「自分は正しい」と思っている人ほど
自分のことが見えていない
By yukawa
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
どっちが正しいのかにフォーカスしていませんか?
今日はEさんの事例を。
Eさんは大手食品メーカーの経営幹部として日々忙しくされており、付き合っている彼ともなかなか会えません。
久しぶりに会えたとしても意見がぶつかってばかり。
挙句の果ては「言った、言わない」の応酬、大喧嘩で終了。
あちゃーって感じですね!
どっちが正しいのか?
どっちが間違っているのか?
そこにフォーカスすると、どうしてもEさんのようなパターンに陥ってしまいます。
ホント、こういうことって珍しくありませんね。
「自分は正しい」が強すぎる人
セッションをさせて頂いても比較的多いのがこれ。
「自分は正しい」
「間違っているのは相手」
この思考から抜け出せなくて、苦しんでおられる方は結構多いです。
でもね、実はそれを自覚している人って、意外と少ないんですよね。
こういう方は、自分の間違いには極めて寛大で、相手の間違いは厳しい!(笑)
許せないんですねー。
特に「明らかに相手に失態があった場合」完膚なきまでに相手を責め立てます。
まあ自分に実害があった場合は、怒りが湧くのもわかります。
しかし、
少し前に世間を賑わしていたアンジャッシュ渡部さんの「多目的トイレ事件」や、今や懐かしい感もある東出さんの不倫。
こういう「叩かれて当然」というような、わかりやすい非のある人に対してはどうでしょう?
自分は関係者でもないし、実害もないのに「叩いて当然」とばかりツイートしたり、責め立てるような投稿などしていないでしょうか?
積極的にSNSに責め立てる投稿をしないまでも、ニュースを見ただけで、イライラモヤモヤしてはいませんか?
「自分が正しい」は「客観視出来ていません」と自ら露呈している
「自分は正しい」が強い人ほど、自分と違う意見を受け入れません。
自分と違う意見は「悪」もしくは「バカ」と思っているんですね。
しかし冷静に考えてみてほしいのですが、世の中自分と同じ意見が大半で、それ以外の意見はマイノリティと思うのはあまりにも近視眼的。
つまり客観視できていないと「自分が正しい」に陥ってしまいがちなの。
なので正義を振りかざしている人ほど「自分は客観視出来ていないんですよ。メタ認知出来てないんですよ」と公表しているようなもの。そっちのほうが恥ずかしい!
こちらの記事が参考になります。
「自分が正しい」と言いたい人の深層心理
自らの主張こそが正しい!それが正義だ!と思いたい時って
自分は人とは違う!優秀なんだと思いたい。相手を負かしたい。そんなところだと思うのです。
つまり自分が優秀で、相手を負かすくらいの力があると思いたい位
本当は自分に自信がないってこと。
本当はそこをこそ、みていくべきポイントなんですよね。
それが出来た時、本当の意味で「自分が正しい」の囚われから抜け出せるのだと思いますよ。