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こんにちは。パートナーシップ心理学アカデミー代表の湯川央恵です。
我慢しないモラハラ解決の専門家として「人が幸せになるためにはどうすれば良いのか」を探求し、自分と上手に付き合う方法、自分を幸せにする具体的な方法をお伝えしています。
パートナーがモラハラだったら?もしくは自分自身がモラハラだったら?
離婚するしかないのか?弁護士や法律事務所にお願いしてなんとか対処するしかないのか?
そんなことはありません!!
弁護士にお願いするのは最終手段。それまでにできることがあります。離婚せずとも、また弁護士や法律事務所にお願いせずとも、それが可能であることを知ってください。
私は我慢しないモラハラ解決の専門家として「モラハラをしない、させない!」「被害者にも、加害者にもならない!」ための方法が、モラハラを根本解決する方法だということを、これまで3000名にのぼる方々の問題解決に携わってきた経験から、確信しています。
その思いをベースにして、これまで、モラハラに関する様々な記事をブログにしてきました。
掲載したどの記事にも共通していることですが、単にモラハラをする相手を責めたり、離婚を推奨するものであったり、相手の行動を変えるための手段を提供する内容ではありません。
自分の内面のあり方、ものの見方、事実の解釈の仕方に焦点を当て、それらを客観的に見つめ直すことで、問題が2度と起きないような根本解決が目指せることをお伝えする内容になっています。
ありがたいことに、どの記事も多くの方に関心を持っていただいています。
さて、「モラルハラスメント(モラハラ)」と聞くと、職場といった組織内で起こる精神的嫌がらせを思い浮かべる方が多いかもしれません。
最近では、カスタマーハラスメント(略してカスハラ)という、顧客が企業に対して理不尽なクレーム・言動がニュースで取り上げられて注目されることもしばしばあります。
夫婦という密接な関係性の中でもモラハラは起こります。その一例としてモラハラ妻。
一般的に男性がパワーで持って押さえつける「モラハラ夫」がイメージされることが多いかもしれません。
しかしモラハラ妻は時に自己イメージを低下させ、家庭生活の質を侵食し、夫を精神的疲泣に追い詰めます。
彼女たちは夫からはもちろん、周囲からも冷ややかな視線を送られてはいますが、実は彼女たち自身も夫を責めながら、エスカレートする一方の自分の言動に、一人心の中で悩み苦しんでいる事が多いのです。
今回の記事は、次のような方々におすすめしたい内容になっています。
- 夫にイライラ、怒りが止まらない。
- 頭ではこんなことをしていてはいけないと分かっているけれど、夫へ暴言や無視が止められない。
- 自分のイライラの原因は夫にある!まぁ私にも悪いところが少しはあると思うけど。。。でもまずは夫が変わるべき!
- 夫は言っても言っても、全然変わろうとしない。
- 夫婦関係、家族関係は悪化の一途をたどってる。もう八方塞がりで絶望しかない。
これまでパートナーシップの問題を抱え、私のプログラムを受講してきた多くの方が、結果的に自分の目先の問題解決だけにとどまらず、その後の人生を自ら動かし輝かせる人に劇的に変わり、多方面で活躍していらっしゃいます。
その中には、上記のようなことで悩んできた元・モラハラ妻の方も多いのです。
どうしたらそんな風に問題が改善できたのか?
そう思われた方、この記事にぜひ最後までお付き合い下さい。きっと、あなたの人生に一石を投じることができる、そんな内容になっています。
モラハラ妻ってどんなことする人のこと?
