怒りが生まれる理由

前回に引き続き、怒りについてお伝えしていきます。
そもそもなぜ怒りになるのか?というと、次の一言に尽きるわけです。
それは「自己弁護したい心」
自分が今こんなに苦しんでいるのは、○○のせいだ!と原因を外部に求めているわけですね。
これが攻撃的に出ると「怒り」に転じるわけです。

そして相手が悪い!
あいつのせいでこんなことになった!
などと相手に怒りの矛先を向けるわけです。
そんなことをしても、全く根本解決にならないとわかっているのに、そうなってしまう。
まあそういう気持ちも、わからんでもないのです。

 

 

 

なぜならば「相手が悪い!」と言えば
「自分の取った行動や不出来さ加減」が、許されるような気がするから。
相手を悪く言うことで、自分の苦しさが軽くなるような気がするから。
逆に自己弁護したいことで、相手に向かうのではなく、自分に向かう人もいます。
自分の性格のせいにしたり、病気のせいにしたり、頭のせいにして
「だから上手くいかないのだ」と
不幸であり続けることの理由を探し出して、自分を納得させようとしているだけなのです。
いろんな出来事が日々起こります。
そのたびに私たちは何とかしようと、必死にあがきます。

怒りの感情への新しいアプローチの仕方

これまで湯川は問題を解決するために、心理学的に様々に分析し解決に導いていく、ということをやってきました。
でもね今日は別のアプローチでお伝えします。
それは・・・・・

「解決しようとするな」

私たちは何か問題が起こると、必死になって解決しようとしたり、苦しみから逃れようとします。
でも今日はそうではなく「出来事そのままを受け止めよ」ということをお伝えしたいと思います。
問題から何とか逃れようとすればするほど、逃れられないのです。
そうではなく、その出来事が起こったことを「起こるべくして起こったことである」と受け止める、ということです。
たまたま運が悪くてそうなったのではなく、自分が気づくべき課題がしっかりあぶりだされて、今、起こるべくして起こった問題なのだと。

自分自身の甘さを教えてくれた出来事かもしれませんし
傲慢さから露呈した出来事だったのかもしれません。

であるならば、それを潔く受け止めることなのです。

怒ったりわめいたり人のせいにするのでもなく、静かにその出来事を受け止めるのです。
自分が蒔いた種なのです。
それを刈り取るのも自分。
誰かに刈り取らせてはいけません。
黙って潔く受け止めること。
そんなときは、自分が闇の中にたった一人、放り出されたような気になるものです。
でもそうなって初めて気づくことがある。
「月明かり」の画像検索結果
これまで自分がどれ程までに、多くの人のお世話になっていたのか。
どれほどまでに自分という存在を生かすために、協力してくれていたのか。
そして自分は、どれほどまでにそれに気づかず、慢心していたのか。

闇の中のたった一人の孤独の中で、気づくのです。

その瞬間、
孤独だと思っていた自分の周りに、どれほどの愛が満たされていたのか!
それにちっとも気づかなかったのは、自分だけだったのだと!
そのときに、目の前に覆っていたものがパッカーンと割れて、ようやく全貌が見えて来るのだと思うのです。
ここまで来ると、怒りをコントロールする、ということすら、ちっぽけなことのように感じるのは、私だけではないでしょう。
解決に躍起になっているなら、静かにその出来事を受け止めてみましょう。
そしてその出来事が教えてくれていることは何かを、考えてみましょう。

問題が起こるのには理由がある

私たちは問題が起きると、必死になってそれを解決しようとします。
それはそれで必要なことではあります。
ただ、問題が起こることが問題だと思っていると、一番大事なことを見過ごしてしまうのです。

つまり問題として現れてきたことには、ちゃんと理由がある
ということなのです。

その理由を見ることなく、忙しさで誤摩化したり、相手が悪かっただのと言って、問題そのものを見ずにいると、折角起こった出来事から教訓や学びを得られなくなってしまう。

起きた問題は、今の自分に必要があって現れていることなのだ、
もっと言えば

「今の自分だから起こったのだ」

ということをハッキリ認めること、受け入れる事なのです。
運のせいでもないし、相手のせいでもない、たまたま巡りが悪かったわけでもない。
相手を責めるのでもなく、自分を責めるのでもない。

 

 

 

 

人は逆境においては、耐える力があるものですが、順境においては、いともカンタンに慢心し、自分に甘々になってしまうんですね。
順境においてこそ、脇を締めるということが出来ると、転落の危険性はかなり防ぐ事ができるようになります。

静かに受け止める

そして万一、問題が起こったとしても、
それを
「起こるべくして起こったのだ」
「自分が蒔いた種であるならば、自分が刈り取るしか無いのだ」と受け止めることで、嵐のような心模様だったのが、驚くほど穏やかになることに気づくと思います。
ただこれまで「受け入れていなかった」ということだけなのです。
ちゃんと見ることなく、誤摩化していたのです。

でも今回起こった問題は、起こるべくして起こったのだと、その出来事を受け入れたとき、自分史上最大のアクシデントだと思っていた事が、全く逆だった、ということになるのです。

これまで自分は、どれほど周りの人から、心をかけてもらっていたのかに気づくのです。

何か問題が起きた時、一刻も早く解決しようではなく、その起きた問題が伝えんとしていることを、受け取れる自分でありたいものです。
でもいかんせん、自分では自分のことが本当に分からない(苦笑)

「もう二度と同じ失敗はしない!」と思ったならば、その問題が教えてくれていることに耳をすませましょう。
自分の中の極端な思い込み、勘違いが、それを生んでいるかもしれません。


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