束縛って愛情なの?
恋愛や結婚において「束縛」があるのは、一種アタリマエのこと。
それこそが「愛情」だと思ってはいないでしょうか?
束縛=DV・モラハラ
とまでは言い切れないのですが、束縛の中にはDVやモラハラにあたる
「精神的暴力の側面」がかなり多く含まれているのです。
ですので、
束縛こそが愛情と思っていると
DVやモラハラ被害に遭う危険性は極めて高くなる
ということを知っていただきたいと思います。
DV・モラハラ被害に遭いやすい人チェックリスト
そして今日は
「DV・モラハラ被害に遭いやすい人チェックリスト」をご紹介しますね。
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□ 我慢強く、頑張り屋さん
自分さえ我慢すれば物事は丸く収まる、そう思ってどんな状況になっても一人で何とかしようとしてしまい、結果的には被害が大きくなる。
□ 根は真面目でポジティブ
何でも一生懸命にやろうとする。パートナーから何か言われたら、何としてでも改善しようとするポジティブな面がかえって傷を深くする。
□ 自分に自信がない
元々自分に自信がないからこそ、彼の言葉だけに依存してしまう。彼を失うことが怖くて、いつの間にか言いなりになってしまう。
□ 平和主義者
言い争う位なら、こちらが折れた方がマシ、と思っている。そうやって自分の気持ちをなおざりにし、粗末にすることで、パートナーからも同じように粗末に扱われてしまっている。
それと、最初に投げかけた問い
□「束縛=愛情」と思っている
というのもいれておきましょうね。
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いくつ当てはまりましたか?
何個以上が悪くて、何個以下が良い、と言うようなものではありません。
たった1つでもあっても、DVやモラハラ被害に遭いやすい「種」を持っているということなんですね。
DVパートナーとの関係性を改善するには…
では、
問題が表面化し、種が芽吹き始めた人にとっては
一体どうすればいいのか
誰に相談すればいいのか
何からどうやっていけばいいのか、切実な悩みのはず。
しかし、問題を表面的にとらえている限りは堂々巡りで問題は起こり続けます。
やはり「根っこ」を見る必要があるんですね。
その「根っこ」の一つが
「あなたと親との関係性」です。
パートナーになる人との関係性は
ものの見事に、自分の親との関係性がそのまま現れているんです。
DV夫から自分をとり戻したUさんの例
DV夫から、
ようやく自分自身をとり戻したUさんの事例をお伝えします。
夫のDVから身を守るため、せっかく家まで出たのに
「やっぱり戻った方がいいんじゃないか」
「私さえ我慢すればいいだけじゃないか」
と行動を起こしてからも迷うことが多かったというUさん。
暴力を振るう夫を正当化し、それに対して我慢できない自分がダメなんじゃないかと。。。
良心の呵責に耐え兼ねて、思わず弁護士の先生にそう言ったところ
「いー加減、目を覚ましなさい!」
とこっぴどく叱られたとか・・・。
正しく物事が見れていない。
これはまさに
「マインドコントロール」(MC)を受けた結果と言えるでしょう。
パートナーからのMCもありましょうが、その根っこの殆どは幼少期にさかのぼります。
ちょっと自分の幼少期を振り返ってみてください。
あなたは、
どんな風に幼少期を過ごしましたか?
一般に幼少期というのは、、、
親に自分の全てを、依存している状態ですよね。
食べることも、住まいを持つことも
衣類を用意し整えることも
親無しでは、出来ないこと。
それを子どもは
ちゃーんと分かっているんです。
そんな子どもにとって、
親を不機嫌にさせたり
怒らせるようなことは
生きて行けないことに、直結するわけですね。
そのため「親の不機嫌」というのは
子どもにとっては恐怖そのもの。
親はそんなつもりはなくても、何度も「不機嫌さ」を繰り返されると
「親の期待に応えななければ」
「親を不機嫌にさせてはいけない」
「自分の気持ちを無視しても、親を喜ばせなければならない」
そんなふうに、子どもは思ってしまうわけです。
さらにUさんは、母親からの暴言や暴力もありました。
母の顔色を伺い、母の言葉に逆らわず
「耐えること」
「我慢すること」こそが
Uさんが生きていく上で、何より必要なことだったわけです!
この親との関係性で身につけたコミニュケーションのパターン。
顔色を見ながら
「耐えること」
「我慢すること」
これを、大人になった今でも
同じようにやってしまっていたんですね。
(ちなみにUさんは、プログラムを真面目に受講し徐々に変化していきました)
親との関係性を見ること
このUさんのように、
無意識のうちに自分の親との関係性を
大事な人との関係に投影してしまう。
そのような事例が、とても多いです。
なので、そもそもの親との関係性を見た方が、いい。
そのほうが表面的にあれこれするよりも
根っこに働きかけるので、結果的にはずっと早い。(キッパリ)
そして、これってやっぱり「関係性」なんです。
DVダメンズやモラハラダメンズ部分を相手から引きだしてしまったり、
そもそもそんな相手を引寄せているものが、
自分の中に在るのです。
そして「相手は鏡」ですから、
自分も相手と同じような支配的な部分が、
どこかの領域で必ずあるはずなのです。
もしかすると子どもに対してかも知れないし、
兄弟姉妹に対してかもしれない。
必ずやっているのです。
それを認めることなのです。
認めたら、
あとは改善していけばいいだけですから!
そして今度こそ、
幸せで伸び伸びとしたパートナーシップを築いていきましょうね。
ちなみに
今日ご紹介した「DV・モラハラ被害に遭いやすい人チェックリスト」は
湯川オリジナルです。
セミナーではこの完全版をお渡ししたいと思います。
伸び伸びとしたパートナーシップを築く、最初のスタートにしてください。