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確認しよう!それだけで思い込みがかなり改善されます!
「思い込みが激しい」というのは通常なかなか気づけません。意思疎通がうまくいかないことが続いたり、相手から言われて気づいたり。自分でも「あれ?」ということが増えてきた時に”はじめて”気づくことが多いですね。
今日は「自分ってもしかして思い込みが激しいかも?」と自覚のある方はもちろん、無い方でも参考になる記事です。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
思い込みが激しい人の事例ー夫婦関係と職場
ある方の事例をお話ししましょう。
夫から書類仕事を任された。
言われたものを渡したら「何を聞いてたの?全然頼んだ事じゃないよ」と言われた。
そんなことない!と言い返したけど、なんかモヤモヤする。翌日、上司からも似たようなことを言われた。
そう言われればお客様や同僚と話していても「いや、そういうことじゃなくてね」とか「もう一度質問するね」と言われることが、ちょくちょくあったかも・・・。
自分は一生懸命やっているのに!!!
なんでこんなことになるの!!!
思い込みが激しい妻改善の特徴
読んでいただき、どう思いましたか?
「うわっ!私のことだ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんねー。
一生懸命やることと、思い込みで仕事をすることとは全く別の話。
以下に思い込みが激しい人の特徴を簡単にあげてみますね。
指摘や注意をそのまま受け取れない
事例を読むと、おわかりかと思います。
夫からは「頼んだことじゃ無い」と言われているわけです。だとしたら「そうなんだ!どこが間違っていたんだろう」と素直に受け取ればいいだけの話。そのほうがずっと早いですよね。
でもそこで「そんなことない!」となぜ反発するのか?って話なのです。反発以外に「無駄に落ち込む」という人もいます。
つまり指摘や注意は「否定」や「攻撃」と受け取ってしまう、ということですね。だから反発したり無駄に落ち込んでしまうの。
ピンポイントで修正部分を教えてもらっているのに損ですよね〜。勿体ない〜。
人の話を聞かない
「自分は正しい」という前提があるので、基本 人の話を聞きません。
人の話を聞かないので、相手の質問にも正しく答えられません。本人は答えているつもりなのですが、実際は「聞きたいように聞いて、言いたいように言っている」ということ。
なので他人から見ると、かなりトンチンカンな受け答えを平気でしているんですね。
人の話をまともに聞かない人の話は、聞きたくありませんよね。
なので人の話を聞かない人は、同時に自分の話を聞いてもらえません。
この状態が続くと、パートナーシップはかなり厳しいものがあります。
「なんでうちのパートナーは私の話を聞いてくれないの!」と怒るまえに、あなたが相手の話をしっかり聞こうとしているのか?ということです。
夫婦関係ー思い込みが激しくなる原因
一体どうしてこんなことになってしまうのでしょう?思い込みが激しい方は、かなり視野が狭いため、他人を受け入れるのが苦手。だから孤立感もあるはずなんです。なので本音はきっとここから卒業したい!って思っていうはずなんですよね。原因をしっかりみていきましょうね!
「私が正しい」が余りにも強い
子供のころから親や祖父母、周りの大人たちから劇可愛がられ大人になった人。基本周りの大人たちは優しくて、自分の思ったことを大体は尊重してもらえた、という方に多いのです。
「え?うちはそんなんじゃない!」と思ったあなた!
あなたにその自覚がなくても「打たれ弱い!」「他人からの指摘が苦手」という場合「相当可愛がられたんだ」と思ってもらった方がいいでしょうね。
大きな挫折がなかった
上記に関連していますが、周りの大人から優しくされ、自分の思ったことを大体は尊重され続けてきたことで、挫折経験があまりないのです。
ということはどういうことか?
「自分は正しい」を何の疑いもなく、今の年齢までナチュラルに持ち続けている、ということなのです。
なので、何かトラブルや思い通りにいかないと「相手が悪い!」と自動操縦の如くナチュラルに思っちゃうんですよね。
今、もしかしてあなたは大きな挫折経験を味わっているかもしれません。
それが、パートナーシップ、夫婦関係・恋人関係で問題勃発ということであれば
「自分が正しい!」と思うまえに、その思いこそが、問題を拗らせている原因かも、と自分を振り返ってみた方が良さそうですよ。
客観視できない
「自分は正しい」という思いが強すぎることで、自分にとって不都合な出来事や失敗が続くと「なぜ私ばっかりこんな目に遭わなきゃいけないのか!」と思うんですね。
すると自分だけがこんな辛い思いをする「悲劇のヒロイン」になります。
それはそれはドラマティックに自分が如何に大変か、如何に可哀想か、如何に相手が変な人で、そのおかげで自分はどれほど理不尽な目に遭っているかを、詳細にして、涙ながらに周りの人に訴えます。
周りの人が同情し「それはあなたは悪くないわよ!」などと言われようものなら、「やっぱりそうよね!私は正しいわよね!」とさらに思い込みを強化させていくんですね〜。
いや〜、こうなると一人妄想劇場ですよ!
