「責任」という言葉を聞くと、どんな感じがしますか?

不自由でがんじがらめになるイメージ?

それともTVで横一列で企業のお偉いさん方が謝罪しているイメージ?

いやー、責任って言われてもピンと来ないなあと思っておられる方。

もしかして、結婚してから大きな責任は全部夫に丸投げ、なんてことはないでしょうかね?笑

責任なんてもんは、できる限り逃げて、極力避けたいもの!

そんなふうに思う方が多いかもしれませんね。
でもね、実は責任を負える自分になるほど、自由度が増えるんです。

え?どういうこと?って思いますよね。

今日は責任から逃げたいと思うルーツと、具体的に「責任を負うとはどういうことなのか?」についてお伝えしますね。

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パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。

自分の人生の幸不幸を夫の責任にしていないか?

セッションをやっていると「責任から逃げていた自分」に気づくという方が少なくありません。
子供のころは、親が責任を負い、大人になっても当たり前のように、夫や周りの人たちに責任を負ってもらっていたかもしれません。

もちろん仕事で責任を負う立場に立っておられる方もおられるでしょう。
そんな方でも、ことプライベートにおいては結構人の責任にしていることって、あるんですよね。

自分が今、満足した状態にないのは、親の責任だ、パートナーの責任だ、だから今の現実は自分のせいじゃないんだ!ともし思っているなら、、、、
それはもう、自分の人生に責任を取っておらず、まさに「無責任」だということ、なんですよね。

こうして仕事では責任を負ってやっている人であっても「自分の人生には超無責任に生きている人が多い」ということを、まずは知ってほしいのです。

「無責任」に生きてきた理由ー愛の勘違い

無責任に生きてきた理由を考える前に・・・。
実は「責任」を語るうえで外せないのが「愛」なのです。

あなたにとっての「愛」って何でしょう?どうされたら愛されていると思いますか?
このあなたにとっての「愛」という御旗を盾に、これまでパートナーに様々な要求を突きつけて来なかったでしょうか?

「言わなくても私の気持ちをわかって欲しい!」
「愛しているなら、これくらいのことはやって欲しい!」
「寂しくさせないで!気持ちをもっと分かって!」
「私のことだけを見て!」
「彼なら!夫なら!・・・・・・!!!」

こういうものをあなたは「愛」だと思ってきたはずです。そして、相手に要求し続けてきたと思います。

でもこれが「愛」じゃないとすれば何だと思いますか?

これはただの「期待」です。しかも相当「高い勝手な期待」なんですよ。
優しいパートナーであれば、あなたが喜ぶならと、これまで叶えてきてくれたのでしょう。

でもこの期待が大きければ大きいほど、それが叶わない時、あなたは「裏切り」と感じるのです。
勝手に期待し、勝手に裏切られたと思う。
そして「相手の無責任さ」に怒ってきたと思います。

でもね、無責任なのは相手ではなく、自分。
勝手に期待するのではなく、相手に自分の要望を伝える。
自分でできることを、具体的に行動して自分に与えてあげる。

こういうことをせず、相手に自分の幸不幸を押し付けているのは無責任だし、迷惑以外の何物でもありません。

責任を親に丸投げー過剰な責任のルーツは?

なぜこんな勝手な期待や過剰な責任を、パートナーに押し付けてしまったのでしょう?

そう、それは親への思いですね。
自分自身が親に対して「親ならこれくらいやるのが当然だろ!」と親の責任を過剰に求めていた。
これがスタートなのです!

これは親への甘え・依存とも言えます。
甘えて依存しているから、そんなことを平気で思えわけです。

いやもう、こんなところにも親へ依存や思いが出てくるんですね〜、はい(笑)

「あんな事もこんな事も、親の責任としてやるべきだろ!」
その思いが強ければ強いほど、パートナーに向けて、その思いが丸々投影されます。

そして自分が責任を負うことよりも、むしろ相手がやってくれないことに対して怒りが出て来るのです。
「これくらいやるのが当然だろ!」という高い要望に比例して、あなたの人任せで無責任度が高い、ということなの。

同時に、責任に対して過剰に捉えてしまうので、責任を取るのがとても怖くなります。
いやー!エエとこ無しですわーー!

具体的に責任を負う方法

なのでまずは親に高い期待をしていたこと。おおいに依存していたことを、キチンと認めることです。
そして自分の取るべき責任を取っていきましょう。

自分の人生の責任を自分で取っていく、というスタンスです。

そのために、
・人のせいにしない。
・「察して!」をやめて自分の気持ちをキチンと伝える。
・自分でできることを、具体的に行動して自分に与えてあげる。

などありますね。

他にも自分が部下ならば、上司や会社のやり方に文句を言わず、それに倣うということです。
それも部下としての大事な責任の果たし方ですから。

まとめ

ちなみに湯川の場合、自分の人生の責任を夫に負わせることをやめ
さらに起業して責任を取り始めてから、仕事も人生もめちゃめちゃ楽しくなりました!

責任って取れば取る程、自由度が広がるんですよねー!
社長は責任があるけど裁量権が大きいでしょ。だから自由に出来る。

自由は欲しいけど責任は取りたくない!は、両立しませんからね!

それに責任を取っていないと、面白みって出ないんですよ。
責任を負うからこそ、そこに愛着も面白みも感じるのです。

お母さんは子どもを産むと、全面的に責任を負います。
だからこそ毎日親子ケンカしたとしても子どもが可愛いし、子育てが終わると「あの頃が楽しかったなあ」って思えるのです。

仕事が面白くない、人生がつまんない、という方は、ずっと責任から逃げているんだと思いますよ!

まずはこれまで責任を自分はいかに丸投げしていたかに気づくこと。
そして「自分で決める」ということからやってみてもいいかもしれませんね。

 

湯川 央恵

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