「人のものを奪う」って泥棒や不倫など大きなことをイメジしがちだと思います。
しかし「奪う」とは、むしろ日常の些細なことで起こりがちなのです。
無意識でやっている「奪う」を挙げてみました。あなたも無意識に「奪う」思考を溜めていないかチェックしてみてください。
パートナーシップ心理学アカデミー 代表 湯川央恵です。
日常でやりがちな「奪う行動」とは?
今日は「奪うものは奪われる」という話をしたいと思います。
そういうと
「え?奪う?そんなことアタシはしてませんよ〜」と思いますよね。
お金を奪うとか、他人の旦那や彼を奪うとか、そういう分かりやすいことではないのです。
実は「奪う」って、もっと身近なことで、やらかしちゃっているんですよー。
例えばこんなの
- 自分で決断せず丸投げ(いや自分で一旦考えよう!)
- 何度も同じことを注意される(聞いてるのか!?)
- 毎回ちょっと遅刻する(ちょっとというのがくせ者)
- 突然話しかけたり長々とオチのない話をする(人の時間を奪っているとは全く気づいていない)
- 最後まで言わず相手に察しさせる(ん?言いたいことは?)
- アドバイスを求めて来たわりには「でもね」「そうは言ってもね」と結局反発する(じゃ何で聞く?)
- 他人のブログ記事をパクる(マジでやめて!!)
☆番外編として
スーパーでカゴに商品を入れたけど、要らなくなってその辺の棚に置く(誰が戻すの?)
相手の時間や労力を奪うことは悪なのだと知る
これがなんで奪うことなのか分からない?という方、マズいっす〜!(笑)
これは全て「相手の時間や労力を奪っている行為」なんですね。そう言えば分かりましたよね(笑)
つまりコレ、相手の立場に立って想像出来ない、ということなのよ〜。
「周りを俯瞰する力が著しく弱い」ということ。
先日のメルマガでもお伝えしましたが、子供は「今」と「自分」しか見えないの。
なので、
自分が「今」聞きたい。
「今」答えが欲しい。
「自分」が困っているから何とかして。
このように自分視点でしか考えられないと、社会に出ても、結婚しても、ぶつかっては問題を起こしてしまいかねません。それってとってもしんどいことです。
ええ、湯川が散々やらかしてきたことなので、よー分かるのです(苦笑)
「奪う」思考はどこからやって来たのか
このナチュラルに「奪う」思考のルーツは、やはり子供の頃に持った親への思いですね。
親の時間やエネルギーは奪って当たり前。
親なんだから子供のために全てを捧げるべきでしょー、なんて思っちゃってると、人の時間もエネルギーも奪うことに、何のためらいも起こりません。
むしろ「もっとやってくれて当然じゃないの?」なんてフツーに思ってしまうことも。
いやー、これエネルギーバンパイアですから〜。
物事が現実化するのは思考が溜まった時
「奪う」思考が無意識であろうが意識的であろうが、溜まりに溜まった時、
今度は逆にドカンと奪われる現実が、起こってしまいます。
それは、健康が奪われるかもしれないし、時間かもしれないし、お金かもしれないし、大事な人かもしれない。
そうなった時に初めて、自分がずっと奪って来た側だったのだと、自覚するんですねー。
なのでまずは
「人の時間やエネルギーを奪わない」
これを決めることなのですよ。
*今日の湯川の一言
今すぐ「奪う」ブレーキを踏む!!