昨今、認知度が高まってきている「モラハラ」ですが、しばしば誤ったイメージが独り歩きしてしまっていることがあります。まず初めに、このモラハラについて確認しておきましょう。
日々の生活での、我々は多くの人々と関わっています。それらのコミュニケーションの中には、明らかな暴力や差別がなくとも、心を傷つけるような行為が含まれていることに気づくことがあります。その一つが「モラルハラスメント」です。
モラルハラスメントの定義
モラルハラスメントとは、繰り返される心理的な虐待行為を指します。
これは、一方的に相手を攻撃し、威嚇したり、無視したり、蔑んだり、否定したりする行為で、その結果として精神的苦痛を相手に引き起こさせます。
具体的には、人格否定、心理的圧迫、無視、社会的孤立などが挙げられます。
これらは一般的に、パワーハラスメント(職場でのハラスメント)やスクールハラスメント(学校でのハラスメント)などの具体的な事例として表現されますが、実際には家庭内でも発生する夫婦間でのモラハラはも、深刻な問題となってきています。
モラハラが引き起こす問題
モラハラは、被害者の自尊心を低下させ、自己価値感を奪います。被害者は混乱と苦痛に苛まれ、自分自身を責めます。
これは心が無理な状態にあるためで、これが長続きすると、精神的な問題、如何に深刻なうつ病や不安症などの精神疾患を発症する可能性がさえあります。
また、そうなると日々の生活スタイルが破壊され、生産性が低下し、人間関係や仕事などにも影響を及ぼします。
モラハラ妻とは
「モラハラ妻」とは、夫に対しモラルハラスメントを繰り返す妻を指します。
彼女たちは夫を精神的に圧迫し、人格を否定し、コントロールしようとします。その手法の一つが、持続的な非難や罵倒、冷たい態度です。
また、家庭内で発言や意見を無視し、または否定し、夫を孤立させるといった行為も見られます。
これらの行為は、夫が自尊心を失い、自己価値感を失う結果を生み出す可能性があります。
一般的に、男性の殴る蹴るという行為は、分かりやすくDVやモラハラと認識されやすいですが、言葉や態度でパートナーをじりじりと追いつめるモラハラは、女性が加害者になっていることも。周囲が気づきにくく、また加害者本人も自分がモラハラをしていると認識がないケースも少なくありません。
ここから以下は、一般的にいわれる、モラハラ妻が夫や子供といった家族に及ぼす影響についての解説です。
結婚生活への影響
結婚生活は、夫婦二人が共に心を通わせ、話し合い、家庭を築いていくものです。
しかし、その中にモラハラ妻が存在すると、その影響は深刻なものとなるでしょう。
精神的な苦痛を伴うモラハラの影響は夫にとって、単純な人間関係以上の問題を引き起こすことでしょう。
モラハラ妻の存在は、夫の心情はもとより、家庭生活全体、そして子どもたちにまで影響を及ぼすのです。
夫婦関係の歪み
夫婦関係は建設的な対話と互いの理解に基づき、結び付いていくものです。
しかし、モラハラ妻の存在はこの関係をじわじわと歪めてしまいます。
一方的な誹謗中傷や制御を行うモラハラ妻によって、夫は自尊心を傷つけられ、時には自己否定さえ感じることもあります。
これが続くと夫婦間の信頼関係は崩れ、夫は結婚生活そのものを疑問視してしまい、家庭環境が不安定に。これは夫婦関係に悪影響を及ぼすだけでなく、家庭生活全体にも深刻な影響を与えることになります。
家庭生活の質の低下
一般的に、家庭生活の質は夫と妻、そして場合によっては子どもたちの幸せが連動しています。
しかし、モラハラ妻による夫への精神的苦痛が続くことで、家庭全体の雰囲気は悪化。夫の心の安定を脅かす行為は、家庭環境を歪め、家庭内ストレスを増加させてしまいます。
この結果、家庭の日常生活の質は急速に低下し、家庭が本来担うべき、家族のリラクゼーションスペース、サポートシステムとしての役割を果たせなってしまうのです
子どもへの影響
家庭内の人間関係は、子どもたちの成長に大きな影響を及ぼします。
モラルハラスメントが日常化する家庭環境では、夫とモラハラ妻の関係を見て育った子どもたちは、健全な人間関係を理解することが難しくなります。
また、親である夫がモラハラ妻に対して虐げられている状態を見た子どもたちは、自身が将来、人間関係を築く際に混乱する可能性もあります。さらに、子どもがモラハラ妻のターゲットになる場合もあります。
これらの問題は、子どもたちの心身の健康、自己肯定感、そして人間関係に大きな影響を及ぼす可能性を否めません。
モラハラ妻からの夫の被害者状況
日本社会における家庭生活では、男性が家族の立場に基づいて女性からモラルハラスメントを受けるケースが珍しくありません。この現実が起こる背景には、根深い性別役割観があります。
「男だから〜」
「女だから〜」
「男のくせにメソメソ泣くなんておかしい」
「女のくせに料理が下手なんであり得ない」などなど。
こういった文化や社会の因習からくる家庭生活のあり方に、気づいたあなたから疑問符を付けていくこと。そしてこれらの積み重ねこそが、モラハラ妻という概念を解きほぐしていく重要な一歩だと私どもは考えています。
夫の心理的疲労
モラハラ妻からの被害者となった夫は、常に心理的なストレスにさらされることに。口論や罵倒、心理的な圧力など、モラハラ行為は夫を深い疲労感に陥れます。
その結果、労働力を失う、判断力の低下、睡眠障害に苦しむ、食事嫌悪などの身体的な問題を抱えるケースも。
さらに、絶え間ないストレスは心の健康にも影響を及ぼし、うつ病や自己否定感につながります。
毎日が我慢の連続。生活そのものが苦痛に感じるために「諦めるしかないのかも」と思っていないでしょうか?
