今日は11月22日「いい夫婦の日」
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く
パートナーシップ心理学 代表 湯川 央恵です
さて、パートナーシップ心理学アカデミーアドバンスコースのワークショップが
昨日、一昨日の2日連続で開催されました。
昨日は終わったのが夜中の12時過ぎ!
zoomだからこそ出来ることですが、皆さん前のめりで受講してくださり、終わった後、湯川はしばらく放心でした(笑)
でもこうして全力で仕事ができて、皆さんがどんどん変化していかれる。
その姿を間近に見れるこの仕事は、本当に天職だなあーって思っています。
パートナーシップがうまくいく極意
受講生さんの中で、ゲーム依存で働かなかった夫が、今はどんどん働き、収入もアップしたり
無責任で浮気性のダメンズばかりを引寄せていたのが、今では仕事のできる素敵な人に囲まれるようになったり
モラハラ夫で「いつか離婚してやる!」と思っていたのが、じんわり温かい家庭を築けるようになったり。
皆さん、なぜこんな素敵な現実が得られるようになったのか?
その極意は
「親の子育てを 肯定出来るようになった」から。
親に対して
「もっとこうして欲しかったのに」
「こうしてくれて当然だよね」という「期待」ですね。
この期待が自分の思ったように叶えらなかった場合
「裏切られた!」
「親のくせに守ってくれなかった!」などという被害者意識を持つんですね。
そしてこの親に持った期待は、見事にパートナーに向かいます。
パートナーだけではありません。自分の外側の世界を「裏切られる現実」や「守ってもらえない現実」として体験することになります。
パートナーのせいから自分の人生を取り戻した実録
パートナーが自分の期待に応えない間は、あくまでも自分は「被害者」
悪いのは相手。
そして「被害者の自分は正しい」と主張できます。
でもねいくら「あなたは正しいわよ」と認定されても、現実が変わらなければ何の意味もありません。
でもそこから気づき、抜け出すことだって全然可能なのです。
ここで受講生「Iさん」の手記をシェアさせて頂きます。
ちょっと長いですが、皆さんの参考になると思いますよ!
(前略)
私はこれまで夫の失敗をあげつらって罪悪感を感じさせて、その相手の弱みを永遠に攻撃してきたのだ。
自分を優位にする為に。
でも、気付いた。
人間は失敗をする生き物。そして、私もこれまで何度も失敗を重ねてきた。その度に関係のない子供達を巻き込んできた。
(中略)
私は夫の事を許せなかった。
正しくは許さない事で、パワーバランスを保とうとしてきた。
そこまでして勝とうとする事も問題で、考えた。そして自分の「自信の無さ」を埋める為だったと漸くして気付いた。
私に依存している夫にひどい事をされれば、罪悪感を与えることができる。
その結果、私に執着する事を、心の何処かでは分かっていた。
そして私が優位に立てる事も。
このサイクルがメリットだった。気付かなかった。
だから「ひどい夫」でいてもらう必要があった。
しかし、自分がここまで「加害者」だったとは衝撃だった。
上澄みしか分かっていなかった。
夫を変えようと思っている事自体、傲慢だった。
変わるべきは自分だったのに。
「こんなのひどすぎる。私がここまで何をしたというの?状況が変わってほしい。」
長いことそう願っていた。
浮気性、DVでモラハラ。本当に夫の事を最低男としか見ていなかった。
世間から見ても、そう言わない人は居なかったから疑う余地すらなかった。
絶対に許せる日などこないと、つい昨日まで思っていた。
(中略)「許す」というニュアンスにすら、もはや今は違和感を覚えている。
本当に心の底から申し訳なかったと思います。
そして、驚くほど“被害者”の状態だと
全てが盲目で被害者目線でしか見れなくなってしまう事を痛感。私はずっと自分で選んで、被害者で居続けていたのだ。
そして、それは、あまりにも窮屈な人生だった。
今日も何度も落ち込みの波が襲いましたが、
(夫にしてきたことに気づけたことで)親に持った以上の最大にして、最強の被害者意識が溶けた気がする。
もう今後の人生は、元夫の事で被害者でいる必要がなくなった。
本当に良かったね私。
色んなことを教えてくれる子供に感謝です。
ブーメランの法則
如何でしたでしょうか?
Iさんは大きな峠を一つ乗り越えられたなあ〜と思いました。
本当はココに至る迄のドラマがありました。
長男との衝突。
なんど言っても聞かない。
むしろ息子は、過去のことを持ち出しては母であるIさんを、ぐうの音も言わさない。
徹底的に自分を棚に上げ、人の非を責め立てる。
それもIさん自身がやってきた自分の「やり口」
親に対して高い高い期待を持っていたものは、ブーメランのごとく自分に今度は向かってきます。
Iさんの場合は、過去の自分がやっていたことと同じことを、今度は子供から同じようにされていたんですね。
そんなところから自分が過去、親にやってきたことを認め、夫にやってきたことを認め、今回の気づきに繋がったんですね。
親との関係性に問題を抱えてしまうと、それはパートナーシップ出てきます。
そして人生全般に影響を及ぼしてしまいます。
パートナーは写し鏡。
自分が未熟なら、未熟な姿をパートナーに投影してしまう。
相手に問題がある!私は被害者だ!
そう言いたいときこそ、自分を振り返ること。
被害者意識がある限り、自分の人生に
被害者と加害者が、必ず登場することになりますからね!!
いやー、これからのIさんが
楽しみですねーーー!!
湯川 央恵
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