パートナーシップ心理学アカデミーメルマガ月曜日担当 大城悦子です。
まだ息子が小さかった頃のこと、、、
ある日シャワーを浴びようと全裸になって、お風呂場の電気をポチっと点けた瞬間、
私、腰が抜けるほどビックリしました!
なんと浴室乾燥のポールに、ヘビがこっちを向いて巻付いていたんです!
ホワイトスネーク、カモンですよ!
声にならない悲鳴をあげながらよく見ると、それはヘビ本体ではなくキレイに抜けたヘビの抜け殻でした。
息子曰く
僕が学校の帰り道でゲットしたんだと。
まだしっとりしてたから浴室乾燥で乾かしてあげてたんだと。
息子よ、せめて言うといて。
お母さん、お風呂場にスネークおるよって。
お母さん、もうちょっとで風呂場で大事故おこすとこやったやないの!!
と猛抗議をしたものの、私の剣幕なんてお構いなしに、息子は自分の武勇伝をうれしそうに何度も話していました。
当時、いろんな意味で成長めざましく感じていた息子でしたが、抜け殻見つけた時の顔とか
せっせと干してる姿とかを想像すると、
まだまだ子どもやなー♡
と私までなんだかにやけてしまったことを懐かしく感じます。
さて、そんな我が家のホワイトスネーク事件から、今日はヘビの脱皮について書いてみたいと思います。
タイトルにも書きました【脱皮できないヘビは死ぬ】
これは哲学者ニーチェの言葉だそうです。
そして本当にヘビの脱皮はある意味、命がけで、うまく脱皮できないとそこから壊死して死んでしまうこともあるのだとか。
これは私たちの思考でも同じことが言えると思います。
幼い頃のままのチャイルド思考を持ち続けているというのは
まさに思考が子どものまま脱皮できずにいる状態です。
「今のままでいいじゃん。」
「何も困っていないもん。」
「まだ何も起こってないもん。」
そう思っているこの瞬間瞬間にも、実は小さすぎる古い皮が
自分の成長を止めてしまっているのです。
今のままでいいと現状維持しているつもりでも
それは確実に進んでいっている時間の流れから取り残されて
どんどん過去へ後退していることに気づいていないだけなのです。
コロナ以降、明らかに変化のスピードが増した世界を生きている私たちなら、
蛇の脱皮のたとえ話をあげるまでもなく
実感を伴ってそれを理解することができるのではないでしょうか。
ヘビの脱皮が命がけのように、
私たちも慣れ親しんだ思考や習慣を変えることは、とても勇気がいります。
だけどヘビと違って、思考や習慣の脱皮は1回でうまくいかなくても
命を取られることなど絶対ありません。
それどころか、次は必ず前よりも成長することができるんです。
思考の脱皮は実はお得なことしかないのです。
でもそれもまずは自分で皮を脱ぐための行動をすると
決めることがなければ始まりません。
そして決めることこそがすでに脱皮の始まりそのものだと私は思います。
変化の目まぐるしい今だからこそ、
自分を変える追い風が吹いていると
捉えていけるといいですね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます
大城悦子