お互いフルタイムで働いていると家賃や生活費をどうするかでトラブルが起こりがち。
今日はそんな二人が気持ちよく生活するためのコツをお伝えしますね。
家事負担は私ばかり?
よくある解決方法ー認識のギャップ
まずよしこさんの思う家事とご主人の思う家事にずれがあると、いつまでたっても解決しません。
例えば洗濯。
洗濯機の中に入れて、スイッチを押すだけが洗濯ではないですよね。
洗濯一つでもかなりの作業が含まれます。それを全部書き出してみましょう。
・汚れのひどいものは先に予洗いをしておく
・下着やオシャレ着などは普通の洗濯物と分けて洗剤も分ける
・洗濯機にかける
・干す
・取り込む
・たたむ
・収納する
・アイロンがけ
ここまでやって、ようやく「洗濯をした」と言えますね。
なので「洗濯を頼んだのにしてくれない!」と怒るまえに「洗濯とは?」が明確になっていないがゆえに起こっているトラブルかもしれません。
なのでちょっと面倒ではありますが、家事をこのように全部「見える化」して、何をどこまでやってもらうのかを明確にすると、わかりやすいかもしれませんね。
これで解決ならオッケー!
でも明確に決めたが故に、今度は別の不満が出やすいの。
「役割なんだから、やるのが当然」となり、そこには「ありがたいなあ」とか「助かるなあ」というような「感謝」が入り込む余地も何も無くなります。
「やって当たり前」になるからね。
むしろやってもらえなかった時に「何でやらないの!」と相手を責めたくなってしまうでしょう。
それは、決して幸せな結婚生活とは言えないんじゃないかなって思うのです。
別の視点からの解決方法
つまり「損得」で考えるのではなく、大人の思考で考えて欲しいのです。
どっちが得だとか損だとかではありません。
夫からは見えていない家事がたくさんあるのと同じように、夫がやってくれていることの中にも、あなたが見えてないことが沢山あるかもしれないってことなのです。
あえて言葉に出していないけど、夫が黙ってやってくれていることって、たくさんあるはずですよ。
・いざとなった時、夫を頼ってませんか?
・何かあれば、当たり前のように守ってもらえるものだと思ってませんか?
・重いものは運んでもらおうと思ってませんか?
・わがまま言っても聞いてもらえると思っていませんか?
・車を出してくれるのは当たり前だと思っていませんか?
・夫のように家族を何十年と養い続けることができていますか?
・自分の稼ぎのほとんどを家族のために使ってますか?
こうして深い部分では、すっかり頼りきっているわけですよ。
そこをスルーして「私ばっかり!」となっていないかってこと。
特に、女性は最悪「仕事を辞めることができる」という選択肢が男性よりは、多少はあると思うのですよ。もちろん人にもよるとは思いますが。
でも男性はその選択肢は、ほぼ無いに等しいです。
(あ、仕事の続かないダメンズは例外です)
仕事をしない、続かないダメンズに悩んでいる方はこちら
でもやっぱり女は損?
なるほど。確かに妊娠出産は女性しかできないから、そういう意味で言えば女性の負担であることは事実ですね。
そしたら家事分担しても「女は損だ!」と思うのかもしれません。
でもね
どんなことがあっても仕事を辞められない、というのと、
最悪辞めることもできる、と思えることの違いって、もう心の負担が全く違うと思うんですよ。
それが妊娠出産は女性しかできない、という部分と同じかもしれないなあって。
不公平だと思う思考のタネはこれ
そもそもあなたの苦しみや苛立ちの原因は、家事をしない夫が原因ではなく、そもそも
「家事は自分の仕事ではない」と思うその思考にある
ということなのです。
この思考のルーツは
自分が子供の頃、家事をどう見ていたか?
母親のやってくれていた家事を、価値の低いものとして見ていなかったか?
家事をしなさいと言われた時「お母さんのやるべきことでしょ」と思っていなかったか?
ここが大きく影響しているんですね。
つまり両親に対して「父だけ何もせずズルい!」「母だけ可哀想!」と見ていると、家事はまるで家政婦の仕事のように思いますからね。そりゃ家事をやるのは損と思ってしまいますね。
まとめ
パートナーシップとは相互協力。
なのでお互い自分ができないことを、相手がやってくれているんだ、ということ。
すると、どっちが損でどっちが得、というのはちょっと違うんじゃないかと思えてきませんか?
むしろそれをいつまでもぎゃーぎゃー言ってるのって、すごく子供っぽくて、自分のことしか見えていない状態なんですよ。
それでイライラしたり不満を募らせているのって、エネルギーが勿体ない!とても不毛ですよ。
だから見えている部分だけで判断するのではなく、見えていない部分や自分が気づいていない部分もあるかもしれない、という余白部分を残しておくことは大切です。
バリバリ働く女性なら、家事をアウトソーシングして負担を減らして日々ご機嫌で過ごす、という選択肢も持っていいと思いますしね。
つまりこうすべき、という硬直化した考え方ではなくて、これからの人生を夫婦で柔軟に考えてやっていけばいい。
今日の湯川の一言
家事負担で苦しくなるのは
「家事は自分の仕事ではない」と思うその思考にある
母親がやっていた家事をどう見ていたのか?がとても重要になってきます。こちらの記事をどうぞ。