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「夫婦は鏡」そう言われると、すんごくイヤな気持ちになっていませんか?
「私はあんなことをしていない!」
「あんな人と鏡だなんてとんでも無い!」
そんな心の叫びが聞こえてきそうですねー!
そう思う気持ちは分かります。でもね、それは表面的なことだけを見ているから、かもしれませんよ!
今日はそんな方に向けて「鏡って一体何?」というところから紐解いていきましょう。自分の周りが違って見えてくると思いますよー!
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
鏡の法則「夫婦は写し鏡」相手がモラハラ夫であったとしても?!
例えば「彼がヒドいDV&モラハラなんです!」と仰る方がおられたとしますね。
そこで「鏡の法則」で考えてみると「私は彼のようなDVやモラハラなんてしていません!」となるわけです。
鏡の法則を表面的にしか理解していないと、こう思うのは無理もないのです。
これ、立場が逆でモンスター妻に悩む夫であっても同じね。
鏡の法則を当てはめると「妻のようなあんなモラハラっぷりを俺はやってない!」と思っちゃうんですよねー。
どこが写し鏡なのか?
私が言っている「鏡」というのは、全く同じ行為、というよりも、相手の言動の中の「要素」や「エッセンス」が写し鏡ではありませんか?ってこと。
相手がヒドいDVやモラハラだとするならば、その要素は何か?
「攻撃性」だったり「衝動性」だったり「自分の思い通りにならないと我慢できない」という「幼児性」だったり。
そういう要素を自分こそが持っていませんか?ってこと。
あなたは彼に対しては、その部分を出していないかもしれないけど、全く別の領域で,別の人には思いっきり出してはいませんか?。
後輩に対してどうですか?
子供に対してはどうですか?
いつの時代の写し鏡なのか?
さらにいうと、振り返るのは大人になってからのことだけではなく、むしろ見るべきは「子供の頃」のこと。
親に対して暴君のように振舞ってこなかったか?
自分の思い通りにならないと、不機嫌になって周りに機嫌をとらせて無かったか?
自分のいうことを聞いて当たり前だと思い、自分の望む行動をしない親や兄弟を振り回してこなかったか?
大人になったあなたは、今はそんなことやっていないかもしれない。でも子供の頃はどうだったか?ということですね。
いつの時代の写し鏡か?ー湯川の場合
ちなみに私が夫と全然うまく行かなかったとき、ずっと夫のことを「DVモラ夫だ」と思っていたんですよ。
だから当時「鏡だよ」なんて言われたら、きっと猛然と反発していたと思います(苦笑)
でもね、私は子どもには「攻撃的」な部分や「衝動的」な部分を、思いっきり出していたわけです。
そして当時勤めていた夫の会社の一部のスタッフにも思いっきり出していたし、子供の頃には、当たり前のように母に出していたんですよ・・・(涙)
鏡の法則ー“要素”がわかれば改善できる
鏡の法則を本当に理解するためには、大嫌いな人や、何とか変わって欲しい人と自分の「どの部分が鏡なのか」その「要素」を見つけることが、最大のポイントになります。
でもね、これが自分のことになると悲しいくらい分からない・・・。
なぜなら「自分は正しい」「相手にこそ問題がある」という、そのスタンスから抜け出せないから。
自分も同じ部分があるかもしれない、そう思って見ようとしなければ、見えてこない世界なのです。
それを自分が決めて見ようとしない以上、神様であっても、この視点は全く見えないのです。
鏡の法則ー自分にもあると自覚すること
先日行いましたセミナーで、このような感想を頂きました。
散々メルマガを読んでいて分かったつもりになっていましたが、本当の問題点をズバリ指摘されて目からウロコが落ちたようでした。
「相手を映し出す鏡」の本当の意味がようやくわかりました。相手と自分が鏡とはこれまで全然思えていなかったけど、こんな部分で同じだったと分かったのはショックでした。
でも湯川先生が言われた「意識できて初めて変えることができる」という言葉を信じて自分を変えていこうと決意できました。(Sさん)
無意識のままのものは、変えようがありません。だから「意識化」できたならまずは一歩進めましたね!
そして相手のことならよく分かるのに、自分のことになるとサッパリ見えない。これみんな同じですからね。
だから、堂々巡りで繰り返してしまうのです。
相手が悪い!相手が未熟なんだ!
そんなことをいくら言っても、あるいは相手を変えても、何一つ解決しないのです。
鏡だとわかった後にやるべきこと
相手に見える嫌な所は、自分自身を修正していくポイントとして見えているのですから、自分こそが行動を変えていくということなのです。
相手さえ心を入れ替えてくれたら!
相手が変わってくれたら!
もうね、そうやって、周りがあれこれやってくれないとダメ、お膳立てしてくれないと何も出来ない、そんな他人任せの人生をいつまで送りますか?
自分の人生は、自分が創り上げていくものです。そしてその力は既に、あなたの中にあるんですよ!
湯川 央恵
こちらの記事も参考になりますよ。