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「相手にこそ問題がある」そう思いたい時、素直じゃなくなっているのかもしれません。今日は頑固な人の心理と、頑固にならない3つのポイントをお伝えします。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
自分ばかりに問題があるとは思えない時
ご質問を頂いていたので、今日はそれにおこたえしていきます。
41歳主婦です。
湯川さんのメルマガを読んでは「なるほど」と納得したり「確かに」と思えることもあるのですが、まだどこかに「でも私ばかりが問題あるとは思えない」と反発したい自分がいるのです。どうしたらいいのでしょう?
Iさん、ご質問ありがとうございます。
頭では大人で理性的なIさんがちゃんといて、分かってはいらっしゃるのです。
でも心の中では、どこか「自分だけが悪いワケじゃない」と感じて「反発」していらっしゃるんですね。
1、書き出す
まずは誰にどんなことを反発したいのか、何に対して自分ばかりが悪く無い!と言いたいのか、それら思うことを書き出してみることです。
すると、
- 自分が誰に何を言いたいのか?
- 何を分かって欲しいと思っているのか?
- どんなことが納得できないのか?
- 不満なのか?
書き出すことで、自分の気持ちがまずわかりますね。意外と分からないまま、感情だけで反発していることってあるんですよー。
なのでまず自分の気持ちを明らかにして、自分がわかってあげること。それが最初。
2、本音では反発したい自分ー自分は正しい
さらに伝えるとするならば、こんなふうに「反発したい自分」が出てしまうのは、たった一つ
「私は正しい」
この思いですね。これが本音なのです。
この思いは誰もが持つものだと思います。だれも「私は間違っている」と思いながら物事を進めることって出来ませんから。
そう思っていたことで、これまでうまくいったこともあったのでしょう。だからこそ、なかなかこの思いを手放せず、固執してしまうのかもしれません。
問題は行き過ぎた時に生まれる
でも問題が起きる時というのは、いつでも「行き過ぎた時」なのです。
「私は正しい」も適度な量の時は、実は問題にはならないのです。
これが行き過ぎた時にどうなるかというと「人の言うことが耳に入ってこない」という状態になるんですねー。つまり「頑固」ですね。
「自分しか見えていない」
「融通が効かない」
「石頭」ですかねー(笑)
特に現実が思うように行かず、いろいろな問題が起きているならば「自分が正しい」という思いを見直して行く時期に来ていると思ってください。
3、自分は正しいの手放し方
じゃあ、どうやって「私は悪くない」を手放して行けばよいのでしょう。
まずは「周りの人の声をよーく聴いてみること」
以外とオーソドックスなことを言ってます?(笑)でもね、やはりこれなのですよ。
するとね、いろんなことを周りは、ちゃんと教えてくれていたんだなーって気づきます。
でも「私は正しい」「私は間違ってない」という思いが強過ぎると、相手の言っている言葉を、キチンと聴くことができません。
むしろ どちらかというと、「内容」よりも「言い方」のほうが気になって、「そんないい方しなくてもいいだろう」とか「自分はどうなんだ!?」とか言いたくなったり、「もうわかったから、いい加減に解放して欲しい」と思ったりするものです。
言い方にこだわってしまうことで、相手が本当に伝えたいことが全く受け取れない。これって本当に勿体ないの。
「頑固なの」という言葉の裏側
「私、頑固なのよー」
このような言葉を使っていないでしょうか?
こう言うと周りの人が仕方なく折れてくれていたかもしれません。
「私、頑固なの」と言う言葉の裏には「私はあなたの言うことを素直に聞きませんよ」という意図が隠れています。
すると誰もそんな人に大事なことを言ってくれなくなります。なので頑固は、本当に大損なのですよ!それを分かってくださいね。
まとめ
長くなりましたが、「私だけが悪くない!」という時、どうすればいいのか?
これをまとめますと
1、何に反発したいのかを書き出す
2、「私は正しい」が外せず「頑固」になっているのだと自覚する
2、周りの人の言葉に耳を傾ける
この3つになります。
「私だけが悪くない」と思うってことは「ちょっとは自分も悪いと思っている」ということ。
だったらば四の五の言わずに自分の非をさっさと認めること!認めない限り、現実は何も変わりませんから。
湯川 央恵
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