今でこそ、パートナーシップ心理学アカデミーを主宰している湯川ですが、新婚当初は夫の事を「モラハラ夫だ!」と思い込み、結婚は失敗だったと後悔しておりました。
今になってわかるのは、夫にどっぷり依存していたチャイルド思考が、全ての原因だったと言えます。
ただ当時の私は、それが分からず、夫はヒドい!私はただただ夫に認めて欲しいだけなのに、と思っていました。
そんな私の思考と行動こそが、モラハラDV夫を創り上げていくことになるなんて・・・
モラハラ夫を作り出す理由ー低い自己肯定感、認められることを渇望
湯川が結婚して夫の会社に入った頃の事です。
コンサル時代に学んだことを、嫁いだ夫の経営する会社で実践しようとするも、玉砕。
社長である夫から「そんなこと求めていない!」と言われ、
おまけに任された経理業務での失敗も多く、自己嫌悪に陥る日々でした。
中小企業なんだから、嫁の私がお金の管理をするのは当然。
夫からこんな大事な仕事を任されるのは、私以外に誰も居ない。
夫に褒めてもらうためには、苦手な仕事であっても頑張ってやろう!
そんな風に表向きは思っていましたが、ほんとうのところは、もがき苦しみながらでも
頑張っている自分を何とかして認めて欲しかった。だから頑張ってることを夫にアピールしたかったんです。
それには、苦しめば苦しむほどアピール力が増大するってね、思っていたんですよ、
冷静に考えれば、怨念すら感じそうな怖い嫁・・・まさに、幸せになれない症候群です。
モラハラ夫と自己価値の低い妻
なぜそこまで褒めてほしかったのか?
注目すべきは、そこです。
当時の私はそこを見ずに、コミュニケーションスキルが足りないだとか、
上手くいかないことを周りのせいにして、見るべき視点が完全にズレていましたね。
当時は必死でしたけど、結局は何も見えていなかったのです。
見るべきは、自己肯定感や自己価値の低さです。
モラハラ夫を作る?自己価値・自己肯定感の低さを隠す隠れ蓑
自分の価値を低く見ているからこそ、夫から褒めてもらうことで、やっと低い自尊心を埋めることができたのですね。
でもね、たとえ夫から褒められたとしても、表面的な渇きを誤魔化すだけで、根本解決にはなっていません。
だから「もっと!もっと!」となってしまうってワケ。
いやー、エネルギーバンパイヤですよね〜!
そもそもなぜ自分の価値を低く見ているのか?
このルーツは親の価値を低く見ているから。親の価値を低く見ているから、自分も自分の周りの価値を低
当時の私がよく言っていた言葉
どうやったら夫や夫の会社を成功させることが出来るか
そのための研修などにも良く通っていました。
「夫を成功させる内助の功」は素晴らしいことですが、
当時の私は、自尊心が低すぎて、自分で何かをやるというのは想像できなかったんですね。
「夫を成功させる」という大義名分を持つことで「無力な自分」を直視せずに済んだとも言えます。
さらにその奥には、夫が成功することで、自分の低い自己価値が夫に便乗して共に上がれるのでは?と思っていたんですよね。
いやもうどれだけ依存的で、どれだけ他人任せなのか!というところです。
心理面でも実生活でも、「夫がいないと生きて行けない」そう思っていた私は夫への依存度が極めて高い、未熟な女性でした。
夫をモラハラにさせた本当の理由
依存度が高いのですから、一人で責任も負えないわけです。子供と同じですね。
だから口うるさく言われるのは当たり前のこと。
そして何よりも、相手がDVやモラハラだと思うのであれば、それは相手が悪いというよりも「自分が映っている姿だ」ということなのです。
パートナーシップとは「関係性の鏡」なのです。
今となっては昔話ですが、当時の夫の執拗なモラハラ・DVは、
それくらい自分の中にある強烈な幼児性や攻撃性が映っていただけなんですよね。
とは言え、今その渦中にいるあなたは一体どうすればいいか分からないと思います。
あなたの話をお聞かせください。そして一緒にどうすればいいのか考えていきましょう。続きは、ぜひ体験会で。
湯川央恵
愛の定義については、こちらの記事をご覧下さい。
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