湯川です。
お別れの日
先月、2月22日は実父の命日。
あの日はコースメンバー限定のワンデーセミナー開催のため、和歌山から特急で大阪にむかっておりました。
朝イチの車中の時間帯に、父は心筋梗塞で亡くなったんですね。
あれから丸3年。
父が話してくれた事。
見せてくれた後ろ姿。
一緒に笑い合って、肩を組み合って飲んだあの日…。
誰よりも私を信じ、いつも全力で応援してくれた父から受けた愛の大きさを思うと、胸に熱いものがこみ上げて参ります。
親ってどこまででもスゴい存在ですね。
まだまだ私にはやり残した事があります。それをやり切るまではあの世に行く訳にはいきません。
遺された時間があとどのくらいあるのかは分かりませんが、あの世に帰った時に「お父ちゃん、お母ちゃん、私頑張ったで〜」と、胸を張って両親と対面できる自分でありたいと思います。
生きていてこその悩み事
さて、悩みの渦中にある時は「一刻も早く解決したい!」「この悩みさえ解決したらどれほどラクか!」と思うものです。
ところが不思議な事に、悩む人はその悩みが解決しても、次の悩みをすぐに発見しては、相変わらずずっと悩んでいるんですね。
悩みはズバリ「生活習慣」なのです。
悩みという嗜好品
ちょっと口寂しくなったら、タバコやコーヒー、チョコなどを口にするように、ちょっと考える時間ができたら、すぐに悩みを持ち出して、あれこれ考える。
「悩みと言うガムを一日中くちゃくちゃ噛んでいる自分」
そんな姿を一度ちょっと想像してみませんか?
いかがでしょう?なかなかヤバい光景ですよね。
こうやって自分を客観的に見る力は、悩みから抜け出すことのみならず、自立や成長において欠く事の出来ない力になります。
身近な例として上げるならば
「自分の意見を押し付けないでよ!」と、夫に悶々と思っている人がいるとしましょう。
その方は自分の思っていることが正しいと信じて疑っていないので
また、「あの人はちっとも人の気持ちを分かろうとしていない」
あと、「人を叩いちゃイケマせん!」と言いながら、子供を叩いているお母さん(笑)
こういうのに気づく力が客観視できる力なんですね。
メタ認知力、とも言います。
自分のことは棚に上げ勝手な解釈をする
湯川の場合で言えば、夫に対して「あなたは夫として責任を取ろうとしていない!」
なんて思っていましたが、そんな自分こそが自分の人生の責任を、全部夫に丸投げして「私を幸せにする責任があなたにはある!」なんて思い込んでいましたからね〜。
どんだけ自分自身が無責任だったのか、そこ、全く見えていませんでしたから〜(苦笑)
自己矛盾は起こりやすい
このように私達は、自分のことになると、「私の場合は特別で」とか、「これは特殊なケースで」などと思ってしまうんですね。
こうやって自分を特別視したがるのですが、第三者から見ると「それ、あなたも全く同じことやってるよね」と思える訳です。
つまり他人だと「鏡の法則」が分かるのに、こと自分のことになると先ほど言ったような
「いや自分の場合は特別で…」なんてことになるんですね。
私達人間はこういう自己矛盾を起こしがちな存在なのです。
言ってることとやってることが違うっていう状態です。
実は自己矛盾事態が悪いことではなく、むしろ自己矛盾を起こしていることに全く気づいていない、ということが問題になるんですね。
自己矛盾を無くそうとするのではなく、私達は自己矛盾をしがちな存在なのだ、ということを「認識すること」なんです。
改善方法
自分が見えていない部分が見えたとき、私達は愕然とします。
同時に「恥ずかしい!」という思いも湧いて来ます。
それがとても大事なんですね。
そして自分を特別視することはやめることです。
自分の振る舞いを第三者から見たらどうなのか?これを冷静に突き放して見ること。
これが客観視出来る力を身につけることであり、悩みから浮上する時に必要な力でもあります。
*今日の湯川からの一言*
相手に言いたい文句を自分に言ってみよう
言いたい事は5分でまとめて言え!と、1時間かけてくどくどと言う上司の自己矛盾(笑)
あなたの自己矛盾、見えて来ましたか〜?(笑)
湯川 央恵