湯川です。
先日は、自宅に帰ってこない夫に悩む方からの相談についてお伝えしました
夫の気持ちがわからない
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この相談に対して、あなたならどうアドバイスしますか?と問いましたところ、早速メールを頂きました。ご紹介しましょう。
質問者様の場合でしたら、まずは過去のことはもう本当に置いておきましょう。
過去を持ち出して、言い訳にしたらなにも進みません。〔
浮気はダメなことですよ。間違いなく。〕 感謝したくても、
その時の気持ちが邪魔して素直に感謝できなくなってしまいます。 最近帰りが遅いのであれば、それまでは早く帰って来てくれていた時もあったのだと思います。
その時、その瞬間、ちゃんと
「早く帰って来てくれて嬉しい、ありがとう」
と伝えていたか、だと思います。当たり前って本当に怖いですね。目に見えないものだから。
旦那様に甘えているのは自分の方だと気づいた時、
過去のことを理由に、旦那様に対しての態度を正当化していることに気付いた時、
解決への道が見えてくるのではないでしょうか?
おおー!
「自戒を込めてメールします」と書いてあったのですが、めっちゃしゃんとした回答です!
メールを頂いたKさん、ありがとうございます。文面からやさしさが満ちあふれていますね。
本当に「当り前」って当然過ぎて、見えていても認識できていないんでしょうね。だからこそ「欠けた時」「少なくなった時」
それ以外の方からも「今、私も全く同じ状態です!」というメールも頂きました。ありがとうございました!
自分自身に目を向ける
まずはKさんが仰る通り、過去は一旦横に置きましょう。
その上で、質問者さんに湯川から1つの問いを投げかけたいと思います。
「夫に一番言いたい事は何ですか?」
これを考えてみて下さい。ここに解決のヒントがあります。
例えば「私を寂しくさせないで!」という思いがあるのなら、夫にそう言えばいい!これでまあるく解決!なんてことではないですからね〜。
自分の幼少時代を振り返る
質問者さんが、どんな思いを言いたいかは分かりませんが、例えば先ほどの例のように、「私を寂しくさせないで!」と言いたいと仮定しますね。
この思いを質問者さんご自身が、ご両親に持っていなかったか、ということなのです。
「いきなりなんで両親が出てくるの??」と思われたかもしれませんね。
パートナーシップも友人関係も職場関係も、人間関係の原型は、すべて「親との関係性」が大きく影響しているんですね。
親との関係性って何か?平たく言うと「親に持った要望や期待」です。
心の奥に潜むチャイルドを見つける
例えば、お父さんが幼少期に浮気していたように見えたり、他のきょうだいばかりを可愛がって、自分は可愛がられなかったと思っていると、どんな要望や期待を持つと考えられますか?
そうですね、
「もっと私を大事にしてよ!」
「もっと私を可愛がってよ!」
「私を寂しくさせないでよ!」
こんな要望を持つかもしれませんね。
この要望が満たされないと「自分は大事にされていない」「愛されていない」と、短絡的に子供は思ってしまうんですね。
もちろん全部の子供ではないです。
たとえそう思ったとしても、成長の過程で、その思い込みの偏りに気づいて手放せる子供も居ますが、中には手放せないまま大人になる方も居ます。
というより、そういう方の方が多いのかもしれません。
その歪んだ見方や偏った認知を、今度は、世の中の男性に投影します。
男性だけじゃありません。
あらゆる人間関係に投影します。
彼や夫はもちろんのこと、上司や先生やメンターに投影したり、自分自身を子供に投影することもよくあります。
話が脱線してしまいました。
無理やり押さえ込まない事!
この質問者さんの場合は、幼い頃親が傍に居てくれなかった事で、親に対して怒りを持っているのではないかと思われます。
でも「親に怒りなんか持ってはイケナイ」と理性で押さえたのかもしれません。
ところが、夫がかつての親に見た行動をして(いるように見えて)めちゃめちゃ怒っている訳です。
「夫にそんなことを思ってはイケナイ」と、これまた同じように理性で押さえようとして、苦しんでいる、と言う所ではないかと思います。
親にめっちゃ怒っていた!
これをしっかり認識することです。誤摩化し無しで認めることです!
・親は傍にいるべきだ!
・私を寂しくさせるべきではない!
この思いが今度は、夫は傍にいるべきだ!私を寂しくさせるべきではない!になっているんですね。
そして自分は被害者になっているのですが、ホントに被害者だったのか?を、今度は観れるといいですね。
ここはプロに頼んだ方が早いです!!
ということで、対処療法的に夫に文句を言わない、ではなく
そもそも「文句を言いたくなる根っこ」を観た方が良い、ということです。
いずれにしてもまずは、最初の私からの問い「夫に何を言いたいのか?」
これをしっかり考えてみて下さい。
湯川 央恵