は相手にある」と思い込んでいるからね。
先ほどもお伝えしたように、かつての私は実母に同じことをやっていました。
自分は「正しい」と思い込んでいましたからねー。
なのでそのスタンスを捨てない限り、この視点は全く見えてこないのです。
これについて、クライアントさんから感想を頂きましたのでご紹介します。
散々ブログやメルマガを読んでいて、自分では分かったつもりになっていましたが、
本当の問題点をズバリ指摘されて、目からウロコが落ちたようでした。「相手は写し鏡」の本当の意味がようやく理解できました。
相手と自分が鏡の関係とは、これまで全然思えていなかったけど、こんな部分で同じだったんだ!と分かったのはショックでした。知らずにいたら、きっと同じことを無意識にやり続けていたと思います。そっちのほうがずっと怖い!!!
本当に分かって良かった!!!(Sさん)
そうですよね。
幸せになりたいはずなのに、無意識で逆の方向に向かう特急電車に乗り続けていたなら、気づいた時には目的地と大きくかけ離れています。
そちらのほうが、ずっとショックですよ笑
モラハラ夫と自分は鏡と思えない理由「人は見たいように見る」
相手の事ならよく分かるのに、自分のことになるとサッパリ見えない。
これみんな同じですからね。
だからこそ堂々巡りで何も変わらないのが人間なのかもしれません。
相手が悪い!
相手が未熟なんだ!
そんなことをいくら言っても、あるいは相手を変えても、何一つ解決しないのです。
相手に見える嫌な所は、自分自身を修正していくポイントとして見えているのですから、自分こそ変えていくということなのです。
「相手さえ心を入れ替えてくれたら!」
「相手が変わってくれたら!」
そんな他人任せの人生をいつまで送りますか?
まとめ
自分の人生は、自分が創り上げていくものです!
あなたのこれからの人生は、どちらの方向に進むのか自分の意志で決めること。
そしてその力は自分の中に十分眠っているのです!
自己の力を信じて、欲しい人生にしていきましょう!
湯川央恵
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