でも本当に変わりたいと思う方は、必ず変わることが出来ます。是非最後まで読んでくださいね。
夫からの自己防衛
その一方で、自分自身を守るために、夫自身がとることができる防御策も存在します。
まず第一に、モラハラの正体を理解することから始めることが大切です。
夫たちは、自分がモラハラの被害者であると認識しなければならないのです。次に、外部からの支援や対応を利用す求めることも大切です。
専門家やカウンセラー、友人や親族など、信頼できる人々に自分の状況を伝えること、助けを求めることも一つです。
さらに、法的措置も考えられます。離婚訴訟や保護命令など、モラハラ妻から自分を守るための法的手続きについて知ることは、自己防御の一部として欠かせない要素ですから、自分を守るためにもその知識は持っておかれてくださいね。
モラハラ妻による夫の自己イメージ低下
モラハラ妻による被害者にとって最も厳しいのは、夫自身の自己イメージの低下です。
モラハラ妻は、無自覚であったとして、夫の自尊心を徹底的に打ち砕くことで、自己価値を低減させ、掌握し続けようとします。
夫自身が常に自己否定的な感情に苛まれる結果となり、自分自身がダメな人間であるという誤った認識を深く抱くことになります。
また、モラハラ妻からの罵倒や侮辱により、夫は自己肯定感を徐々に失い、自己評価が底を打つ事態にまで追い込まれてしまいます。
モラハラ妻の傾向と特徴
モラハラ妻には、いくつかの傾向と特徴があります。自分がそれに当てはまっていないかを見てみて下さい。
1.暴言・口撃
ケンカすると時には、お互い激しい言葉になることもありましょう。それは男女問わず起こりえることです。
またお互い口撃し合っているなら、それはモラハラとは言わず、ただの口喧嘩ですね。
しかしモラハラ妻の場合は、相手のプライドも自信をも、木っ端微塵にするような言葉を兵器で使います。
2.自分の非を認めず責任転化
自分が間違っていても素直にそれを認めて謝る、ということをしません。
悪いのは常に相手。実はいつも正しい、というスタンスを崩しません。
我が家の法律は「自分」。そのため、自分の思った通りにしてくれない夫がむしろヒドい人で、自分はいかに被害者になっているかを、周りの人に吹聴します。
自分で責任をとる、ということからずっと逃げてきているので、全ての責任を夫に押し付けているという自覚すらありません。相手に察しさせて、結論は相手に出させ自分はいつも安全圏に居ます。
3. 要求レベルが高い
自分の要望は通って当たり前、叶えてくれることが当然と思っています。
「いつでも私を一番優先してくれるもの」
「どんなことでも受け入れてくれること」
「どんなことも否定せず味方になってくれること」
「夫は妻に尽くすのが当然」等々。
こういうことを、しれっと当たり前のようにして思っているんですね。
それが「要求レベルが高い」とは思っておらず、むしろ普通の事、と思っています。
尽くされて当然と思っていますので、与えても与えても満足しません。それどこから「もっと!もっと!」と際限なく要求してきます。
4.客観視ができない
客観視が出来ない、ということはつまり「自分のことしか見えていない」ということでもあります。
上記3の言葉でも、客観的に見れば「相当要望が高い」ということが分かるのですが、客観的にみることが出来ないので、分からないわけです。
客観視が出来ないので、視野が狭く、また話し方も自分が分かっていることは、他人も分かっているものだと、勘違いしていたり、結論もない思いつきの話しが多く、論理的な説明が出来ません。
ところがこういう方に限って「私は分かりやすく話している」と思っています。
5.子供を味方につけて夫を孤立させる
例えば、夫だけ食事のランクを落としたり、帰りの遅い夫の分の食事は用意していない。夫抜きでレジャーに行ったり、子供の運動会などの日程を知らせないなど。
