これまでいろんな方のセッションをやってきました。
子どもとの関係で問題が出ている人は、そのほとんどにおいて夫婦関係に問題を抱えています。
そして夫婦関係・パートナーシップに問題を抱えているカップルのほとんどは、親との関係性に問題を抱えています。
こんにちは。
パートナーシップ心理学アカデミー 代表 湯川央恵です。
問題が顕在化しているか、まだ表に出ておらず、潜在的に潜んでいるのかは問いません。
問題の根っこは親との関係性であり、そこからの流れが夫婦関係、そして子供との関係につながっていきますから。
親▶︎夫婦▶︎子ども
という流れになっているんですよね。なので親との関係性は、とても大事。
両親が不仲だと結婚が難しいのか?
さて、ここからが今日の本題。
美人で大企業にお勤めのNさん。日々充実した毎日を過ごしているのですが、パートナーとの出会いがない。
何とか幸せな恋愛・結婚をしたいということで湯川のプログラムを受講されました。
Nさんは子供の頃から、感情的で威圧的なお父さんが、お母さんを振り回しているように見えていたんですね。
男が王様のように振る舞い、女は小間使い。
いつも女は男に従わないといけない。
「女は損!」そう思っておられました。
「自分がなかなか結婚に至らない理由も、親のパートナーシップがそんな状態だったからじゃないのかしら・・・!?」
両親の喧嘩
セッションでは子供の頃に誘導し「女は損」と思った時に戻って、その状態を見てもらいました。
すると・・・
Nさんが4歳の頃でした。お父さんとお母さんが喧嘩しているシーンです。
見るとお母さんがリビングの床に倒れています。
それを見たNさんは、兄姉と共に「お父さんひどい!なんてことをするのか!」と責めています。
Nさんの目から涙がハラハラとこぼれ落ちます。
なんでお母さんはこんな人と結婚したのよ!さっさと離婚すればいいのに!
大人になったら専業主婦じゃなく、手に職を持っていつでも離婚できるようにしてやる!
そんなふうに思っていた幼いNさんだったんですね。
喧嘩の本当の原因とは!?
ではそもそも、なぜそんな夫婦喧嘩をすることになったのでしょう?そうなった原因のシーンに誘導します。
すると驚くことがわかったんですね!
何とお父さんがお母さんに怒っていたのは、Nさんのしつけのことが原因。
お父さんやお母さんが幾ら言っても、Nさんは素直に言うことを聞いてこなかったんですね。
こんなシーンです。
自分に都合よく記憶を変えていく
お父さんがNさんに怒ります。
幼いNさんは使った爪切りを元に戻していなかったのです。
何よ!使ったから違う場所に置いただけ、ちょっと元に戻さないだけで何でここまで怒る?全然大した事ない!それくらいで怒るって親としてどうよ!
こんなふうに思っていたシーンがハッキリ出てきたんですね。
だからお父さんがお母さんに怒って「お前がちゃんと注意しないからだろう!」と言ってたんですね。
私が見たのではなく、これはNさんが自分で見たもの。
Nさん自身がこのイメージに愕然!
そもそも自分が言うことを素直に聞いていたら、お父さんはお母さんに、そこまで怒る必要がなかったのです。
なのにお父さんが悪い!お母さんが可哀相!と思っていたとは!!
「えええ?」となりますよね。
さらにNさんは、驚くことにも気づいて行かれます。続きは下記