NHKクローズアップ現代「夫婦げんかで子どもの脳が危ない!?

子供の前で夫婦喧嘩を見せることで、子供の脳が萎縮するという研究結果があったそうです。
でも長い夫婦生活。喧嘩の一つや二つはやってあたりまえなのです。

その度に「子供の脳を萎縮させてしまう!」と怯える必要はありません!

むしろ何も言わずお互いムスッとして冷たい空気になるくらいなら、お互い自分の思いは伝えたほうが健全です。その結果、やいのやいの言いながらでも、お互いが折りあえるなら、そのほうがずっといいですよね。

そこで今日は、夫婦喧嘩はオッケー!でも「これだけはNG」をお伝えしますね。

自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!
パートナーシップ心理学アカデミー 主宰 湯川央恵です。

夫婦喧嘩をしてもよし!お互い折り合う姿勢を!

夫婦生活も長くやっておりますと、そりゃいろんなことが起こりますね。
言い合いをすることもあるでしょうし、意見が合わないことだってありましょう。

でもそのたびに、どちらかが我慢ばかりしたり、あるいは自分の要望ばかりを相手に押し付けるのは違いますね。

「私はこう思ってるんだよ」
「こうやって解決したいの」
「こういうところがツライって思ってるの」

など自分の想いを、相手にニュートラルに伝えていきながら“折り合いをつけていく”これが、とっても大事だと思うのです。
子どもはそんな親の姿を見て学びますからね。

夫婦喧嘩でやってはいけないことー子供を巻き込んで証人にさせるな!

でも相談者のNさんは、こういう時
子どもを巻き込む形をとっておられました。

つまり、夫婦間で完結するのではなく
「子どもだって、あなたがおかしいって言ってるわよ!」
「ママの味方だよって、私に言ってたわ!」
このようなことを夫に言ってたんですね…。

コレって友人関係でギクシャクした時
「あなたのこと、〇〇さんも××って言ってたわよ」というのと同じ。なぜここで他の人を出してくるのか?ってことなのです。
自分だけの意見ではなく、他の人も加えることで「自分は正しい」ことを言いたいのでしょう。

それくらい「自分に自信がない」ということなのです。

一人で堂々と言えばいいものを、誰か一人(夫)を悪者にし排除し、周り(子ども)を味方につけて密着する。
そして、1vs2で一人(夫)を責めるようなことをやってしまうんですね~。

夫婦仲が良いのではないー夫の本音

これが続くとどうなるか?
夫としては「何も言えなくなる」んですね。

この状態を指して、妻側は「夫とは何も問題ない」と思っていることが多いのですが
これ「夫が何も言わない」のではなく
「何も言えない」のですよ。

ないのと、言ないの差ってめちゃめちゃ大きい!
夫はむしろ、じっと黙って耐えてくれていた、のかもしれません。

その姿に「当然だ」と思っていると、後で気づいた時には手遅れになっていることも。
水面下では着々と離婚危機に向かっている、かもしれませんよ。

夫婦喧嘩よりも子供に悪影響ー依存度の高い妻・母親の影響

夫婦が向き合えず、その上、母と子が密着している家庭の子供は、こうしていろいろと問題が起きがちになります。

引きこもりで大学中退、働かない娘

Nさんのお子さんは、23歳と20歳の娘さん2人。
上の娘さんは幼い頃から病気がちで、大学へもあまり行けず、引きこもりになってしまい、去年には大学も中退に。
しばらく何も言わずに、そのままにしていたけど、働こうともせず。さりとてもう一度大学にチャレンジする様子も無い。

親の庇護の元、ぬくぬくとしてる様子に痺れを切らしたNさんは、ハローワークなど働く場所もアレコレ見つけてきては、娘さんに勧めるも、罵倒されて終わり、ということだったんですね。

子供が親に暴言を吐きながら、べったり依存している。

現象から紐解く心理

この現象自体が、実はNさんご自身の内面で起きていること、なのです。もちろん今現在のNさんは立派に働いてらっしゃると思います。

ですが、心のどこか「誰かに頼りたい」「誰かに責任とってもらいたい」こんな思考を子供の頃から無自覚に蓄積させていたはずなのですよ。

厳しいですが、Nさんの精神的未熟さが、子供が自立しない依存的な姿として、そのまま映っていた、ということなのです。

恋愛時代には「私のこと好きって言って」とか「ずっとそばにいて」「もっと私に構って」というワガママも、どこか可愛いと思えたかもしれません。ですが、結婚して何十年も生活を共にしていくと、自立した男性ほど、妻の依存にうっとうしさを感じるものなのです。

夫の冷めた愛情に、妻がやってしまうことー子供に執着する母親

ここで素直に認めて自分の改めるべき点を改めていけばいいのですが・・・。

プライドの高い妻の場合はどうなるか?

自分に対しての夫の態度に、許しがたい思いを持ちます。
そのくすぶり続けた不完全燃焼の愛情を、今度はそのまま子供に向けてしまうんですね。

子どもは全身全霊で自分を求めてくれます。
これが夫の愛情が冷めて来た妻にとっては、たまらんの。

自分に依存し、自分の全存在を必要としてくれる子供は、夫からの足りない愛情を満たすことに、十分な役割を果たすんですね。
これ、子どもじゃなくても、不倫相手でも同じですね。

子どもか不倫か、相手か違うだけで、心の中で起こっていることは同じことなんですよ。

子育てのゴールから逆算する

親だから子供に十分なことをやってあげたい!という気持ちと、この「必要とされることに依存する」という見分けが難しい!と思う人もいるかもしれません。

ですが子育てのゴールを考えてみてください。

「子どもが、ひとりでも立派に生きていけるようにすること」
だとするならば、今の自分の関わり方で、そのようになっていけますか?
それをまずは冷静に考えてみましょう。

子どもとの関係にのめりこんでしまっている、子どもが自分を必要としてくれることに依存していることに気づいたらストップです!

そして子どもを自立させるためには、アタリマエですが、親であるあなたの自立が不可欠なのですよ!

 

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