子供を取り込んでいるので、夫vs自分と子供という関係になっています。
そして家庭内ヒエラルキーが1位子供、2位自分、ずーっと下がって3位に夫となっています。
この乱れたヒエラルキーこそが問題の引き金になっていますが、モラハラ妻は全く分かっていません。
6.被害者意識が強い
上記3でお伝えしたように相当要望が強いので、いくら与えても「当然の権利」と思っています。
ですので感謝の言葉を言ったとしても、とても表面的。
愛情もお金もエネルギーも関心も、与えても与えても「もっと!もっと!」と際限なく要求してきます。
与えられる余裕があるうちは、まだいいのですが、問題はそれが出来なくなった時。自分が望むものを得られなかった場合
「自分は不当な扱いを受けている」と不満でいっぱいになります。当然の権利が与えられていない!と思うんですね。
自分がどれほど高い要望をしているのか、再現なく要望しているのかを、我が身を振り返る事がありません。
むしろ与えない夫こそが、問題だ!モラハラだ!DVだ!と騒ぎ立て、と被害者意識で一杯になります。
自分は妻として当然の権利を主張しているだけで、何らこちらに非は無い!と思っているんですね。
自分は正しい!この思いがモンスター級に高いのです。
そしてこれが高ければ高いほど、被害者意識も強くなるんですね。
私はこれまで3000人の悩める女性の相談を受けてきましたが、「6.被害者意識が強い」に、無自覚なモラハラモンスター妻の多くにこれが見られます。
いかがでしたか。
これら6つが特徴として見られるモラハラ妻ですが、具体的モラハラの発動パターンはそれぞれです。ここからは、私のクライアントさん3人の実例をご紹介します。
相談に見えた当初は、自分にモラハラ妻の要素があるとは思っておられませんでした。
夫婦の問題の原因は夫にある、夫よ変われ!と思い続け、思うように変わらない夫を前に、どうにもコントロールできない怒りを抱え苦しんでこられたんですね。
その方々が、何に気付いたことで変わっていかれたかに注目して、読み進めることをやってみて下さい。
脅しをやってしまうモラハラ妻
Eさんは、夫が自分思う通りにしてくれなかった時、「別れ」をちらつかせるのが常套手段でした。でもちらつかせている当人には、別れる気なんてサラサラなかったのです。
これって、言葉を変えると、相手を「脅している」ともいえます。Eさんは、自分の「期待」通りじゃなかった時、無性にイライラし、不意に悪気もなく「このままでいいの?私、いなくなるよ?別れるよ!」と脅したくなっていたのです。
この「別れる!」パターン。1度や2度ではなかったんです。Eさんとしては、そうやっていえば夫はきっと追いかけてきてくれるはず。きっと「ごめん。俺が悪かった」と言ってくれるはず。そして、ギューと抱きしめてくれるはず。
そんな妄想とは裏腹に「もう君とはやっていけない」といわれてしまい、何度誤っても、彼は許してくれませんでした。そしてついに夫から離婚請求が。
本気じゃないのに、軽々しくその言葉を口にしていたEさんは、本当に別れることになってしまいました。後悔先に立たず。
脅しのパターンが繰り返される理由
なぜ、このように無自覚な脅しを繰り返してしまうのでしょう。ヒントは幼少期にあります。
Eさんが子供の頃、スーパーでの買い物や、遊園地など人の多いところで、わざとお母さんの手を離して姿を隠していなくなっていたそうです。
そしてお母さんが心配している様子を遠くから見ては、「よしよし」と納得する。
お母さんが慌てふためいて探しているところに、ようやく出ていき、お母さんから「心配したのよ!」と言われる。
これはEさんが幼少期に何度もやってきた「愛を確認する手口」でした。
母親に求めた方法を、大人になった今も尚、今度は相手をパートナーに替えて同じようにやってしまっていたわけです。
でも子供の頃にうまくいった成功パターンは、大人になってからは全く通用しません。
そりゃそうです!
