目次
こんにちは。パートナーシップ心理学アカデミー代表の湯川央恵です。
我慢しないモラハラ解決の専門家として、夫依存も離婚もせずに根本解決する方法をお伝えしています。
DV・モラハラ行為は何があっても肯定されるものではありません。受けた側の身も心もズタズタにします。
そのような行為を受けてしまった場合は、何を置いてもまず自分の身を守ることが第一。
そして精神的にも物理的にも相手との距離を取るということが大切です。
その上で、次の段階へと思考を切り替えていくようにして欲しいのです。
その際「夫からモラハラを受けたら即離婚!」というのは、あなたの人生をより良くするための最善策とは言えません。
ではどうしたら良いのでしょうか?
今回の記事は、少し長くなりますが、どうしてあなたのパートナーがDV・モラハラ行為をしてしまうのか?
そして、あなたが自由に選択し、誇らしく生きていく人生を歩む為のキッカケを掴んでほしいと願って書かせていただきますので、ぜひ、最後までお読みいただけますと幸いです。
モラハラ夫の特徴について
私自身は、モラハラなどのない豊かなパートナーシップを望む方のサポートをしています。
クライアントさまから聞くモラハラ夫の特徴は、以下の通りです。
特徴①自分の思い通りにならないと不機嫌をぶつけてくる
相手が自分の思い通りになるものだと思っており、相手が自分の意に添わないことや、想定外の言動をすると、不機嫌な態度を取る、または無視をする。
見るからに嫌そうな顔で見たり、溜め息や舌打ちをしてくるなどの態度に表す。
特徴②自分は正しいと思い込んでいる
「謝ったら負け」という謎の思い込みを持っているため、どんな失敗をしようが、それに対する非は決して認めない。プライドが高く、自分のミスを他人に責任転嫁する傾向がある。
特徴③自分の意見に賛同してもらえるのは当然、褒めてもらうのは当たり前だと思っている
自分の意見が通るのは当然。常に優先してもらえて、自分のことを「特別」だと思っているのだが、それを認識出来ているモラハラは少ない。そのため賛同してもらえない時、相手を否定したり口撃に転じる。
特徴④自分のことは棚上げし、相手のことは木っ端微塵に否定する
「普通こうだよね」「常識はこう」など、社会正義や常識を振りかざす傾向。
また、相手を逃げ場がないところまで、徹底的に追い込んで追いつめる。
自分は出来ていない事でも、相手は出来るべきだという謎のルールをゴリ押ししてくる。
特徴⑤はっきり言わず相手に察しさせる
相手の振る舞いに対して、気に入らない事でも、一切指摘もしない。しかし明らかに、気に入らないと分かるような態度を示し、相手に反省を促したり後悔させたりする。
特徴⑥自分に自信がない小心者
外面が良く、人からどう見られているか、どう思われているかを気にしているが、家族や自分より立場の弱い人からどのように思われているかには一切頓着せず、傍若無人な振る舞い。
特徴⑦独自のルールがある
◯◯だと決めたものが、今日は△△と、しかも一貫性の無い独自のルールを押し付けて来る。本人はルールに一貫性が無い事は理解しておらず、こちらがそれを指摘すると、激高する。
特徴⑧無自覚である
本人としては、あらゆる場面で努力もしており、むしろ、「自分のような強者が弱者である妻の相手をしてやっている」と感じている人もいるでしょう。
要は優位性をもって生きていきたいばかりにモラハラを引き起こしているのですが、本人にはまったくその自覚がありません。なので、モラハラの問題はいつか時間が解決するということは期待できません。
8つの特徴を挙げてみましたが、いかがでしたか?
「うちの旦那モラハラ夫確定!」と確信されたかもしれませんね。
逆にワタシこそがモラハラ妻かもしれない!と思った方はこちら
モラハラ夫の弱点
モラハラをする人には、上にあげたコワモテな特徴の反面、弱点と言われる部分が、一般的にあるようです。
以下にそれを集めてみました。
無関心・無反応に弱い
モラハラ夫の弱点として1番にあがるのが「無関心・無反応」と言われています。
怯える、怖がるを含めた何らかの反応をしてくれるからこそ、モラハラのしがいがあるというもの。なので反応をしないことは相手の土俵に乗らない一つの方法ではあります。
モラハラ夫は、妻にこのような捉えどころのない対応をされると、肩透かしをくらった状況で、モラハラを発動することができません。
世間体・権威性に弱い
モラハラ夫は、自分に自信が持てない人が多く、周囲の評価や評判を人一倍気にしています。
そのため自己評価基準についても、自分自身で決めず、他人や周囲の反応・評判の影響を第一に考えています。
特に上司や自分より地位が高い人物の評価に対し、ある種の「権威性」を感じているため無視できないのです。
反論してくる人に弱い
モラハラ夫は、自分のモラハラに対して反抗・反論してこない相手を選んでターゲットにしていることが多いです。そのため、自分よりも立場や地位が上の人や、自分よりも気が強い人に対してはハラスメントを仕掛けていかないという弱さを持っています。
自分の欠点は隠しておきたい
モラハラ夫は、「劣等感」や「コンプレックス」を人一倍強く感じています。
そしてそのことは「自分の弱み」であると分かっていますので、できるだけ触れて欲しくないのです。
これまで、夫の「不得意なこと」や「他人よりも劣っていること」を指摘し、激昂されたり不機嫌全開な態度を取られた経験はありませんか?
