目次
なぜ落ち込むのか?落ち込む理由
今回は、ちょっとしたことで落ち込んだり、イヤになってしまう方へ向けて、お伝えします。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
落ち込まない人ー明石家さんま名言から
以前、TVを見ていて心に刺さった言葉があります。
「俺は、絶対落ち込まないのよ。
落ち込む人っていうのは、自分のこと過大評価しすぎやねん。過大評価しているから、うまくいかなくて落ち込むのよ。
人間なんて今日できたこと、やったことがすべてやねん。」by 明石家さんま
落ち込む理由ーダニング・クルーガー効果
そうなのです。落ち込む最大の理由は、自分に対して「過大評価している」ということなのです。
これ、ダニング=クルーガー効果と言って「正しく自己評価ができず、過大評価してしまうこと」
自意識過剰と似ているけど、ちと違う。自意識過剰は自分のことを他人がどう思っているのかを、過剰に意識しすぎる状態のこと。
なのでベクトルが違うね。過大評価は「自分が自分のことをどう評価しているか」で、自意識過剰は「他人が自分のことをどう評価しているか」。
で、自分の能力について、自己評価が客観的評価よりも高い場合、その事実をそのまま受け止めることができないんですね。
「自分はもっと出来るはずだ!」「こんな評価はあり得ない!」などと思い、現実を受け止められず、落ち込むってこと。
ここでやるべきことは、他からの評価をそのまま受け止める、ということ。そして自己評価に合うように自分が努力していくこと。
たったこれだけの事なんですよ。それをせず、過大評価したままだからこそ、落ち込むわけですね。
落ち込み過大評価する人の傾向
過大評価しているから、失敗する自分が許せないし、見られたくもない。
うまくいかないと落ち込むし、失敗が致命的なことだと思っているわけです。
過大評価する人というのは、いきなりドカンと成果がないと「失敗」だと感じてしまうんですね。
そして見事なまでに、小さな成功や成長をスルーします。
「こんな程度ではダメ!失敗したんだ!」なんて思ってしまうわけですね。
それですぐにイヤになる、飽きてしまう、という傾向があります。
失敗してもそれを何とかうまく行くように続ける、ということをしないのです。だからこそ、いろんなことが中途半端に終わっていることが多いのよ。
落ち込みグセー解決方法
でもね、改めて言いますが、どんなプロでも最初は初心者なんですよ。一気に成功する人、一気にうまく行く人なんて、いないんですよ。
頭では分かっているはずなのに、なぜだか自分のことになるとちょっとしたことで「もうダメだあ」とか「自分には合わない」などと思ってしまうんですよね。
そんなときは
「あー、今自分のことを過大評価したな!」と思ってストップして下さいね。
解決方法①客観的評価を受け入れる
では、解決方法はどうすればいいのでしょう。
先ほども言いましたように、まずは客観的評価を受け入れる、ということです。これが無いと始まりません。
その上で理想の自分になるための努力を積み重ねていく。
解決方法②小さな成長を自分で評価せよ
努力を積み重ねていくプロセスで、小さな成功や成長をきちんと自分で評価すること。
自分がやったかやっていないかは、自分が本当は一番よく分かっているはずです。
誰かに評価してもらうのではなく、自分が自分のやったことをキチンと認めるってこと。これくらいのこと、とスルーせずにね!
小さな成長を重ねた先に、大きな成長や成功があるのに、いきなり大きくて分かりやすものじゃないとイヤ、と思うのはやめましょうね。
解決方法②成長は螺旋階段と知る
いつもメンバーさんにはお伝えしているのですが、「成長は螺旋階段」なんですよ。
まるで同じ所をぐるぐる回っているように自分では感じているかもしれないけど、横から見ると、ちゃんと螺旋階段のように上に上がっていってるものなんです。
小さな成長や成功を踏みしめるからこそ、大きな成長や成功に繋がるわけです。
その歩みは、少しづつ、なのです。うまく行ったと思えば、うまく行かないときもある。
「うまく行かないときだってある」と最初から織り込んでおくといいですね。
解決方法③先に考えておく
そして大事なのは、うまく行かない時に、どうしたらいいのか?というのを「先に考えておく」ということ。そうなってからでは、なかなか考えられないからね。
そのためには、成功者から失敗体験を聞かせてもらうとよいですね。
自分の望む理想を手に入れている人から「うまく行かなかった時、どう対処した?」と聞いておくと、その時になって慌てないですからね。
解決方法④目の前のことを一所懸命やること
そして、さんまちゃんも言ってるように、人間って今日やったことがすべてなワケです。
それ以上でもないし、それ以下でもない。
そして何よりも、自分が今日何をしたのかは、自分が一番よくわかっていますよね。
「もう最高にやったぜー!」って自分が思えたときって、他人から何を言われようが、別にどーってことないのです。
それを気にするということは、
気にする程度のことしか出来ていない
ってことなんですね。
だから「今日一日をおろそかにしている人」や「目の前のことに全力で取り組めない人」に、未来はないと思っています。
今日1日を全力で、「やるべきこと」を確実にやり遂げていく。
そしたら無駄に落ち込むことも、落ち込み続けることもない。
そんな自分でありたいと思っていますよー。
湯川 央恵