Eさんがやっていることは、まさに子供の愛。
「もっと私を構ってー」
「もっと私だけを見ていてー」
「私の全てを受入れてー」
「否定しないでー」
「怒らないでー」
「ずっとそばにいてー」
そんな3歳児の心が大暴れしている状態なのです。
大人の思考では、こんなことをしていても、全く意味がないと分かっていても、やらずにいられない自分がそこに居る訳ですね。
問題の根っこ
Eさんだけでなく、赤ちゃんの頃は誰しも自分の世話を一番やいてくれた母親に対して、絶大なる信頼を置きます。
泣けば抱っこしてあやしてくれる。
目を見つめておっぱいを飲ませてくれる。
世話を焼き、あれこれやってくれる。
そして何でもやってくれる母親に対して、やってくれることが「当たり前」だと思い始めます。
だから自分が思った時、思ったように、思ったことをやってくれないと、強烈に「恨む」んですね。
期待が大きいほど復讐点恨みに転じる
大好きで期待が高かった分、恨みが強い!
その恨みは必ず「復讐」という形を取ります。
それがEさんの場合、居なくなって心配させる、ということでした。(他にも沢山ありましたが、ここでは割愛します。)
こうして大事な人であればあるほど、大好きな人であればあるほど、お母さんに持った思いが、そのままストレートにパートナーに向かいます。
これはもう誰しもそうなのです。
だからパートナーとの関係性を良好にしたければ、親との関係性を見直すこと!!!
ここが本当に人間関係の全てのルーツです。
親は自分の未来。その親を否定している間は、幸せになる事などできません。
ここが整えば、人生の基盤がバシッと整いますね。これって、ホントに重要なことなんですよ。
脅しのパターンがやめられないあなたへ
もし、あなたがこの脅しのパターンを日頃から夫にやってしまい止められないでいるとしたら、自分の幼少期に親に持った期待のパターンを、今だに周囲にやってしまっていないかを見ていかれるといいと思いますよ。
ただ、これは自分で見ていくのは難しいです。なぜなら、親に持った期待のパターンというのは、本人にとっては当たり前すぎることなので、自らここに問題意識をもつことはなかなかに至難の業なのです。
これには、我々プロの手を借りるというのが最も早くて確実な方法です。
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次にご紹介するYさんも、無意識に親へもった期待を夫に無意識に向けてしまい、夫婦関係が破綻寸前だった方です。
無視・不機嫌の垂れ流しが止められないモラハラ妻
自分の思い通りにならないと、みるみる不機嫌に黙り込んだり怒り出す。そして1週間、時には1ヶ月もの間、夫に口を利かない、挨拶もしない。夫の言うことには返事をせずガン無視。
でもYさんは、こんな風に振る舞う私はなにかおかしいと思いながらも止められない、でも夫へのイライラは止まらないことに悩んでいたんですね。そしてある日、私のところに相談に来られました。
Yさんは結婚して30年。この不機嫌に振る舞うパターンを結婚当初からしていたそうで、この間のご主人の気持ちの負担たるや相当なものだったのではないでしょうか。
これまで離婚という話が夫から出なかったのかと聞いたところ、私のところに相談に来られる半年ほど前、日頃物静かで優しいご主人が、Yさんの不機嫌ぶりにキレたことがあったそうです。
その時、ご主人は床に家事用具を叩きつけて「もうやってられない!」「別れてもいいんだ!」と激怒され、Yさんに対して別居を示唆されたそうなんですね。
これほど怒っているご主人を見たことがなかったYさんは、日頃の夫への強気な言動はどこへやらで、急に不安でいっぱいになり、「これは大変だ。本当に自分をどうにかしなければ」と目が覚めたとおっしゃっておられました。
後にYさんは言われていましたが、長い事、夫に強い言動がとれる自分は、強くて自立した女性だ、こんな夫とは熟年離婚してやる!と思っていたそうなんですね。
だから夫の逆鱗に触れた時に、自分がみるみる心細くなっていったのが、自分でも意外だったと。
「あれ?熟年離婚だと息巻いていた自分、実は夫に頼り切っていた?!」とびっくりだったそうです。
モラハラ妻ー無視する人の心理
モラハラをする人は、相手を「無視する」という行動をとりがちです。なぜ無視するのか、不思議ではありませんか?