それは、妻が自分に対して不都合なことを言わないようコントロールしていく意図が存在しているかもしれませんね。
離婚や別居を突き付けられると途端に弱くなる
モラハラ夫は、妻に対してモラハラを行うことで、自尊心や自己肯定感を保っているとも言えるため、妻がいなくなることで精神的安定の支柱を失うことにもなりかねません。
そのため、なんとしても妻を失わないようにあの手この手で妻を引き留めようとする場合があるのです。
読んでみて、いかがですか?これは一般的にモラハラ夫の特徴や弱点として言われているものです。
モラハラ夫を真にこらしめる方法ー相手の土俵に乗らず大人の女性として自立するには
確かにモラハラをする人の中には、このような特徴に一致する人もいるでしょう。
でもね、私は問いたいのです。
この特徴を確認して「あなたはどうなりたいのですか?」
もしかして「モラハラ夫の特徴」と検索する時点で「この人はモラハラに違いない」という結果を得たい。そして「やっぱり夫が悪い」と納得したいだけ、なのではないでしょうか。
それでは根本解決しませんよね。そのことはあなた自身が本当は一番よくわかっているのではないでしょうか?
モラハラ夫の弱点もわかったことだし、早速こらしめてスカッとしたい!そう思う気持ち、よくわかります。
モラハラ夫を攻撃してギャフンと言わせる。目にモノを言わせてやると息巻いているかもしれません。
例えば、お茶に雑巾のしぼり汁を入れたり、夫の歯ブラシでトイレ掃除をするとかそんな仕返し行為。これでその一瞬は気分が軽くなるかもしれません。
でもそれは、単なる一時しのぎで何の解決にもならないことは、あなたもわかっているのではないでしょうか?
では本当の意味で懲らしめたというのは、どんなことだと思いますか?
それは、夫がどんな手を繰り出して、あなたにモラハラをしてきても、決してその土俵に乗らず、毅然とした態度を取ることができる、精神的に自立した大人の女性になること。
それでも夫のモラハラが止まない時には、自分の人生を、自分が選択・決定する覚悟を持つこと
自分のことは自分で決められるか、それとも相手に支配されコントロールされ、操作されるのか。
夫依存ではなく、生き方そのものを自分で選択できる力を持つことです。それがモラハラ夫を一番懲らしめることができる方法なのです。
同時にそれは、あなた自身とあなたの愛する人が自分を取り戻す方法でもある、ということです。
ここで思い出して欲しいのが「夫婦は鏡」という事。つまり、夫の弱点や欠点としてあなたの目に映っているものは、実は自分の中にも同じ要素があるということ。
あなたも、夫の事をどこかバカにしたり、見下したりしていないでしょうか?
モラハラ夫の正体
「夫婦は鏡」という言葉はご存知でしょうか?確かに聞いたことはあるけど、それをご自身にあてはめてと言われるとどうですか?
「モラハラ夫が私の鏡だなんて!」
「私はあんなことをしていないっ!」
「あんな人が鏡だなんて絶対違わい!」
そんな心の叫びがこちらまで届いてきそうですね!
そう思う気持ちは分かります。もちろん、あなたがモラハラをしているということではありません。
でもね、それって表面的なことだけを見ているからかもしれませんよ。
ここにこそ、モラハラを解決する大事なヒントが隠れているのです。
なので、もうちょい最後まで読み進めてもらえるとうれしいです。
まずは「夫婦は鏡って一体何?」というところから紐解いていきますよ。
例えば「パートナーがDV・モラハラ」の場合。
これを「鏡の法則」で考えてみると「私は彼のようなDVやモラハラなんてしていません!」となるわけです。
鏡の法則を表面的にしか理解していないと、こう思うのは無理もないのです。
これを、立場が逆でモンスター妻に悩む夫であっても同じで、鏡の法則を当てはめると「妻のようなあんなモラハラっぷりを俺はやってない!」と思っちゃうんですよ。
では、どこが写し鏡なのか分かりますか?