思い込み改善方法ー夫婦関係でできること
ここまで思い込みが激しいことのデメリットをお伝えしました。
しかし思い込みが激しいことで得られるメリットもあるのです。
例えば「自分の信念を信じて突き進める」「強い意志で目標達成できる」など素晴らしい点はあります。
とはいえ、やはりデメリットの影響は計り知れません。
恋人・夫婦関係などパートナーシップにおいてトラブルが続き、デメリットの影響が大きいと感じられた場合は、改善していったほうがいいですね。
ここからは、パートナーシップにおいて男性でも女性でも、両方ができる対処法を紹介します。
「自分は思い込みが強いほうだ」と自覚する
思い込みが強い人ほど、自分は極めて中立な視点で見ていると思いがち。
なので人から指摘されると「むきーっ!」と怒ってしまうんですね。怒る視点ですでに中立じゃないって証明なんですけどね(笑)
なので自分は思い込みが強い方なんだ、ということを自分が自覚して相手の話を聞くことですね。
これがあるかないかで、かなりコミュニケーションは変わってきますからね。
「相手が正しいとしたら?」で聞く
「自分が正しい」と思うから、相手の話をまともに聞かずに、自分の言いたいことを言いたいように言っているわけです。
なので「相手が正しいとしたら?」という考えは、これまで一度も持ったことがない!と思うかたもおられるでしょう。そう思ってやってみると、自分の中で相手の話をジャッジしまくっていることに気づくと思いますよ。
でも「相手が正しいとしたら?」と、これまで思ったこともない聞き方をすることで「確かに言われていることに一理ある」とちょっとでも思えたら、成功です!!
その聞き方を意識して継続してみる、ってことですね!
確認する
「相手が正しいとしたら?」だけで終わるのではありません。そのあとに加える1ステップで思い込みが激減します。
それは「確認をする」ということ。
自分が理解したことで、本当に合っているかどうかの確認です。
「私はこのように理解しましたが、それで合っていますか?」という、この一言です。
仕事であればもちろんですが、夫婦・恋人間であっても、この一手間を惜しまない!!!
やっていることが、相手の求めるものと違う状況が続いているなら、尚の事です。
でもそんなことを言って、もし間違っていたら「コイツ分かってないなあ」と思われるかもー!そんなの嫌!なんて声が聞こえて来そうですね(笑)
この1プロセスがあると伝えた側も、とても安心するわけです。逆に無いと、伝えた側もホントに分かっているのか不安になりますよね。
毎回確認する必要はありませんが、大事な時には是非意識して使うことです。
それにもし違っていたら、その場ですぐに修正が効くので、時間とエネルギーが短縮されます。
確認することへの抵抗がある場合
格好つけているのが、一番格好悪い。
訊ねたことで「全然聞いてないね」とか「そんなことも分からないのか!」と思われるのがイヤだと言う場合は、そもそも自分自身が「1を聞いて10を知れ!」と強烈に思っていたってこと。
つまりこちらが何も言わなくても「全部分かるのが当然でしょ!」というこの思いです。
そして分かってないときは、アリエナイ!と思っていたからこそ、自分が逆の立場になった時に「そう思われるんじゃないか」と怖くなってしまうワケです。
まとめ
自立した大人の第一歩は、自分も相手も両方を尊重できる思考と行動ですね。
自分の思い通りにならないとギャーギャー泣き喚いたり、悲劇のヒロインにどっぷり浸かっている方は、思い込みがネガティブな方向に強く不幸体質。
相手を変えても、いつまで経ってもそれじゃあ同じ。
自分を本当に変えていこう!苦しいパートナーシップはもうおしまいにしたい!
頭ではわかっても、実際に思い込みが強いのがどうしても改善できない!
いつもパートナーといさかいが絶えない!
そう思われる方は、個別体験会にどうぞ!