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小さい子供が居て夫婦のコミュニケーションがなかなか取れない!夫にもっとコミュニケーションの大切さを理解してもらいたい!そんな風に思っておられる方の参考になると思います。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
コミュニケーション不全で仮面夫婦?熟年離婚の危機
さてメルマガ読者のMさんから質問をいただきました。Mさんの了承を得て紹介させていただきます。
最近、夫との時間がどんどん減ってきています。
話していても私自身楽しくありません。5歳と2歳の子どもがいて、毎日夫婦で子育ても忙しいですが
だからこそ、私は夫婦の時間も大切にしようと心掛けています。子どもが寝た後に、ゆっくり映画を見たり、
たまには子供を親に預けて食事に出かけたりしようと提案しますが、夫はあまり気乗りしない様子。最近は仕事が忙しいのか、私が話しかけても「心ここにあらず」という感じで、とても心配です。
先日の私の誕生日すら、平日だからと当日には何のお祝いもありませんでした。
このままでは仮面夫婦や熟年離婚なんてことになるよと忠告しても 夫は聞く耳を持ちません。
こんな夫に夫婦としての正しいコミュニケーションを身に着け、夫婦の時間を大切にしてもらうにはどうすればいいでしょうか?
夫婦のコミュニケーションとは?
Mさんメール、ありがとうございます。
夫婦にとって、二人の時間を持つことは確かに大切なことですね。
ただ二人の時間を持つことイコール食事に出かけたり、映画を見たりすることとは限りません。たとえ子供がそばにいたとしても、短い会話の中でコミュニケーションをとることも可能なはずです。
ですがMさんにとって「 夫婦の時間を持つこと」の定義が、夫婦のコミュニケーションが食事や映画など
「夫と二人で楽しい時間を過ごすこと」になっているとしたら、その定義自体を見直す必要がありますね。
つまり夫婦のコミュニケーションが必要と言いながら、Mさんは夫に
自分を満たしてもらうこと、楽しませてもらうことを求めていないかってこと。
あなたのコミュニケーションのルーツ
そうなるのは、Mさんは幼いころに親に対してどう思っていたのかが大切なんですね。
親に対して当たり前のように
「私のことを愛しているなら、私を楽しませるべき、私を喜ばせるべき」と思っていなかったでしょうか?
そう言うと
「いえいえ!うちの親は一緒に遊んでくれたり、どこかへ連れて行ってくれたりしなかった。 だからそんなことを求めてはいない!」と思うかもしれません。
そう思ってしまうのは、親が本当に何もしてくれなかったわけではなく
Mさんの望んだタイミングで、望んだとおりではなかったために「してもらった」とカウントしていないだけ、かもしれません。
夫婦のコミュニケーションを盾にしている自分の本音
夫にしても、小さな子供の子育てを一緒に奮闘してくれているようですし
Mさんの誕生日にしても、当日は何もしなくても、別の機会にお祝いをしてくれたのではないでしょうか?
それが自分の望んだ形ではなかったからと言って、夫婦の時間を大切にしていないとマイナスに捉えてしまっていては、熟年離婚を突き付けられるのは夫ではなく、むしろ、Mさんのほうかもしれませんよ。
そうならないためには、今夫に対して、「夫婦のコミュニケーション」という御旗のもとに求めている
「自分を満たすこと」
「自分を喜ばせること」をMさんが自分で自分に提供できるようになることが必要です。
そして今まで当たり前と思ってカウントできていなかった、夫がMさんに対してしてくれていることを一つずつ確認されていくといいですよ!
具体的解決策
具体的アクションプランとしては以下の2つです。
- 夫に満たしてもらいたいことは何か?それを自分が自分にするとしたら?
- 夫がやってくれていた「当たり前」と思っていたことは何か?
今日のブログは如何でしたでしょう?
夫にこそ問題がある!と思っていのが、自分の幼い部分が問題だった、ということでした。
自分のことはなかなかわからないものです。
ではまた!!
こちらの記事も参考になりますよ。