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今日は「自分の非を認めたくない人は勝手な妄想に走る」というテーマでお伝えします。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
「浮気」を疑うことで何を見ても浮気の証拠
夫の浮気に悩むRさん。
明確な証拠があったわけじゃないけど、何を見ても「浮気の証拠」に紐づけてしまうことが悩みでした。
優しくされたら「浮気相手にはもっと優しくしているに違いない」と思い
厳しく言われたら言われたで「やっぱり浮気相手の方が好きだからだ」と。
こんな風になるとそりゃ苦しい!
浮気のルーツー幼少期兄弟で母の愛を取り合う
セッションをした時に出てきたエピソードがこれ。
幼い頃、普段優しいお母さんから、ど叱られ 玄関先に放り出された小さいころのR さん。
子供のR さんは泣いて怒っているんですね。
その時
「弟がいるから私は要らないんだ!」
「弟さえいればいいんだ!」
「私は要らないからこんな酷い仕打ちをされるんだ」
と思っちゃったんですね。
そして激しく怒って
泣き叫んでいるのです。
浮気のルーツー事実と解釈の違い
しかしセッションを進めていくと、事実は全く違いました。
弟がいるからRさんに厳しくしたわけじゃなかったのです。
なんてことはない、
Rさんが弟をいじめてわがまま放題するから、お母さんが見るに見かねて雷を落とした、ということ。
そもそも自分がやったことに対して怒られた。それだけの話だったのです。
ところが問題になっているのは、怒られていることをちゃんと受け止めず
「弟がいるから私はいらないんだ」と全くズレた解釈をしているところ。
ズレた解釈で自分を正当化ー浮気が生まれるからくり
つまり自分の非を認めて「ごめんなさい」と謝って自分の行動を改めれば済んだものを、
それをせずに、ズレた解釈で自分を正当化したのです。
理不尽な目に遭った可哀想な悲劇のヒロインになって、自分を正当化した。
これがRさんの思考の癖。
なので今でも夫からアレコレ言われていても、それをちゃんと聞かずにズレて解釈する。
そしてこれは浮気をしている証拠だと決めつけ、自分で自分を苦しめている。
言われたことをキチンと聞いて改めればいいだけなのに、自分の非を見ず、改めない。
そして浮気しているに違いないと疑いつづける。
これを息を吐くがごとく自然に、何十年もやっていたことに気づかれたんですね。
まとめ
実はこの2、3日のセッションで、このケースが連続5名!!いやもうびっくり!
現れている問題そのものは、浮気ではなく全員違うのですが
中身は全て「自分を正当化するためにズレて解釈」
これだけ続くということは、
私自身の中にもあるのかもしれませんねえ(苦笑)
この記事も参考になりますよ!