湯川です。
先日お送りしたメルマガ「この1ヶ月めっちゃ落ちてました」に沢山のメールを頂きました。ホント嬉しかったです。
鋼のハートの持ち主と思われていますが、私も生身の人間です。落ち込むこともあるし、自分を責めまくってしまうこともありますよ。
2年前に書いた記事を、今日何気なく読み返しました。今読むと自分で書いた記事ながら、チカラをもらいました(笑)
問題解決はもう古い?怒りを鎮めるアプローチの仕方

問題解決はもう古い? 怒りを鎮めるアプローチの仕方

「投影」とは

さて、よく心理学用語で使われている「投影」。
分かっているような、分からないような言葉ですよね(笑)
たとえば、自分が相手を見下したりバカにしていると、他人のちょっとした言動に対して「バカにされた!」と感じるのがその例。「怒り」の画像検索結果

 

 

 

 

ホントは自分が持った感情なのに、それを他人が持っていると錯覚して、根拠のない被害者意識を持ってしまうわけです。

「転移」とは

これに似たもので「転移」というものがあります。
「恋人 期待」の画像検索結果
例えば恋人に対して。
幼い頃自分が望んだほど、親から充分愛してもらえなかったと思っている場合、その期待を、今度は恋人に求める気持ちや行動のこと。

「投影」と「転移」の違い

分かりやすくまとめると

投影—自分自身を他の誰かに重ねて見ること

転移—他人を他の誰かに重ねて見ること

似てるけどちょっと違う。

転移の具体事例ー自分が正しい事を認めさせる

ここでAさんの「転移事例」をお伝えしましょう。
Aさんは子供の頃、親から「お前が悪い」と言われ続けてきたと感じていました。
そのことへの怒りや不満を抱えたまま大人になった時、上司や周りの人間関係の中でも、同じように「お前が悪い」という状況が繰り広げられていたんですね。
セッションの中でAさんは無意識のうちに、そういう人間関係を作ることで、最後には「私が正しい」ということを、認めさせようとしていたことにきづかれました。
つまり「お前が悪い」と言われてきた事で、幼い頃に感じていた「親に何とか自分を認めてもらいたかった」という、強烈な思いを「周りをつかって」叶えようとしていたんだ、ということ。
いやー、それってホントしんどかったと思います。
自分も周りも、ね。しかも無意識にそうなっていたのですから…。

転移の解決方法

つまりAさんがやるべきことは、2つ。
1つめは、他の誰かから「あなたが正しい」と認められることではなく、また認めさせることでもなく、自分自身が自分を認めてあげることが大切だということ。
2つめは、そもそも「お前が悪い」と言われた事に対して「認められていない」と思った、その言葉の定義を検証すること
なにをもって「認められない」と思ったのか、ということです。

認められないと思いこんだカラクリ

セッションでAさんの持つ「認められる」という定義を再確認したところ
「私のやる事に全てOKを出す事」という意味があったんですね。
これにはAさん自身も驚かれました。
そこからAさんは、これまであったいろんな苦しさは「私のやる事に全てOKを出すべき」という思い込みから来ていることに気づかれたんですねー。
苦しみの渦中に居る時って、こんがらがって大変なのですが、実は実は、とってもシンプルだったりします。
でも親や上司、周りの人を批判して攻撃しているうちは、そのような偏った視点に自分がなっているとは全く気づきませんし、自分の心の奥にある敵意や攻撃性を、他人にぶつけている、などとは、全く気づいておられませんでした。

非現実的な「転移」

本人はその非現実性には全く気づかず、むしろ自分の感情や行動が正しく正義に基づいたものだ!極めて現実的なことだ!と信じていたんですね。
しかし「転移」とは非現実的なものなのです。
その源は、自分の親に対してどう思っていたのか。それがルーツになります。
その満たされなかった思いがクライアント自身、いつ反応し爆発するか分からないことで、人間関係に問題を起こしやすかったり、生きづらさや苦しみを抱えて生きる事に繋がっていたんですね。


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