先日、大阪で「愛の極意」セミナーを開催した際、参加者の方からこんな質問をいただきました。
夫に自分の気持ちを言いたいんだけど、なかなか言えない。
言ってもどうせ否定されるだろう。どうせ分かってくれないだろう。
だったら言っても無駄と思ってしまう。
これを読んであなたはどう思いましたか?
「私も同じー!」なんて思われた方も多いかもしれませんね!
今日は、なぜ自分の気持ちをなかなか言えないのか?言うためにはどうしたらいいのかをお伝えしていきます。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
本音・言いたいことが言えない心理
この質問者さんは、夫に自分の気持ちを言うために「言い方をいろいろ工夫している」と仰っておられたのですが、聞いていて「いやー、そこじゃないよー」と思ったんですよね。
言い方を工夫するって、めちゃめちゃ表面的なアプローチ。
それが無駄とは言いませんが、問題はそこではありません!!
言い方云々の問題と思っていると、いつまでたっても問題は解決しません。
湯川がその方に言ったのはズバリこれ。
「私の言うことを全部受け止めて!」が強いということ。
ん?と思いました?笑
そもそも「私のいうことには全部賛成賛同して!」と思っているからこそ「私の言うことにNoを言うのは許せない」と思ってしまう。
だから夫に自分のニーズを言えないの。
わかりますか?
言いたいことが言えず我慢していることで起こること
「私にNoを言うなんてありえない!」と思っているとどうなるか?
相手が自分の思いを受け止めてくれなかったり、Noを言われることに、とてつもなく恐怖を感じます。
だって自分の言うことに対して、相手には「Yes」しか許していないってことだからね〜。
そりゃその思いが強ければ強いほど、自分のニーズをハッキリ言葉にすることが、怖くて出来ません!
そして自分のニーズをはっきり言えず、相手に合わせて応えようとするとどうなるか?
「私はこんなにもあなたに合わせているの。だから私が何かあった時、きっと応援してくれるはず」
など勝手な期待をするんですよね。
それで分かってくれないと「ひどい!裏切られた」とイライラを募らせる。
自分はそうやって必死になって人に合わせている分、相手もそうするのが当然だよね、という思考になっているはずなのです。
これでは本当にしんどい。
我慢大会じゃないんだからね!犠牲を強いてほしいものを得ようとするのは迷惑この上ないこと。
自分の本当の気持ちや要望を言う時の注意事項
自分のニーズを相手に言うことはオッケーなのです。
「〇〇してほしいの」
「〇〇してくれると助かるんだけど」
「〇〇だと嬉しい」
「〇〇されると困るんだ」
こうやって自分の気持ちを、口にしてもいいのです。
いいのですが、その要望に対して、夫が叶えてくれるのかどうかは夫の自由なんですね。
ニーズに応えてくれることもあるし、応えられないときもある。
それで普通なんですよ。
でもその時に
「普通夫だったら〇〇して当たり前だよね!」と強要するのはNG!
めっちゃめんどくさい女になってしまいます。
それって逆に言われるといやじゃないですか?
「普通嫁だったら〇〇すべきじゃないの?」なんて言われたらカチンとくるでしょ?笑
でもね〜
恐らく頭ではそれを分かっているんですよね?でも感情がそれを許さないんですよね。
なぜ要望が強くなってしまうのか?
なぜこんなにも要望が強くなったのか?分かりますか?
そうですね、それは親に対して望んだものなんですね。
ここがスタートです。
恐らく相当要望を叶えてもらっていたのだと思います。だからこそ、それが当たり前になるのです。
親にやってもらっていたことがスタンダードになっているからこそ、パートナーには更にそれ以上を求めてしまいますからね。
とは言ってもあなたの中の子供部分(インナーチャイルド)は
「そんなことはない!」
「あれもこれも全然子どもの私の要望に応えてくれなかった!」と思っていると思います。
だからこそ客観的視点で見れる人が必要だし、インナーチャイルドの思いを受け止めて、躾直しが必要ってこと。
つまり
「チャイルドの勘違いしている部分」をキチンと修正していくってことね。
見えていない部分、分かっていない部分に気づかせていく、ってことでもありますね。
(湯川の半年の個別コースではここをしっかりやっていきます。心の土台を創っていくので、その後の心の安定感が全く変わって来ます!)
夫婦円満対処法
なのでまずはパートナーや夫に本当は何を言いたいのか?どうしてほしいのか?何を分かってほしいのか?それを書き出してください。
その次にやること
・わかりやすく伝える準備をする(いきなり言うのではなく書き出してまとめる)
・相手に求めるのではなく自分が行動して手に入れていく
・望む状態を手にいれるためにやるべきことをやっていく
・相手に100%を求めるのではなく元々0だったのなら30出来てよしとする、のように途中経過を考慮する
そんなふうに「具体的に行動すること」なのですよ。
思考を修正することと、具体的に行動すること。
この両方が大事ですね!
ではまた!
湯川 央恵
この記事も参考になりますよ!