湯川です。
さて、上司とそりが合わずに大ケンカしてしまった、男性クライアントYさんの事例をお伝えしています。
読んでおられない方はコチラから
周りは完璧であるべき!?
そもそもなぜ、上司と大げんかになったのか?
それはズバリ 子どもの頃に親に持った高い要望 でした。
つまり「自分に合わせてくれて当然だ!」「オレの望むようにすべきだ」という強い思いがあったから。
自分の外側はいつも完璧であるべき
だと思っていたので、自分から合わせる、という考えが無かったんですね。
お父さんがキャッチボールを教えてくれた時も、ただ自分は遊びたいだけだった。
余計な事をするなと、随分斜め上から見ていた、ということでした。
自分から人に合わせて行くのではなく、
何でもかんでも「自分以外の人が自分に合わせてくれて当然」
という思いを持ってしまっていたので、このような事になったわけです。
人の言う事を素直に聞けないのは損!
自分に合わせてくれない父親が悪いと思うと、折角キャッチボールが上手くなる方法を教えてもらっても、耳に入って来ません。
素直に聞いていれば、もっと上手くなれたはずなのに…。
これが今、上司のダメ出しを素直に聞けない自分、という姿になっていたというワケなのです。
この上司の言いたい事をキチンと聞けると、さらにYさんは伸びるハズです!!
思い込んだ「型」通りに無自覚のまま繰り返される
でも子どもの頃に持った思い込みのパターンは、こうして無自覚&自動操縦で繰り返されます。
いろいろありましたが、結局のところは、子どもの頃に持った「自分に合わせるべき」というルールと「素直に人の話を聞けない」というこの2つが、今苦しい局面に立たされているYさんの根本原因でした。
特に人の話を聞いていない人は、自分が人の話を聞けていないとは全く思っていません。
無自覚なのです。
だからこそ何か問題が起こっても、それは自分に問題があるのではなく、相手に問題があると思ってしまうんですね。
周りの人が察してくれていた事に気づく事
同時にそういう方は自分の「伝え方」に、根拠の無い自信を持っています。
つまり「伝わっているハズだ」と。
しかしこれまで、いろんな方のセッションをしてきましたが、人の話を聞けない人に共通するのはコレ!
「言葉が足りない」
しかも、圧倒的に足りません!
「言わなくても分かるよね」
「それくらい察しなさいよ」
と思っているので、そもそも「伝わるように言ってない」んですね。
自分のアタマの中では至極分かりやすく伝えているつもりなのですが、主語が抜けていたり、いつの話をしているのか、分からないことが多いの。
要するに、これまで自分の周りの人が、散々察してくれていたので、伝える努力をする必要がなかった、ということなのです。そこをしっかり理解する必要があるのです。
でないといつまで経っても、理解しないのは相手のせいだ、になってしまうと自分自身を変えようとしませんから。
まとめ
Yさんとは個別セッション以外に、心地よいコミュニケーションの聞き方・伝え方を個別レッスン致しました。同時に湯川から「合わせてもらって当然」という思い込みをハズすための、ある課題も出させてもらいましたよ。
こうして幼い頃に持った親への期待が、見下しに繋がり、それが、自分の未来創造のブレーキになっていたとは思いもしなかったYさん。
これからはさらに自分の未来を創って行くことが、加速することになるでしょう。今後のYさんの活躍が楽しみです!!
さて、明後日土曜日から博多です。
個人セッションを行うのですが、初めてお目にかかる方ばかりで、とっても楽しみ。
翌日の日曜日はセミナー。恐らく博多開催は4年ぶりになると思います!
さーて、今からその準備だー!!
湯川 央恵