無視するという行為の裏には、
自分のことを自分で満たせない人が
相手に自分の思いを察しさせて
相手に自分の正しさを押し付けて
相手を自分の思い通りに動かして
自分を安心させたい
という思いがあるんですね。
そう考えると、無視するって、あからさまな手足が出る暴力や、大声で怒鳴り散らす暴言とは一見、違いますが、暴力暴言に匹敵する行為なのです。
*こちらの記事も参考になります↓
無視・不機嫌のパターンが繰り返される原因
パートナーに無視・不機嫌な態度を繰り返してしまうのも、幼少期にそれを紐解けるヒントがあります。
Yさんは子供の頃、何か気に入らなかったり思い通りにならないことがあると、自分の部屋や2階のトイレ、カーテンの物陰に隠れてふてくされていたんだとか。
しばらくすると、お父さん、お母さんがご機嫌取りに来てくれたり、Yさんの要求に折れてくれくれたんだそうです。
これはある意味、Yさんにとって「不機嫌にしていれば、自分の思い通りになる」という成功体験になっていた。
そしてさらに「ふてくされていれば、お父さんお母さんがご機嫌をとってくれて、自分は愛される存在なんだと感じられて安心できる」と、これがお父さんお母さんの自分への愛を確認する手口になっていたのです。ここは、先に挙げたEさんと同じですね。
これを、大人になって、今度は相手を親から夫に替えてやってしまっていたということです。
でもEさんのところでも言いましたが、子供の頃にうまくいった成功パターンは、大人になってからは通用しません。なぜなら、Yさんがやっていることも、まさに子供が得たい愛そのものだから。
「(親だったら=夫だったら)私の思いを察して叶えるべき」
「(親だったら=夫だったら)私が気分がよくなるように機嫌をとるべき」
「(親だったら=夫だったら)私のどんな態度も受け入れるべき」
「(親だったら=夫だったら)私のことを最優先にするべき」
Yさんは大人ですが、子供のYさん(インナーチャイルド)が無意識の領域でこのような欲求を握りしめて、私の希望を叶えろ!叶えろ!と地団駄踏んでわめきまくっていたのです。
Yさんの気付き
プログラムでセッションを重ねたYさん。頭では、子供のYさんの思考パターンがYさんの中で暴れまくっているということを理解していましたが、今ひとつ腑に落とせていませんでした。
学び始めて数ヶ月がたったある日のこと。
実家に帰省してご両親と久々に一緒に過ごしていたYさんは、洗面所で歯磨きをしながら、一方でお父さんやお母さんの気配に耳をすませている自分に気が付き、何でこんなことをしているんだろうと考えました。
その時、稲妻が頭を駆け抜けるほどの衝撃があったそうです。「これだ!」と。
ふてくされてカーテンの影に隠れている自分の所にお父さん、お母さんがご機嫌を取りに来てくれた時、ご両親がいつ来るだろうと期待して、気配に耳をすませていた幼い自分の姿が浮かんだそうです。
その時、大人の自分の行動を支配する、暴れ回るインナーチャイルドの存在を認めて、自分の思う通りにしろ!と、ご両親、夫、周りの人に与えてもらうことばかりを要求して振り回してきた自分の姿をハッキリと自覚しました。
「変わるため」に必要な第一段階
その後、Yさんは自分の幼い思考を替えていくことで変化し、それと伴に夫との関係もみるみる改善していかれました。
Yさんの例から、「変わる」ために必要な第1段階は何だと思われますか?
