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パートナーや子供に対してイラッとすることってありますよね。
でもイライラや怒りは「未熟で恥ずかしい感情」だと思ってはいないでしょうか?
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
今日は怒りの秘めたパワーとその取り扱い方をお伝えしたいと思います。
怒りとドミノーささやかな力が大きなパワーになる
先日、ふとショート動画でドミノ競技会の様子を目にしました。
小さなドミノが一つ倒れるだけで、それが連鎖して次々と大きなドミノを倒していく。
ドミノ1個という小さなエネルギーが、どれだけ大きなエネルギーを生むかを、改めて実感したんですよね。
怒りの取り扱いとドミノの取り扱い
競技中、参加者は立てたドミノの取り扱いに慎重になっていました。
変なところで倒れると、取り返しのつかないことになってしまう。
だから忍足でドミノを立てている様子を見た時、思ったんです。
これって怒りのエネルギーと同じだなあって。
怒りも一度出してしまうと、多くのものを巻き込みなぎ倒していく。
キレて人を責め、攻撃して、途中で止められなくなってしまったりね。
そんな自分が嫌。だから抑えなきゃ、コントロールしなきゃ、と思ってしまうわけですよね。
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そう。怒りとは、ものすごいエネルギー持っているもの。
怒りとは情熱
多くの人は怒りを悪いものと誤解していますが、怒りが強いエネルギーのため、うまく扱えないだけ。
10年ほど前、日本人3人がノーベル物理学賞を受賞した時、
受賞者の一人、中村修二さんの言葉が当時マスコミに取り上げられていました。
「ここまで自分を突き動かしてきたのは、怒りだ」と。
開発に成功しても、会社からはわずかな報奨金しか出なかったことで、
研究者が研究に没頭できない土壌で「怒り」がノーベル賞の原動力となった、という話だったんですね。
これって怒りを適切に取り扱えると、
ノーベル賞が得られるほどの創造的な情熱のエネルギーに変換することができるということですよね。
怒りの使い方ー南海キャンディーズ山ちゃんの例
南海キャンディーズの山ちゃんも同じことを言ってました。
俺がここまで来れたのは”怒り”を忘れなかったから。
怒りの炎にガンガン薪をくべて一番調子乗っている奴をぶっ倒すために、どんな努力をしなくちゃいけないかを考える。
イライラを使ってやるべきことを出していくと、ムカつく奴への怒りが最高のガソリンになる。
山ちゃん、怒りをエネルギーにしてますよねーーー!
怒りの持つ建設的な側面
たとえば、あなたが何かに怒りを感じたとしましょう。
「こうあるべきなのに、なんでそうじゃないの!?」
「なんでこうしないわけ!?」
そう思うとき、それを他人のせいにして攻撃するエネルギーに変えてしまうのは簡単。
しかし、それでは何も解決しませんよね。
逆に、自分自身に
「望む状態を作り出す力や責任がある」と考え(ここ大事!)
山ちゃん方式で望む世界を創造するために、怒りを情熱のエネルギーに変える
という立ち位置で考えてみるとどうでしょう?
ね?なんだかそれだけで世界が違って見えませんか?
怒りをパワーに変換するためにやるべきこと
そのためにまずやって欲しいことがあります。
怒りを感じたときに、その感情を無いことにしないで欲しい。
悔しさを感じる
むしろ
「なんでやねんーー!」と思いっきり悔しがってください。
思いっきり腹を立ててください。
中指立てて存分に「悔しい!」と感じてください。
怒りを感じた側面の世界を想像する力がある
その上で
「自分に望む世界を創造する力と責任がある」という立ち位置から見ます。
すると今度はその怒りのエネルギーは
望む世界を創造するための行動やエネルギーに変えていく手助けとなる。
だから怒りを抑える必要はないの!
もちろん人にぶつけるんじゃないですよ笑
怒りは、未熟さやネガティブな感情ではなく、あなたの情熱の一部であり、強大なエネルギー源なんです。
だから怒りは悪いものでも、未熟なものでも、抑えるものでもない。
自分自身を理解し、成長させ、望む世界を創造するために重要なツールってこと!
まとめ
「私はあの人に怒りを感じている」と自分で認め、受け入れましょう。
そして「悔しい!」を大いに感じましょう!
怒りを感じる自分自身を受け入れ、味わいましょう。
それはドミノの最初の駒のように
最初はささやかな力かもしれない。
でも怒りのエネルギーを受け入れ味わうことは
ノーベル賞の中村さんや南海キャンディーズの山ちゃんのように、
恐らくあなたが想像する以上の変化と成長
自分には到底無理とおもっていた世界に自分を押し上げることだって出来るのです。
怒りを無いことにせず思い切って受け入れて、そしてあがいて欲しい。
小さく収まるなよ!
全ての感情を味わい尽くそうぜ!
湯川央恵
追伸1
過日メルマガで書いたNetflix「サンクチュアリ」も「怒りを情熱に変える」がテーマでした。まだ読んでおられない方はこちらからどうぞ。
追伸2
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