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チャイルド思考は全部だめ!いますぐ撲滅させなければ!そんな風に思っていませんか?
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
まだチヤホヤされたいが残っている時
こんな相談が来ました。
いつも湯川先生のブログとメルマガを読んでいます。先生のブログは「なるほど!」と思う気づきがあります。私は3代続く食品メーカーの会社を経営する家の第一子として生まれました。
先生のブログを読み込んだ結果、付き合うとうまく行かない理由が 子供の頃から「蝶よ花よ」と可愛がられ、世間知らずでわがまま一杯でここまで来たから、とわかりました。自分の未熟さに恥ずかしさでいっぱいです。親だけでなく祖父母からも、たくさんのことをしてもらっていました。
でもまだ「チヤホヤされたい」という思いが、どうしても拭いきれません。
親とのことも随分と楽になってきたので、あと少しこの思いをどう処理すればいいのかをお伺いしたくメールさせていただきました。
はい、ご質問ありがとうございます。
これだけの情報なので、わかることだけでお伝えしますね!
まずは「蝶よ花よと可愛がられてきた」これがわかるだけでも本当にすごいことなのです。
おまけにチャイルドの本音を「チヤホヤされたい!」とキチンと受け止めておられるだなんて!素晴らしいです!
これ、なかなか出来ないことですからねー!
自分の欲求や本音を、自分がわかることって、すんごく大事です!
チヤホヤして欲しいが悪になる時
で、チヤホヤされたいって、これ自体は悪いものじゃないんですよ。
これが問題になるのは、欲求に伴う「行動をしてない時」なのです。
つまり「チヤホヤしてほしい」と思うだけで、自分は大したこともせず、ただ存在しているだけでそれが手に入る、と思っている時ですね。こういう時に問題が起こるわけ。
チヤホヤしてもらえていた子供の頃の思考パターン
これは自分の思考が、一部子供の頃のままになっているから。
今あなたは立派な大人なのですが、脳の一部に、子供の頃の思考パターンが残っているんですね。
それが自分よりチヤホヤされていたり、優先されていたりするのを見ると、スイッチが入って大暴れしてしまうわけ。
子供の頃って、何もしなくても「子供だというだけで」優先してもらい、構ってもらい、チヤホヤしてもらえてきました。
だから大人になっても「そういうものだ」と、同じ思考パターンで解釈しているから勘違いして、問題が起きるんですね。
解決方法ー仕事をしている方
じゃあ、どうしたらいいのか?
チヤホヤを否定しなくていいんですよ。
チヤホヤされたい!という欲求に伴う努力をすればいい、ということです。これ、相手をコキ下ろす努力をする、ということではないですよ。
ちょっと考えてほしい。大人が「チヤホヤ」される時ってどんな時ですか?
仕事で圧倒的な結果を出した時、成果をもたらした時は、何も言わなくても、周りやら「チヤホヤ」されますね。
「カバン持ち」なんて方もついて「特別扱い」だってされます。
そうやって何かで結果を出せる自分になっていきましょう。そしたら黙っていてもそうされますからね。
今すぐは無理かもしれない。でも「なるほどそうか!」と思って、結果をだせる自分になるために何ができるかを考え、行動を起こしてみるってこと。
1ミリでもいいから、毎日それに向かって歩みを進めていくこと。
そんな自分をちゃんと認めて褒めてあげること。
すると気づくとそんな自分になれていますからね。
解決方法ー専業主婦の方
「専業主婦の場合だったらどうすりゃいいのよ!」って思う人もいるかもしれません。
そういう場合でしたら、家庭内の中で自分や家族が、圧倒的に居心地良い場所を作ってみましょう。
家族が外で活躍した後、まっすぐ家に帰ってきたくなるような、住環境を作るって感じ。
お金をかける必要はなくて、まずは断捨離。そして整えていく。
掃除、洗濯、料理、その他家事を心を込めてやってみる。
そして何よりも、未来の自分にふさわしい環境にしてあげる。
これが一番自分をチヤホヤすることだと思うんですよね。
仕事している人も、専業主婦の人もできますね。
これが「大人のチヤホヤ」なんです。
欲しいものを欲しいと認めた後にやること
チャイルドがほしい!と思うものを否定しなくていいんです、与えてあげたらいいんですよ。
その代わり子供の頃ままの与え方ではなくて、自分がレベルアップする方向で与えてあげたらいいんです。
- 構って欲しかったなら、自分が誰よりも自分を構ってあげる
- 私だけを見て欲しかったなら、自分が誰よりも自分を見てあげる
- わかって欲しかったなら、自分が一番わかってあげて
- 最優先して欲しかったなら、自分が一番自分ファーストにしてあげる
- 特別扱いしいて欲しかったなら、自分が自分を特別扱いしてあげる
自分の感情を否定しないことです。
「こんな子供っぽい思い、アタシは持ってませんよ」って、誤魔化す方が百害あって一利なしです。
誤魔化しても本音は「チヤホヤして!」「特別扱いして!」「最優先して!」という思いは「ある」わけですからね。すると、そういう人をみると嫉妬で目がギラギラして苦しいだけ。
だから「本音」を隠さない〜!。
その上で「大人の与え方」をしてあげてくださいねー。
自分が自分に与えていくと、いつの間にかそういうものって、欲しいと思わなくなりますからねー。
欲しいものが、別のものに変わっていくと思いますよ!
この記事もご参考に!