それは、自分の客観的な姿を自覚して、やってきたことをすべて「認める」ということ。
この「自分の姿を認める」ができた時、問題の半分は解決していると言っても過言ではありません。
それだけでいいの?と思われるかもしれません。でも、これ、意外に難しいんです。
なぜかというと、これまで自分がやってきたことを、良いも悪いも正面から見るということは、時にしんどいものだから。
ここまでご紹介した、Eさんも、Yさんのケースをまとめると、お二人とも、当アカデミーのベーシックコースで学びを進めてこられました。
問題が起きている自分の客観的な姿を知る、その問題を起こしている子共の思考パターンや思考のくせを大人の思考パターンに替えていく、という学びに取り組んでこられ、現在はそれぞれの分野でさらに活躍されるまでになっています。
当アカデミーのベーシックコースについて
ここで、ちょっとブレイク。
これまでパートナーシップに悩むたくさんの方の問題を解決に導いてきた、ベーシックコースについてご紹介させて下さい。
単発コンサルで学んだ方で、さらに自分の問題を解決したい!根本解決をしたい!同じ問題で二度と悩みたくない!という方に向けて、当アカデミーではベーシックコースをご用意しています。
ベーシックコースはパートナーシップ心理学アカデミーの土台となるコースです。より良いパートナーシップを築くために、あなた自信を知って頂く旅となるでしょう。べーシックコースは半年間のマンツーマンコースです。
ベーシックコースで得られる3つのこと
1. 心の土台を整え、自分が自分を幸せにする力をつける
2. 愛の定義をはじめ、自分の持つ思い込みを修正し、本当の愛を手に入れる
3. 他人任せの依存敵人生から主体的に生きる自立マインドに変わる
ベーシックコース・プログラムの構成
ベーシックコースは、主にいかの6つで構成されています。
- 全6回の個人セッション
- 全6回のワークショップ
- お悩み別Q&A動画・音声
- Facebook グループでのシェアや相談
- 自分を成長させるメール相談
- 毎週1回の勉強会
これまでに延べ380人の方にご受講いただき、成果を出しています。
パートナシップ心理学アカデミー・ベーシックコースについてもっと知りたい方は、こちらからどうぞ。
次にご紹介する方も、ベーシックコースを受講される中で、自分の中で暴れるインナーチャイルドの存在に気が付き、修正していくことで、ご主人との穏やかな日々を取り戻された方です。
夫よ変われ!当たり散らす絶望の日々からの変貌
クライアントのRさん。結婚後、平日夜も休日も仕事上の付き合いで出かけることが多いご主人に、自分との時間が少ない!と不満爆発。
毎日、話し合いからの喧嘩が絶えなかったといいます。仲良くやっていきたいのに、関係性は悪くなる一方。ご主人からも、自分と離婚したほうがいいんじゃないか?と言う言葉が出てくるまでに。
どうしたらいいかわからない中で、私どもパートナーシップ心理学アカデミーのベーシックコースを受講されました。
ベーシックコース受講前のRさん
夫との時間が少ないことにすごく不満だったRさんは、
「私は大切にされていない」
「この結婚は間違いだった」
「私は家政婦じゃない」
「私の存在価値ってなんなん!」
「結婚したんやから夫が変わるべきや!」などなど。。。。
常に夫に「変われ、変われ」と言い続けていました。
Rさんは夫が謝罪して行動を改めることで、全て丸く収まると思っているのに、夫は謝罪どころか反論してくる始末で、常に不満でした。
ベーシックコース受講後のRさん
「イライラを夫にぶつけることが激減。」
「今は自分の未熟さをはっきり自覚し、無自覚な思い込みを修正したことで、夫の素晴らしさを再確認でき、信じられないくらい穏やかに過ごせるようになりました。」
「夫が全て悪いと思っていたのに、むしろ問題は自分のほうだった!ということに気付いて驚愕しました。」
不機嫌と不満の原因
「これまでの自分には『自分で自分を満たそう』
『自分の機嫌は自分で取ろう』という概念は全くありませんでした。
ベーシックコースを受けて、自分がいかに何もせず、夫にやってもらおうとしていたのかに初めて気が付きました。」
「夫が私の欲しいものを満たすべきと『当たり前』だと思っていたので、これに気づいたのは青天の霹靂でした。」
そもそも、こうなるRさんの思考のタネは、妹と親の愛情を取り合った出来事から始まっていました。
