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自己犠牲的にやり過ぎていませんか?
夫や彼に尽くしすぎたり、お世話ばかりしてしまう。
子どもが王様のようになり、親の方が振り回されてしまう。
カラダを壊す程、自己犠牲的に仕事をやってしまう。
これ、ぜーんぶ
「やりすぎてしまう自分がいる」ってことなんですよね。
セラピスト・カウンセラーも、クライアントに介入しすぎて、燃え尽きてしまう方がいらっしゃいます。
今日はこれについてお伝えしていきますね。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
あなたが自己犠牲的にやり過ぎ・尽くし過ぎてしまう理由
そもそも何で、相手にやりすぎてしまうのか?
「境界線をキチンと引けばいいだけなんじゃないの?」
これでクリアできる人ならオッケー!
でもほとんどの方が、頭でわかっていても、相手にやり過ぎ・介入しすぎてしまう現実があります。
というか介入し過ぎているということにすら、気づいていないことも…。
自己犠牲的に尽くし過ぎてしまう思考ー相手に寄り添うべき?
セラピスト・カウンセラーの場合で言うと
「クライアントに寄り添うべき」
「クライアントの話をキチンと聞くべき」
「クライアントを全面的に受け入れるべき」
このような思考があるから。もちろんセラピスト・カウンセラーだけでなく、対人援助職と言われる、看護師、保育士、教師、福祉士などの職種の方には、上記のような部分は当然求められます。
ただ、自分がボロボロになるくらい過介入になるのは、上記の思いが「過剰」になることで起こってしまっているから。
その理由は何か?
そう子どもの頃の親に対する思いに行きつくのです。
もうね、どうしてもここに行き着いてしまうんですよね(笑)人間関係のルーツは全てここからスタートします。
自己犠牲的に尽くし過ぎてしまう思考ー親への怒り
子どもってビックリするようなことで、親に不満や、怒りを持ちます。
大人から見ると、全然ひどいことでなくても「ヒドイっ!」って感じるんですよね。
単純に「居てほしい時に居なかった」「欲しい時にもらえなかった」「今すぐやってくれなかった」。
それだけのことで「私は大切にされなかった」「親のくせにアリエナイ」と思うわけです(苦笑)
他にも幼稚園に行く時に、洋服や持っていくものをキチンと親が準備してくれなかったり、気を付けたりしてくれないことで、親をうらみ「親としてやるべきことをやってない」などと当然のように思ったりしているわけなんですよ~。
その怒りがあるからこそ
「弱い者は助けるべきだ(私は助けてもらえなかったから)」
「世話をすることは愛だ(私は世話してもらえなかったから)」
こんな思考になっているわけなのです。
だから相手に尽くしたり、世話をせずにはおれないの。
「可愛そうな私」を相手に投影しているだけなんですね。
自己犠牲ー世話ばかりしている人が持つ思考
単純に「境界線を引けばいいんじゃない」と言っても出来ないのは、その部分がクリアになっていないからなんです。
境界線の引き方が分からない、じゃあないの!子どもの頃の「私は可哀想」という未消化な思いですね。これが未だにあなたに影響しているってこと。
別にセラピストやカウンセラーだけじゃないですね。
人の世話ばかりにかまけている人は、自覚していよが、してなかろうが、心の中のチャイルドが「私を世話して欲しい」が相当強いんだ、ということなのです。
今どれだけ働き者であったとしても、周りに世話しないといけない人が多い人の場合、最初のスタートは「もっと私のことを世話して!」です。
ここをハッキリ認めないと前に進めません。
自己犠牲の原因と心理
自分が誰よりも、世話されたかった。
だから今自分の周りに、世話すべき人をたくさん作って、過去母親にやって欲しかったことを、今自分が「理想の母」になってやっている、ということなんです。
何よりの勘違いが
「私は世話してもらえてなかった」「大事にしてもらえてなかった」
ココね!これをガラリと修正していくと、人生、マジラクになるから(笑)
自己犠牲で尽くし過ぎた結果
リーダーと呼ばれる人や子供を持つ親御さんは、自分の中のチャイルドをよくよく整え、成長させておかないと、部下や子供の世話にばかりかまけて、自分のことを後回しにしてしまいます。
つまり、人の世話をすることに、どっぷり依存している状態なのです。
その結果、相手をどんどんダメにしていき、自立成長させることが出来ません。
理由は自立成長させないほうが、相手の世話を焼き、自分の価値が上がるように感じるから、なんですけどね。
ダメンズを作ってしまう女子も全く同じ。
尽くしてばかりいるのは「尽くしてほしい」が相当あるから。だから自己犠牲をしてまでも、相手に尽くしたり面倒みたりするわけですね~。
自己犠牲で尽くし過ぎ・世話し過ぎな人がやるべきこと
なのでやることは3つ。
1、自分は相当世話をされたかったのだと認めること!
2、自分自身の幼いチャイルドを躾け直すこと!
3、誰かに求めるのではなく、自分が自分を満たしていくこと。自分の世話は自分がやっていくこと。
これが出来ると、自分の人生を良くすることのみならず、自分の周りの方の幸せにも貢献できるようになるのです。
世界は自分の鏡だからね!