決められない!相談の中身は「絶対失敗しない方法」
パートナーシップ心理学アカデミー 代表 湯川央恵です。
夫と離婚を真剣に考えていたあの頃、私はいろんな人に相談していました。
「この状況で離婚するのは正しい?」
「やっぱり修復したほうがいい?」
結局自分の判断に自信がないので、いろんな人のアドバイスを聞いては「より確実な方」を選ぼうをしていたんですよね。
学校のテストならば決まった正解がありましょうが、人生には唯一の正解なんてありません。なのにあの頃の私は、必死で「正解探し」をしていました(苦笑)
とは言え、今思えば、不安や葛藤、迷いを感じながらでも、そこから逃げなかった自分。
最後は「離婚はしない」と決断し「自分を徹底的に見つめる」という選択をしたあの頃の自分に、大きなマルをつけてあげたいです(笑)
後悔しない選択はあるのか
離婚する、しない、はどちらでも良いのです。大事な事は、後悔のない選択を自分がする、ということだと思うのです。
じゃあ、AとBどっちが後悔しないんだろう?と思うと、そこでまた迷ってしまう…。さらにそれが大きな決断であればあるほど、一層なやみ、不安ゆえ、誰かに答えを求めてしまう。その気持ちは、ホントによく分かります。
仮にAを選んだとしても、選ばなかったBのことを「あの時選んでおけば良かったんじゃないか」とクヨクヨといつまでも悩んじゃったりする訳です。
どっちを選んでも悩むのであれば、「どっちを選んで後悔するほうがいいのか?」という視点で考えてもいいかもしれません。
いづれにしても決定的な唯一の正解って無いのです。
トライ&エラーで積み重ねて行くものなのだ、という考えを持ってみると、選択も少しは楽になるかもしれませんね。
またその選択を、採用すると決めるのは「自分」ですし、採用しないと決めるもの「自分」。自分がどうするかについて選択するのは、常に「自分」なんですよね。
誰に何と言われようとも、あなたの人生の責任をとれるのはあなただけ。だから、自分のことは自分で決めるしかないのですよ。
そんな湯川が、普段から大事だと考えている事はこの2つ。
- 間違いのない正しい人生を選択するのではなく、 どんな選択であっても「自分が決めて」いくこと
- その選択した人生に対し、どんな環境でも楽しめる 「しなやかな強さを持つ人間になる」こと
先ほどもお伝えしように、そもそも唯一の正しい選択や、逆に間違った選択ってありません。
確かに一時的にみると「間違い」と見えし現象であったとしても、10年20年のスパンで見た時に「あのことがあったからこそ」と思えることなんて、山のようにあります。
大事な事は選択した道から、教訓を学び、自分の糧としていくこと。
正解の道を選ぶのではなく
選んだ道を正解にしていく
ということなのです。
そんな選択を重ねて行く度に、自己効力感が増していくんですね。
ここで言う自己効力感って、無力さや弱さを売り物にするのではなく「自分も捨てたもんじゃないな!」という感覚と言えばいいでしょうか。
自分の人生に「これでよかったんだ!」と、マルをつけることであると、湯川は思っています。
まとめ
選択した結果、「間違った」と思えば、途中でやり直せばいい。
でも「ケチ根性」を出すと、少しのエネルギーで100%間違いのない答えを求めてしまう。
つまり「保証」がないと、自分では何ひとつ決断できず、動けないってことになります。
するとそんなものはないので、無駄に時間ばかりかかって、気づけば「こんな歳になってるやん!」なんてことに!!
それって本当に時間が勿体なーい!
未来を思い煩うことなく、過去に囚われることもない。
今、目の前に起きていることを受入れて、ここから何が出来るかを考えていきましょう。
湯川央恵