妹が生まれた時、私の世話をするよりも妹の世話をしていた母に対し、許せない気持ちになり「私は最優先にされるべきなのに!」と、とても腹を立てていたことがわかりました。
この親への恨み心を、Rさんは夫を使って果たそうとしていたわけです。
自分の本当の姿に気付く
「私は子供のように、そばにいてもらい、構ってもらえないとキレて文句を言う、ヒドイ大人子供でした。
少しでも自分の思い通りにならないと、不機嫌になり、不満と感情をぶつける。私が苦しいのは全てあなたのせいだと、わめき続けていたのです。」
「それでも私のそばに居続けてくれた夫の愛に気づいた時、私は涙が止まりませんでした。」
夫の立場に立った時に見えてきたもの
「ある時、私が分かってくれと思うのと同じように、夫も自分のことを分かってほしいのでは?私は夫のことを分かろうとしていたか?と気がついたのです。
私は自分の思い通りにしてくれないことに絶望していたけど、むしろ夫のほうが、自分の主張ばかりする私と結婚してしまったことに絶望しているかもと思った時に、ようやく 夫の気持ちもわかるようになりました。」
「私なら、自分のことばかり主張しながら被害者面した人を、養おうとは思わないはずだ。
自分の姿が、自己認知とあまりにもかけ離れていることに、私はようやく気付けました。
今では夫へのイライラは激減したというか、イライラがどれほどお門違いなことだったかに気づけました。
むしろ夫の愛の深さを日々の生活でたくさん気づけるようになり、今、私はものすごく幸せです。」
ベーシックコースを受けていなければどうなっていたか
「ここには書き切れないほど、これ以外にも無自覚な思い込みがあったので、これらに気づかず生きていたと思うとぞっとします。
他力本願思考の為に見えていなかった、たくさんの愛に気づけなかったら、夫とは離婚していたかもしれないし、新たに誰かと出会って結婚したとしても、同じことを繰り返し嘆いていることになったと思います。何よりも今、夫との豊かな人生は送れていません。」
ベーシックコースの何が一番良かった?
「ベーシックコースでは自分との向き合い方、自分を変える方法を教えていただけます。
ネガティブな感情、ポジティブな感情、相手に対してイラッとしたり、自己嫌悪に陥ったり、どんな 感情があってもいい。
それらを自分が一番に分かってあげればいい。」
「問題の解決方法を外側ばかりに求めていた私にとっては『自分が変わればいい』という、
ベーシックコースの教えは救いだでした。今
まで何をやっても変われなかった私にとって、ベーシックコースでの学びは希望の光でした。」
最後に
いかがでしたでしょうか?
Rさんの赤裸々な感想には、私自身、熱いものが込み上げてきました。人はここまで変わることができるのです。
Rさんがここまでの変化をした理由は、我々プロのいうことを素直に聞いて実行・努力されたから。
崖っぷちだったRさんは「何が何でも変わってやる!」という思いがヒシヒシつたわってくるくらいで、我々からのアドバイスを片っ端から実践してこられました。
ここが我々がみていても、素晴らしいなあと感じていたところです。
本気で恋人・夫婦関係を変えたい!と思っている方ほど、私たちが伝えたいことを受け取ってくださった時、その変化は驚くほど大きなものになることをたくさん見てきました。
「マジでめちゃくちゃ悩んでる」
「自分が変わることで今の問題が解決するなら変わりたい!
「でもどうやったら今の自分を辞められるのかさっぱり分からない。」
もしそうお考えなのでしたら、ぜひ一度私たちのところに飛び込んできてほしい。
離婚するしかないのか?弁護士や法律事務所にお願いしてなんとか対処するしかないのか?それを判断する前に、できることがある。
我々がお伝えしている方法は、その場限りの対処法ではなく、小手先のテクニックでもない。
2度と同じ問題を起こさないための、根本解決です。
表面的な理解に止まらず、その方の人生が望む方向に向かうため、プロならではの強力な視点で具体的にアドバイスしていきます!
もういい加減、同じ問題に悩まされたくない!もう二度と振り回されたくない!
私もRさんのように変わりたい!
そう思う方は、まずは単発コンサルティングに、お気軽にお申し込みください。
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湯川 央恵