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「浮気をしない男はいないのか?」
先日見たTVで、女子アナが切実に訴えていたのを見ました。
いつも浮気に悩まされている人もいる反面、そういうことに全く無縁な方もおられます。
その差って、なんでしょうね?実はささいな思い込みが原因になっていることが。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
浮気される人が持つ思い込み
先日「夫の浮気が発覚した!」という方のセッションを行いました。彼女の話をいろいろ聞いておりますと、以下の思考があることが分かりました。
それは「大切な物は奪われる」「私は愛されない」
いやー、この思考を持っている方って、ポロポロいらっしゃいますねえ。
浮気に繋がる思い込みの原点とは?
そしてこの「大切な物は奪われる」の思い込みの根っこになっているのは、ズバリ「妹弟への恨み」なんですねー。
なぜ妹弟と書いたかというと「大事な物は奪われる」という思考は、兄姉に比較的多く見られる傾向で、
自分の下に弟なり妹が出来た時に、芽生えやすい思い込みなのです。
こちらでも何度も書きましたが、一番上の子というのは、そりゃあもう初めての子どもで、家の中心だったわけです。
チヤホヤはアタリマエ。
気を遣ってもらい最優先されるのも当然。
真綿で包まれるように大切に育てられ、親の関心を一身に浴びている状態が標準状態だったワケです。
それがある日突然
(ホントは突然じゃないんだけど上の子にとっては突然)親の関心が自分以外に向く対象の弟妹が出来てしまったわけです。
そりゃあもう青天の霹靂ですよ!
「何やねん!アイツ!」
「なんでみんなあっちばかり見るんや!」
「こっち見んかい!」
ってな感じだったでしょうか(笑)
子供の頃の思い込みが大人になった時に与える影響
そりゃあもう親の関心を下の弟妹から奪回するために、いろんな方法を考えたはずなのです。
例えば
いい子になるとか、病弱になるとか、悪態をついて親を困らせることばかりするとか、下の子の世話をかいがいしくするとか。
これを大人になった今もなお、無意識でやってしまうのです。
パートナーの前で「出来る人」になって、認められようとしたり
病気や怪我をしては、心配されようとしたり
相手に暴言を吐いて困らせては、関心を得ようとしたり
周りの人のお世話ばかりしては「頑張ってますアピール」をしてみたり・・・。
こんな風に幼少の頃にやっていたことを、無意識に大人になった今でも、なぞっているんですよね。
思い込みが成仏していないことで起こりえること
こうして子供の頃、親の愛を奪回するために色々やってきたのですが、
それでも親としては、小さな弟や妹にどうしても手が取られます。
それが長男長女にとっては「絶望」に等しい出来事だったのです。
そりゃもう、うらやましいどころの騒ぎではありません!
下の弟妹が憎くて、でも可愛くて、でも悔しくて仕方なかったんですね。
この「怒り」が積み重なり「恨み」となり
「大事な物は奪われる」「私は愛されない」という思考になっていったわけです。
この思いが成仏できていないと
大人になっても「取った・取られた」「奪った」奪われた」ということが起こり、それをクリアしないと年々その出来事が大きくなっていくんですねー。
あなたが真に幸せになるために
自分が親になったとき、子どもを産んだら分かりますよね、
上の子であっても下の子であっても、何一つ変わりなく可愛くて仕方ないということを。
ところが親になって分かっているはずなのに、
あるいは親にまだなっていなくても、大人の思考で分かっているはずなのに、あの頃のことを思うと今だに胸が疼くのです。
それはやはり、妹弟への恨みが成仏していないってことなの。
未だに心の奥底で「親を独占したかった!」という恨みがましい思いがある、ということ。
それは「自分だけを見てくれることが愛だ」という独占状態を愛と勘違いしたまま、だということなんですね。
(ちなみに独占=愛 という思考が強いとDVに遭いやすかったり、自分がDV加害者になったりします)
幼い頃の傷を癒す、というよりも、愛の勘違いを修正していったほうがいいですね。
するとこれまで自分が如何に周りに愛されていたのかに、ようやく気づくことができますからね。
自分の思う愛が偏っていると、周りに溢れんばかりの愛があることに、全く気づけないままですから。
この記事も参考になりますよ