私がお伝えしている「鏡」というのは、全く同じ行為、というよりも、相手の言動の中の「要素」や「エッセンス」が写し鏡ではありませんか?ということなんです。
相手がヒドいDVやモラハラだとするならば、その要素は何か?
「攻撃性」だったり「衝動性」だったり「自分の思い通りにならないと我慢できない」という「幼児性」だったり。
そういう要素を自分も持っているかもしれない。
そう考えることから「夫婦は鏡」を捉えてみてほしいのです。どうでしょうか?少しだけ「夫婦は鏡」の意味が理解できてきましたか?
またこのモラハラ夫のエッセンスは、何も夫にだけ向かっているものではありません。全く別の領域で、別の人に対して出してしまってはいませんか?
例えば、子供や実の親、弟や妹。職場の後輩かもしれません。
こんな風に自分の我を押し通せたり、自分の言うことを聞くと確信している相手には同じようなことをしてしまっていないでしょうか?
もしあなたに思い当たる所があったとしても「あんなモラハラ夫と同じだったなんて」と落ち込む必要はありません。
今まではまったくそれを自覚していなかったところから、うっすらでも自分の姿を自覚することができた。
これだけでも大きな変化なのです。
なぜなら、自覚することができれば、そこからいくらでも夫婦関係を変えていくことができます。
無自覚なうちは、変えることなど不可能なんですよ。
モラハラ夫をもっと知るー無自覚な脅しのメカニズム
さて、前項で「無自覚」がいかに怖いことかをお伝えしました。
もう一つ、ついやりがちな「無自覚行動」について、解説していきますね。
あなたはパートナーを脅したこと、ありますか?
いきなりそんなことを聞かれても、「脅す」なんて怖くてできません!などと思いましたか?
ではこんな場面を想像してみてください。相手が自分の思い通りにしてくれなかった時、無意識に「別れ」をチラつかせたこと、ありませんでしたか?
これって、言ってる本人は、別れる気なんてサラサラないことが多いのです。
だけど、それって平たく言うと「脅し」なんですよね(笑)
相手の言動や行動が、自分の「期待」通りじゃなかった時、無性にイライラし、不意に「脅したくなる」のです。
「何やってんのよ!どうして私をこんな不安にさせるわけ!」
という気持ち感情になると同時に、パートナーを心配させ後悔させてやりたくなるんです。
そして悪気もなく、脅しのような言葉をいとも簡単に口に出してしまったこと、これまでに1度もなかったでしょうか?
これね、結婚しても無自覚に同じ事をやってしまうんですよね。
湯川のところに相談に来られたEさんも、そんなお一人でした。
「このままでいいの?私、あなたから居なくなるんだよ!別れるよ!」と。
本気じゃないのに、軽々しくいつもの言葉を口にしてしまい、本当に別れることになってしまったEさんですが、後悔先に立たずです。
いかがですか?
こんなふうにモラハラ夫と同じように、相手を脅す。
これをあなたも無自覚にやっているかもしれない、ということです。
モラハラ夫が変わる方法
先ほどはあなた自身が精神的に自立することが大切だとお話しました。とはいえ、やっぱり夫自身が変わってくれることに越したことはないというのも偽らざる本心だと思います。
あなたは、モラハラ夫が変わってくれる魔法があったら知りたくないですか?実は湯川もそう思って必死だった過去があります。
「うちの夫はDV・モラハラ夫に違いない!」
そう思っていたあの頃の私は、夫のやることなすこと全てが「DV・モラハラ」にしか見えなくなっていました。
不機嫌な夫に対し、不満とイライラが募る日々。かつての私は、夫とのパートナーシップが上手く行かず、常に「離婚」の二文字が頭によぎる状況でした。
そんな200%離婚確実の状態から、人生180度ガラリと変化したのが、「被害者意識からの解放」だったのです。
モラハラ夫に「変われ!変われ!」と念じても、変化が無いどころか悪化するのは、皆さまこれまでの経験から十分ご承知の事と思います。
湯川の個別セッションを受講されたTさん(30代)の感想から、具体的にどのような変化があったのか見ていきましょう。
Tさんの変化
Tさんの状況
・結婚して間もなく夫のモラハラに悩み始めた。
・離婚に向けての準備として、夫が如何に悪い人か「悪事の証拠」を集め始めていた。
・仕事と子育ての両立をしており、寝る迄動き回っている。
Tさんのご主人の状況
・仕事から帰って来たらテレビつけてソファに寝っころがってゲームをして、家事も育児も何も手伝わない。
・「お茶入れろ」「あれ取って、これ取って」「何しろ、これしろ」という要求に応えられないと暴言を吐く、人格否定するようなことを言う
それから6か月後、Tさんの受講後の感想
セッションを受けてから、以前のように、夫からは暴言や人格否定をするようなことは言われていません。
セッション前の自分と比べると明らかに楽になったし、夫に対して申し訳なかった時は素直に謝れるようになったり、感謝出来るようになって、有り難いと思えることが沢山見えるようになりました。
これまでも感謝していたんだけど、とても表面的なことだけで終わっていたと思います。
以前は「ゴメンって言ってるでしょ!まだ何か文句あんの?」くらいの勢いだったと思います。全く反省、できてないですよね(笑)
セッションを受けて、たった5ヶ月くらいでがらっと変わりました。
プログラムを受けたのはTさんなのに、夫が変わるって本当に不思議じゃないですか?
