目次
本当はどうしたいの?私は彼のこと好きなの?嫌いなの?
結婚している人なら、このまま婚姻関係を続けたいの?それとも離婚して新しい未来を築いていきたいの?
人生の岐路に立った時、自分の気持ちがわからないと人の言葉で判断するようことになってしまうかも。
今日は自分の感情を感じなくなった理由と対処法をおつたえします。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
親からの虐待で顔色を伺って生きて来た
一般的に、虐待が日常的に行われていた家庭で育ってきた方や、いつも親の顔色を伺わなければいけなかった方。
そんな方は、感情を感じると辛すぎることから「感情を感じないようにしてきた」という方が多くいらっしゃいます。自分を守るためにね。
そんなことが長年繰り返されていると「自分の感情がわからない」ということが起こります。
しかしセッションをやっていくと、虐待や親の顔色を伺って生きて来たというのも、随分思い違いをしていた、という場合があります。
世の中的には、あまりそれについて語られていないので、私の方でお伝えしていきますね。
抑圧した理由その1
ー親なら子供のやることをニコニコ受け入れるべき!
さて、湯川のプログラムを受けると、感情を抑圧したホントの理由に気づかれる方が多い。
泣いているとうるさい!と言われることが多かったことから、自分は感情を出すことを許されなかったと思っていたIさん。
インナーチャイルドワークをして、過去に誘導すると・・・
親が疲れている時に大声で歌っていたことが判明!
うるさいから静かにしろと、何度もいわれていたのに、言うことを聞かず大声を出し続けていた。それでドカンと雷が落ちた、ということがわかったんですね。
どれだけ親に無茶を要求していたのか?
当時のIさんはどう思っていたかというと
「子供である私の歌声をうっとりと聞かない親が悪い」と心底信じていたんですね。
どんなに疲れていても、親なら子供のやることをニコニコ受け入れるべきだし、子供をがっかりさせるとは、なんて親だ!と。笑
いやいや、こっちは疲れてるのに
なんでウットリ聞かなあかんねん!ですよ笑
これ、大人の自分が友人に言われたらどうでしょう?
とんでもない話ですよねー。
大人の自分が聞くと「ありえない」と分かるのですが、子供の頃ってこういう思い込みをナチュラルにしちゃうんですねーー。そりゃ怒られますよ!って話ですね。
でも子供の頃の視点は「自分」しか見えていません。
Iさんは、自分に都合よく記憶を持っていたことに、愕然とされていました。
ちなみにIさん。歌手や芸能関係のお仕事をされている訳ではなく、会社役員秘書をされていらしゃいます笑
抑圧した理由その2ー親なら私を誰よりも優先すべき
今度は、泣いていると「置いていくよ!」と言われたNさんの事例。
生まれたばかりの妹とお母さんとNさんがお出かけしている時。Nさんがつまづいて転んでしまったことがありました。
お母さんは妹を抱っこしているから、Nさんを抱き上げることができない。
でもNさんは転んだ自分を抱き上げて欲しかった。
「妹を置いて私を抱っこしてよ!」
そう思ったNさんは、お母さんが手を差し出しても、ガンとして立ち上がろうとしない。
「抱っこしてくれるまで、立ち上がらないんだから!!」
そんなNさんにお母さんは
「いつまででもそんなことをしていると置いていくよ!」と言われたんですね。
それで「ひどい!」と思ったNさんですが、実際はどっちがひどいのでしょう?
親を悪者に出来るほど親に依存している
当時のNさんは5歳。生まれたばかりの妹を地面に置いて、自分を抱き上げろ、自分を最優先しろと言うほうが、無茶を言ってるわけですよ。
こうして子供の頃の記憶とは、自分に都合良く改ざんされるのです。
本当のことに気づくと驚きですよね!
これまで自分は「可哀想な子」「健気で我慢していた」と思っていたのが、フタを開けると全く違う。そのことに誰もがポカンとしたあと、大爆笑。
自分の傲慢さや都合よく改ざんしてきたチャイルド思考に驚くと同時に、こんなことで何十年もの間、親を悪者にしていたことに愕然とされます。
そうなのです。
親を悪者にできるくらい、親にどっぷり依存している、ということなのです。
そのことに気づけると、被害者意識で親を悪者にしていたことが、どれほど自分勝手な解釈だったのかと思えますね!
自分の気持ちがわからない時の対処法
まず頭で考えようとしないことです。感じることです。
今自分は何を感じているんだろう?どう思っているんだろう?
そう思うと、また頭だけで考えてしまいます。
ですので、ここは心を許せる人に話を存分に聞いてもらうのがいいですね。
それもできない時は、自分の今の気持ちをノートに書き出してみましょう。誰にもみられないように、安心できる場所で、ノートに淡々と吐いてみましょう。
それを繰り返すことで、自分の気持ちも徐々に見えて来ますからね。
こちらの記事を参照ください。