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湯川央恵です。
28日に大阪に戻り、仕事をしたあと忘年会。そして29日に和歌山に戻って来ました。
いやー、空が広くて空気が美味しい!
タクシーに乗ると何も言わなくても自宅に送ってくれるという(笑)
狭い町なので顔見ただけで「おー!東京から帰って来たんかい」と言われます。
ホント心が和みますね。
一番大切な大掃除とは?
さて、帰って来てから大急ぎで掃除にかかっています。
まだまだ出来てないんだけど、目立つところだけは何とか…(苦笑)
でもね実は一番大事な掃除があるんですよね。
それが「心の掃除」
今日は新年を向かえる準備として心の掃除についてお伝えしたいと思います。
日々どう過ごしたのか?
今年1年を振り返ってみて、皆さんはどんな年だったでしょう?
嬉しい事、楽しい事も沢山あった反面、失敗やツラい経験もあったかもしれません。
また取り返しのつかないことをしてしまった、という後悔の思いを持っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
私たち人間は生きて行く上で、一度や二度と言わず、沢山の失敗を経験します。
思い違いや、間違った行動で他人を傷つけてしまったり、逆に傷ついた、ということもあるでしょう。
嬉しいことや楽しい事は覚えておきたいけど、そういうネガティブなことはさっさと忘れる方が良い、というのは余りにも早計。
むしろそこにこそ宝の山が隠れていますからね。
マイナスの出来事を思う時、そこには自分の浅はかさや、傲慢さなど、自分の至らなさを痛感することで「心の痛み」を感じてしまうかもしれません。
しかし「そんな至らない自分だったんだ」というところからスタートなのです。
自分の出発点を「盛る」必要はありません。ありのままの正直な自分の姿です。そこが出発点なのです。
気にするべき3つの視点
さて心の掃除にはいくつもポイントがあるのですが、今日は3つの視点をお伝えしたいと思います。
- してもらったこと
- して差し上げたこと
- 迷惑をかけたこと
この3つの視点は「内観」と呼ばれる手法です。
これを一つひとつ年代ごとに区切って見つめて行きます。
一度に全部をやろうと思わずに、数日かけても良いです。
これをやっていくことで「自分がいかに周りから助けてもらっていたのか」「いかにそれを当り前と思っていた傲慢な自分だったのか」などに気づく事が出来るんですね。
日々の忙しさにかまけて気づかないままだったり、あるいは「ごめんなさい」と謝ったつもりになっていたけど、表面的なだけだった、なんてこともある訳です。
【重要】しっかり自分を振り返ってみて
やったことはやったこととして、相手を想像して心の中でしっかり謝る。
コップを割ってしまったなら、それはもう取り返しがつかないし、いくら謝ったとて、割れたコップは元には戻りません。
でも心の面においては、修復ができるのです。
それが「謝罪のチカラ」なのです。
「謝罪」と言うとどんなイメージがありますか?
どこかの企業の御偉いさん方が3人並んで「申し訳ありませんでした」と謝罪会見するイメージ?
それがキッカケになって芋づる式に攻撃されるんじゃないかという恐れや、勝つか負けるかという2分法で考えて「謝る=負けた事」のように感じたり・・・。
そういう「怖さ」がどこかにあるんだと思うのです。
謝罪は単に謝罪のためにあるのではありません。
幸せに向かうための反省
自分の至らぬ所を受け止め、反省することで、自分を修正していく。
その結果、自分や周りの人を幸せにしたり成功へのステップを歩んで行くことに繋がるのだ、ということなのです。
大事な事なので繰り返します。
謝罪とは成功や発展に繋がること
なので謝罪や反省をすることで、自分を責めたり罪悪感を持って終わっていてはいけません。
必ず幸せや成功に繋がる、ということをアタマに置いて頂きたいのです。
その上で・・・
相手も悪いところはあったのでしょう。確かに自分だけが悪いのではない。
でもその自分の悪かった部分に対して真摯に謝罪するということなのです。
自分は悪くない!相手に分からせたい!謝罪させたい!認めさせたい!と、そこにこだわっても、それは解決への道が一層遠くなります。
相手は鏡となって教えてくれている
むしろその自分のかたくなな姿が相手の姿として鏡に写っているのかもしれません。
かたくなに正当性を守っている相手に言いたい事があるとするなら「素直になろうよ」「自分の非は非として謝ろう」と言いたくはないですか?
自分の非を潔く認めることや、ごめんなさいという気持ちを本当に持てた時、自然と湧いて来る思いがあるのです。
それが「感謝」です。
これに気付いた人がいち早く幸せになれる
こんな至らぬ自分であっても傍に居てくれた。何度も進言してくれた。変わらず愛情を注いでくれた。
そんな感謝から、自分にこれまで注がれ続けていた圧倒的な愛に気づけるようになるんですね。
このようになったときこの謝罪は「合格」です。
でも自分を責めたり罪悪感に引っ張られている時は、本当の謝罪が出来ていません。
時間をあけてもう一度チャレンジです。
また謝罪をせず感謝に逃げている場合も同じく再チャレンジですね。
「感謝してます」と言うと、一見美しいじゃないですか。でもそういう時の感謝は本当の感謝じゃないの。
むしろまだ相手に何か思っていることがあるけど、それを誤摩化すために感謝してます、と言う言葉で逃げている、ということなんですね。
年末のひととき、静かな時間を取って是非自分自身を振り返ってみましょう。
お部屋も心もぴかぴかに、新年を迎えましょうね!
湯川 央恵