ハイブランド商品を見て、どう思いますか?
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
骨太心理セラピストを養成する「マスタープロ」メンバーによるセッション練習が、日夜繰り広げられています。
1年半前から見た彼女たちの成長は、目を見張るばかり。これからが楽しみです!!
「欲がない」のはイイことなのか?
さて、そのセッション練習で、とても興味深い相談があったので、ご本人了解の上、読者の皆さんにもシェアさせていただきますね。
相談者さんAさん。現在賃貸マンションにお住まい。
相談内容:持ち家が欲しいとか、いい車が欲しいとか、自分にあまり欲が無いことについて「本当にそれでいいのか?」となんとなくモヤモヤがする。
それだけだと「倹約家」で終わってしまいそうですが、そこは丁寧に見ていきます。
すると話しが進む中で、Aさんは1泊2万5千円以上するような高級旅館などの「ハイプライス」ものを見ると「何よこれ!とんでもない!!」と思ってしまうことが分かりました。
そこには「この値段おかしいでしょ!」という思いと同時に「絶対損したくない!!」という怒りの思いが湧いていたんですね。
Aさんのように、高い価格を見た時に「怒りが出る」というのは、一体どんな思いが隠れていると思いますか?
ハイプライスの理由
その答えを言う前に「ハイプライスの理由」ですね。
これに答えられますか?
単純に価格が高い、だけではないですね。
そこには目に見えない部分にかかっている手間や創意工夫、気の遠くなるような研究開発、細かい作業、心配り
そして圧倒的な情熱。
そんな沢山の努力があるはずなのです。
そこを認めていないと、その手間や努力の部分が「見えない」の。
だからこんな風に”怒り”になるのです。
認めていないルーツはどこから来ているか?
これはAさんが子供の頃、親がやってくれていた様々な手間や工夫や努力に対して
「そんなの当たり前でしょ」と全く評価をしていなかった。感謝もせず、当たり前だと思い、むしろケチをつけていた、という所からスタートしているんですね。
見えない手間や工夫と努力。
これが「親業」と言う名もなき仕事の中で、一体どれだけあるのか!
親からかけてもらった、沢山の目に見えない努力と手間で、
私たちは今、立派に大人になっているということなのです。
ここが見えていないと、見えている所、表面的なことだけで判断します。
親に対しては「優しさ」
社会に対しては「価格」ですね。
影響ー仕事に価値を感じてもらえない!?
さらにAさんの仕事は、骨董品を取り扱う美術商。
骨董品というのはまさに
「見えない価値を分かってもらわないと成り立たない仕事」なわけです。
お茶碗一つについても、そのお茶碗の歴史的背景や、そこに生まれる希少価値など
まさに見えない部分こそが、価値となっている”最たる仕事”でもあるのです。
自分が見えない価値を分かっていないと「えー、お茶碗なんか100円均一で十分でしょ!」なんて言われかねないのです。
それがわかったAさんは、放心状態でした。
まさか親に持った思いが、自分の仕事にこんなにまで影響しているとは、思いもしなかったと。
親への思いはパートナーシップはもちろんのこと、仕事でもバッチリ影響があるのです。
ではそもそものお題の「欲がない」については、どうなっていったのか?
続きはコチラ!
湯川央恵