Mさんご夫妻の心の変化

今日は3ヶ月コースを受講されているMさんの事例を伝えさせて下さい。
少し長くなります。
実はMさんのご主人が、
先日、病に倒れ急逝されました。
ご主人はこの3ヶ月コースに彼女が参加することを、
心から応援してくれていたんですね。
彼女も夫に対する長年のわだかまりを無くして、
心底夫を支えられる自分になりたいと
思った矢先の出来事でした。
受講当初からご主人の病状が芳しくない、
ということは聞いていたのですが、
こんなに早くに逝ってしまわれるとは…。
コースメンバー限定のコミュニティに彼女が投稿してくれたものを
今日はご紹介したいと思います。
ここには沢山の示唆が詰まっています。
尚、個人が特定される部分については
修正および削除しております。
 

Mさんからのメッセージ

私が今回3か月集中コースに申し込んだ理由は、
結婚して20年目になる夫とずっとわかり合えず、
関係修復にも疲れ果て、
離婚秒読みで着々と離婚に向けて準備を進めている中で、
昨年夫にガンが発覚したことに端を発します。
そもそも、数年前から生きづらさを感じ、
インナーチャイルドという言葉に出会い、
湯川さんのメルマガを読破してもよくわからず、
やっぱり全ては親のせいと被害者意識満載でした。
夫の病状も当初は転移のないステージ1で、
離婚準備中の私は
むしろ厄介なことになったと思ったほどです。
しかし、昨秋に肺への転移がわかりました。
当初、自営業の夫は
経営理念を勉強する会に参加しており、
その会で自分自身をこれでもかと言う程
さらけ出すことを繰り返しており、
病気のこともあり彼自身、相当な自己洞察で苦しんだ後に、
私に
「これまでごめんなさい。許してください。ありがとう。愛しています」と
号泣して言いました。
そこまで言われても当時の私は
「今さら何やねん。どれだけ私があんたのために犠牲になってきたかわかってるん?」
と言葉にこそ出しませんでしたが、
到底許す気持ちにはなれず、
むしろ「これまでの20年間分土下座しろ!」と思っていました。
そこから、
20年分のすれ違いを修復する毎日が始まりました。
あの時どう思ったか、
何であんな風に言ったのか、
そうじゃない、わかってない、、、
話しても話しても修復できず、
最後には
「どうせ、私が悪いんやろ。私が我慢すれば済むんやろ」
挙句の果てには
「私なんか居なくていいと思ってるんやろ」と。
夫の残された時間が無くなっていく中で
「私は、偽善で、がんの夫を献身的に支えたいだけなのか?」
「夫との時間を、夫が生き抜く日々を笑顔で過ごせるのか」
もう後は無いと思って
このコースに申し込みました。
1回目のセッションを終えても、
頭でわかってるだけだったので、
やっぱり私は被害者で夫が加害者・こんな私にしたのは両親。
でも夫は
「全てを俺にさらけ出して。全部受け止めるから」と
繰り返し繰り返し私に言いました。
(中略)
ようやく、私は鎧を下ろし始めることが出来ました。
これが7月の中旬で、
もう抗がん剤の効果は無く、余命は3か月と医師に言われた頃でした。
本当に時間がかかりました。
それからも、毎日時間が足らないくらい、
たくさんたくさん話し合いました。
そして、2回目のセッションを7/22に受けました。
最初は、また本質を見失いかけていましたが、
湯川さんのアドバイスで、パッと出口が見えて、
これまでの自分の幼児性が途端に恥ずかしくなり、
並べ立てていた両親から言われた言葉の数々など、
〇〇のせいと列挙していた全てのエピソードが
紙くずのように散っていきました。
どれ程、大切に育ててもらったか。
なのに傲慢で、
自分の要求は受け入れて当然と思っていたか。
夫は、湯川さんのセッションを受けることを、
とても応援してくれていました。
「でも、湯川さんが変えてくれると思ってはいけない」とも注意してくれました。
7月28日、
夫は永眠しました。
体も心も半分に引きちぎられたようです。
周りを探してもどこにも居ません。
LINEも既読が付きません。話したい、触れたい。
夢だったと笑って出て来て欲しい。
どれだけ夫が、家族を愛し家族のために働いてくれてたか。
自分がもっともっと早くに自身の幼児性に気付き、
夫を大切にしていたら、
病気になんてならなかったかもしれない。
悔やむことばかりです。
(中略)
でもそのためには、自分が殻から出ないと始まりません。
 

