こんばんは。
最近リアルでTVを見ることが、ほぼ無くなった湯川です。
でも今はYouTubeはじめ
パラビやTVerがあるから、なんの問題もありません。
で、先日「流星ワゴン」というドラマをTVerで見ました。
何年か前のドラマで、久しぶりに見たのですが
いやー、泣けました。
人生に絶望した主人公(西島秀俊)が、不思議なワゴンに乗り込んで、タイムスリップ。
そこで自分の人生をやり直し、未来に起こる現実を変えようとするとするストーリーなんですね。
お父さん役に香川照之さん。「ザ昭和のオヤジ」で家の中では自分が法律。逆らう奴は許さん!というアクの強いお父さんなんですね。
主人公の西島秀俊さんは、お父さんのことが大嫌い。
だから父親と真逆の生き方をしているのにもかかわらず、家庭崩壊しているんですね。
子供の頃から、お父さんはちっとも優しくない。
子供になんか興味がない。いつも感情的になって理不尽なことで怒られた。仕事は貸金業で、不当に人からお金を巻き上げている。なんと言っても父親は「謝らない人」。
そんな風に主人公は思っていたわけです。お父さんを見下し蔑んでいたんですね。
でもね、ドラマを進めていくと、見えていないところで、お父さんは家族や従業員を守るために頭を下げているんですね。
子供の頃はそんなこと、全く見えていないのです。
自分の見えている範囲のことだけで判断し、
親の大きすぎる愛には、気づかないのです。
なのに親を見下し、愛を勘違いし、親を愛のない未熟な存在だと思ってきたのです。
どれだけそれが、傲慢で偏った見方なのか。
気づいた時はもう、ハンマーで頭を殴られたくらいのショックですよ。床に頭を擦り付けたくなるくらい「申し訳ありませんでした!」となります。
実はセッションもこれと同じようなことが起こっています。
これまでの自分の見方が、どれほど傲慢で自分勝手な見方だったかに気づいた時
ガラリと見方が変わるのです。
親が一生懸命にやっても、子供は自分の都合が悪いとも簡単に
「いや」とか「うざい」とか言ってきます。言わなくてもバカにしたりね。
お子さんがおられる方なら、分かりますよね。
お子さんがおられない方は、部下や後輩を想像してください。
親からの厳しい言葉を
「私のことなんてどうでもいいんだ」とか
「自分の感情に任せて怒っている未熟な人」などと親のことを思ったりするわけです。
親には愛がないんだ。そう思ってきた人もおられるでしょう。
でも私たちが今、こうして大人になれているということは、
間違いなくそこに「親の愛があった」ということなのです。
たとえ、あなたより、他のきょうだいの方を可愛がっているように見えたとしても
たとえ、親が離婚して、どちらかの親があなたから去っていったとしても
たとえ、あなたが本当の親に育てられなかったとしても
たとえ、あなたを置いて親が先に死んだとしても
それでもあなたは親に愛された。
だから今、ここに存在しているわけです。だから今、あなたはこうして、ここに生きているのです。
もし生まれ変わったとしたら、今の親にもう一度生まれてきたいですか?
私はYes!です。
今度は、親から言われたことを、素直に聞いて実践した人生に興味があります。
親のいいなりになる、というのではなく、
親から教えてもらった「転ばぬ先の杖」や、たくさんの「生きる知恵」を使って
さらに自分の人生をダイナミックに生きるのです。
まあ、今も結構ダイナミックに生きているけど、まだやるか?って感じですね(笑)
さあ、もう一度聞きます。
もし生まれ変わったとしたら
あなたは今の親の元にもう一度生まれてきたいですか?
YesでもNoでもどっちでもオッケー!
ただ、Noの方は
取りこぼしているものがある、というだけのこと。
これから一つひとつ発見できるといいですね!
湯川央恵