これが「人は合わせ鏡」だということなんです。
相手がモラハラだと思うのであれば、自分こそ、相手の気持ちなど全く意にも介さないモラハラっぷりが「あるのだ」ということなのです。
相手だけに全て問題がある、ということはありえません。
そして「夫婦関係」という近しい関係性であるならば、相手と自分はかなり共通した部分があるのだということなのです。
モラハラ夫と離婚し他の人と再婚したらどう変わるのか?
DVモラハラ夫とようやく離婚出来て、新しい彼が出来たのに、またしてもDVモラハラ男!?
それだけは避けたいところですが、先ほど解説した通り、「相手は自分の写し鏡」なのです。
自分の中にも相手と同じエッセンスがあるからこそ、自分の周りに、そんなことをする人が、入れ替わり立ち替わり現れるのはこのせいです。
この原因をしっかり受け止めて、自分自身を見つめ修正していくことが今のあなたに必要なことなのです。
それを見ずして何度離婚しても、何度相手変えても同じ。自分が変わらない限り、繰り返し同じ目に遭うということ。
だから自分自身をしっかり見て、根本から治して行くということが、とても重要なのです。
モラハラ夫・妻の末路
これは離婚して幸せになったMさんの事例
前の夫がDV、モラハラ、薬物依存にギャンブル依存。
DV・モラハラや度重なる浮気、警察沙汰になったことも一度や二度ではなく。
そんな前夫とMさんですが、お互い強烈に依存していた為、5年間内縁関係で離れる事もできず、かといって問題を起こさず上手くやっていく事もできない、ずぶずぶの共依存関係でした。
歪んだ愛情にお互いがしがみ付き、まるで仇同士の様な間柄で、身も心もボロボロの状態。
傷つけあい嵐のような関係で、子ども達も家族も友人や実家までも巻き込み、誰もがボロボロで良い事は一つも無い関係。
変化したきっかけは親の愛が見えたこと
Mさんの感想
まず、親に対するナチュラルな見下しや過剰な期待が、どれほど自分の目を曇らせ、世の中を歪んで観ていたのかということにハッキリ気づけました。
それが変わった事で、子供との関係性が変わって来ました。
自分が完璧な人間でもないくせに、親に対しては完璧を求めて、自ら「不幸」でいる事「被害者」でいる事を選び取ってきたのは紛れもなく、私自身だったという事が分かりました。
それが理解出来た時、初めて被害者の立場に終止符を打て、現実が初めて改善したことを実感しました。
それは前夫に対しても全く同様でした。夫を加害者にして自分は被害者ポジションにいることを選択していたのです。
プログラム受講生のMさんからの感想でした。今では被害者意識から自由になったことで、地に足着いた幸せな人生を歩まれています。
モラハラ夫・妻が本来の幸せにたどり着くには
「相手がDV・モラハラなので離婚しましょう!」という事では、その場しのぎで、本来の幸せにたどり着くことは難しいということはご理解いただけたでしょうか?
相手と一緒にいても幸せになれないと思うなら、なぜその相手と一緒にまだ居たいのかを考えてください。
子供のため?お金のため?体裁のため?どんな理由があっても構いません。自分を幸せにするのは、自分しかいません。そのため、自分の本音を誤魔化さずに受け止めるということです。
まとめーあなたの幸せな人生とは何でしょう?
ひとりが孤独で寂しいから、足りない事を補い合うパートナーシップではなく
お互いが幸せで自立しているからこそ一緒にいることで、さらに幸せになるのが、本当の大人のパートナーシップだと思いませんか?
そんな成熟した精神と心を持つ、大人のパートナーシップを取れる女性になることは可能なんですよ。
あなたも豊かな愛溢れる人生を創造していきませんか?
湯川の200%離婚確実状態からの劇的変化も是非お読みください
T様からの感想
モラハラ夫と離婚しない対処法ー隠れモンスター妻の実録
M様からの感想
DVモラハラに薬物依存の夫、歪んだ愛情にしがみつき身も心もボロボロから、自由で地に足着いた生き方への軌跡