この先、まだ続くのですが、長くなるので一部のみ
ご紹介しました。
ここまで読んでいただいて、どう感じられましたでしょうか?
いつかは、ごめんねと言おう…
いつかは、ありがとうって言おう…
その「いつか」って
永遠に来ないかもしれない。
もちろん心の中では言えます。
でも生きている間に直接言えるのは、
なんと幸せなことかと思います。
それは「ありがとう」や「ごめんなさい」以外でも
「好き」も「嫌い」も
どんな言葉だって直接言えない日が、
必ず来るのですから…。
「今日と同じ日が、明日もやってくる」
これが人生最大の思い込み。
同じように明日がやってくるとは限らないですものね。
それは母と父を3年前に亡くし、
先日義父を亡くした私自身も痛感したことです。
言いたいときには、もう居ない。
ラインを送っても既読にならない。
電話をコールしても、出ることはない。
だからこそ、愛する人がせめて生きている間に、
自分の幼い見方からうまれた
被害者意識をなくしていくことが、
いかに大事なことかと思います。
 

被害者意識の根っこ

被害者意識の根っこは「親への思い」
親に対する見方が、
彼や夫、上司や社会への見方と
イコールになりますからね。
親をバカにしている間は、
彼や夫、上司が
どうしようもなくバカに見えます。
そして社会に対して
「どうせこんなもんでしょ」と斜に構えて見ます。
親をバカにしていますので、
その親が持っている素晴らしい部分が、自分の中に開花させられませんし、
もちろん彼や夫、上司にも、
親に見ている通りのものしか、引き出せない、ということになります。
つまりバカにしている通りの彼になり、
夫になり、
上司になっているわけですね。
親のせいにする、というのは、
何だかんだ親を悪く言いながら、
未だに親に「超依存」しているってことですからね。
親は、子どもがこんなに大きくなっているのに、
未だに悪役を引き受けてくれている訳です。
ホントにすごい愛ですよね…。
これまでずっと変わらずそばに居てくれた。
憎まれ役として苦言を呈してくれた。
何度も何度も懲りずに言ってくれた。
こちらがどれほど嫌いになろうとも、
あるいはどれだけ自分が正しくて相手が間違っていると思っても、
どんな自分であろうと、ずっとずっと変わらずそばに居てくれた。
こちらがどれほど見下し、バカにしても、そばに居てくれた。
これ以上の愛ってあるのか、って思うのです。
最後に、冒頭に紹介したMさんからのメッセージをお伝えして、終えたいと思います。
 

(私が)伝えたいことは唯一ひとつ、
相手が生きてさえいれば
何度だってやり直せるということだけ。
本気で変わりたければ、
何十年の過去があっても、絶対に変わるということ。
(中略)
もしも、
私なんかのエピソードで救われる人が、
一歩踏み出す勇気が出る人が、一人でも居てくれたら、
私にも生まれてきた役割があったと思えます。
いえ、私じゃなくて、
夫の生まれてきた役割があったという
証しになると思います。
 

 
Mさん、掲載許可を下さり、本当にありがとうございます。
これを読んだあなたはどんなことを感じたでしょう?
そしてどうしていこうと思われましたでしょうか?
良かったら、是非感想をお聞かせ下さいね。
最後になりましたがMさんのご主人のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。
湯川 央恵


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