夫婦でお互いの足を引っ張りあっていませんか?
今日は無意識に夫をダメンズにしてしまっていた方のセッション事例を紹介しますね。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
夫の年俸が下がり仕事でトラブルが続く
クライアントA子さんは非常に優秀で、仕事の出来る方。
その部署での唯一の女性管理職でもあります。
一方、ご主人は仕事でトラブルが続き、年俸が激減。
実質A子さんが一家を支えるようになってしまったそうなんですね。
そうなったことが「たまたま運が悪く」で済ませるのではなく
現象が起こっているということは、そこに何らかの思考や意図が介在していると観ます。
ではなんでこういう事が起こったのでしょう?
A子さんのどんな思考が、この現実を引き起こしたのでしょう?
A子さん曰く
夫は子供の頃から、親と色々問題があったようです。
自分は「愛されていない」と思っていると思います。
おそらく夫は「自己価値が低い」んじゃないでしょうか?
なるほど。
ですがパートナーは鏡なワケですよ。
そういうご主人だとしたら、A子さん自身も実は、自己価値が低いと思われます。
夫がダメ男になってしまうカラクリ
セッションでは「自分なんて」という思いがA子さん自身、かなり強いことがわかりました。
それは普段だとわからない。何かの拍子に「不意に」出てくる感情なのです。
例えば・・・
・会社で自分の机にだけ、旅行のお土産が置かれていなかった時
・グループの中で、他の人が褒められていた時
・他のママ友みたいに明るく、その場を楽しめなかった時
・いつも自分が周りから浮いているように感じた時
こういう時に「あぁ自分なんて」という思いを感じては
「ダメダメ」と無理やり押し込めていたんですね。
つまりA子さんの場合
「自分なんて」という劣等感がかなり強かったのです。
劣等感があるが故に、無意識にパートナーをダメにして(下にして)自分を上にあげていたのです。
そのことで優越感を感じることが出来ます。
優越感を感じている間は、劣等感を感じずに済みますよね。
むしろ
「私が一家を支えてやってる!」と、すごーく自己価値が上がるわけですよ!
自分ばかりが忙しくて大変であっても、自己価値が上がるメリットはなかなか手放せないんですね。
夫に与えている妻のメッセージは?
そういう奥さんを見ているご主人はどうでしょう?
どんなメッセージがご主人に伝わるでしょうか。
「あなたは私より下よ!しっかりしなさいよ!」と突きつけられているように感じるわけです。
A子さんは最初「夫にそんなこと思っていない!」と思っていたようですが
深い部分では「私が頑張っているおかげでしょ」という思いがあったんですね。
そうなのです。
ここはハッキリ、自分が上に上がりたいと思うが故に、夫を下げている、ということに気がつかないと事態は解決しません。
ココをしっかり観ることなのです!
夫婦でお互いを下げ合うのは、もうおしまいです!
夫に口やかましく言ってはいないでしょうか?
これくらい当然でしょ!と権利ばかりを主張して、相手の非を責め立てていないでしょうか?
これ、全部相手を下げて、自分が上に上がる行為なんですよ。
親に対してどう思っていますか?
そしてこのようになるそもそものルーツは「親に持った思い」です。
親の事を非常に低く見ていたはずです。
感謝していると言いつつも
「これについては親よりも私のほうがマシだ」
「私のほうがずっと頭がいい」
「親はこれくらいやって当然だ」
「こんなことを言う親はあり得ない」
これが「低く見ている」ってことなんですよー、
もちろん親も一人の人間ですから、完璧でないのは、当たり前。
そんな中であっても、必死に育ててくれた訳ですよ。
自分は完璧に出来ないのに、親には完璧を求める。
出来ない親を見下す。それが夫を見下すルーツなのです。
実力と不相応な自己評価やプライドの高さ
そもそも、実力が伴っていない割に自己評価やプライドだけが高い。
高下駄履いて、必死で高く見せているから、とっても不安定なの。
しかも他人からは高下駄履いていること、バレバレですから〜!
「親への思い」を修正することで、やっと自分の自己評価が正常になり夫を下げる必要もなくなるの。
もちろん自分が上に上がらねば!と思う必要もなくなりますからね。
ちなみにこの方も、自分の本当の思いに気づいて、夫が「バリバリ稼ぐ夫」に変わった方です。
11月にサンクチュアリ出版さんで開催したセミナー
「脱・ダメンズ引寄せ症候群!苦しい恋愛を卒業して幸せな関係を手に入れる3ステップ」のセミナー内容をサンクチュアリさんの方でまとめてくださいました!
良かったら是非ご覧下さい〜
湯川 央恵