今回ご相談があったのは「家族の健康に過剰に気をつかってしまう」というもの。

家族と言えども、多少気をつかうことなら問題にはならないのでしょうが、こちら相談者のSさんは、「過剰で苦しいくらい」になってしまっている、ということなんですね。

こんにちは。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。

子供への過剰に心配してしまう「不安」の現状

話を聞くと、、、、

上の子を病院に連れて行った時、ついでに下の子も診察してもらったそうです。本当に「ついで」で何か気になることがあったわけじゃなかったのです。

すると大きな病気が発見され、即入院ということに!

「自分がしっかり見ていなかったから、こんな事になってしまった」と、ご自身を責めてしまったんですね。

Sさんはその後、似たようなことが何度も起こり「自分が気にかけていないと、大ごとになってしまう」と言う思い込みを、さらに強化させ、過剰に気をつかうようになってしまった、ということなのです。

過剰な心配の原因は意外なことだった

でもね、、、。

この話をSさんから聞いたとき、湯川は「ん?」と思ったワケです。

つまり「気にかけていないと大変なことになる」から「気にかけなきゃ!」になったのならば、、、、、、。

「気にかけてよ!」というのが、そもそものスタートのハズだと。

親に対して
「もっとワタシを気にかけてよ!」
「でないと私、大ごとになっちゃうよ!」と思っていなかったか?ってことね。

Sさんに聞いてみました。すると最初はピンと来られてなかったのですが、こんなエピソードを思い出されました。

以下、Sさんとの会話です。

過剰に心配して欲しかった伏線

湯川:小さい頃「気にかけて欲しい!」と思ったエピソードってあった?

Sさん:いや、無いですね。私は子どもの頃から、しんどくても、熱っぽくても、それを本当に親に言わなかったんです。

湯川:ええ、そうなんですか。何で言わなかったんですか?

Sさん:何でだろう?自分でも分からないんですけど、絶対に言わなかった

湯川:ほお!「絶対!」ってこれまた強い意思を感じるねえ。

Sさん:うーん、そうですねえ。でも何でなのか、自分では分かんないです…。

湯川:そうなんですねえ。

Sさん:(少し考えてから)今ちょっと思い出した事があります。

湯川:ええ、なんですか?

自分が逆の立場なら困らないか?

Sさん:子どもの頃、おばあちゃんちで泊まった時、気分が悪くて寝室で嘔吐してしまったんです。でも布団の上で嘔吐したのではなく、それを避けて畳の上で嘔吐したんですよ。

それなのに母は私の事を「何てこんなところに吐くの!なんでもっと早く言わないの!」と思いっきり私に怒ったんですよ。

私はしんどかったんですよ。

布団の上じゃなく、何とかして畳に吐いた私は、褒められても良いはず

なのに体調の悪い私をあんなに怒るなんて!絶対許せない!ってあの時思いました。

湯川:おぉ、お母さんに許せない!って思ったんや。

決めたことと、どこまでも親の責任にすること

Sさん:そうです!おばあちゃんが、その時お母さんに「しんどがってるのに、そんなことを言うんじゃないの」と母をたしなめてくれたのです。
ホントはもっとおばあちゃんに、母をキツく叱って欲しかった。

湯川:なるほど!

もしかしてSさんはお母さんに「もっと早く言いなさい!」と怒られた時「だったら絶対言ってやるもんか!」って決めませんでした?

Sさん:え?うーん、そうですね、決めましたね!あー、確かに決めたわ!「もしこれでヒドくなったらあんたの責任やからな!」ぐらいに思ってましたーーー!

湯川・Sさんともに笑

Sさん:いやだわ〜(笑)そこから私言わなくなったんですね。何で言わなくなったのか、自分では全く分かってなかったんですけど。

湯川:うん、そうですよね。言わずに、もっと悪い病気になったほうが、親を責めることが出来るし「ほーら言わんこっちゃない!」ってあの時の仕返しをすることが出来るね。

Sさん:いやだー、でもそうです!(笑)それだと病気を自分で創ってしまうことになりますよね。

湯川:ビンゴ!まさにその通り!

つまり、ヒドい病気であるほど、親を痛い目に遭わせる事が出来る。親を慌てふためかせることができる。後悔させてやることができる。そして親に恨みを晴らすことができるわけです!!

あの時の自分が、どんな気持ちになったのか、思い知らせてやることが出来る・・・。

これがSさんが自分で作った「マイルール」なんです。

だから親になったSさんは今、子どものことを気遣いまくり、そしてちょっとでも気づかなければ、子供がヒドい病気になる。

そして慌てふためき「もっと見ておくべきだった」と後悔しまくっているわけです。

自分が作ったルールに、自分ががんじがらめになっている。

子供の善悪の基準は「快・不快」


つまり怒られることは不快だから「悪」と思っているわけですね。
これがたとえ自分の為になることであっても、不快なことは「悪」になってしまう。

子どもの視点はまさにこれなのです。

自分が親の立場になったら、畳に吐かれるほうが畳の目に吐瀉物が入ってしまうので、すこぶる迷惑なことはわかりますよね。

親として子供の体調を心配する気持ちは当然あります。

ですがその時言った、その言葉だけを切り取って「ひどい」と思うのはどうなのか?ということ。これまで散々たくさんの愛を与えてもらっていたのにね、それをスルーしていないかい?ってことね。

 

ちなみに子どもや部下にビシッと叱れない人は、叱る親に対して、心の中で今も尚、文句を言ってる状態なんですね。

叱る親にダメ出ししているワケです。だから自分が上の立場に立った時にビシッと言えないのです。

怒りを溜め込むと起きること

こうしてSさんは、自分の中に怒りが、すっごく溜まった状態でした。それを放っておくと、どうなるか?

今度は周りの人に、怒っている人が出て来るようになります。

Sさんの場合、おじいさんがいつもイライラして怒っている人だったんですね。

そのおじいさんを見てSさんは「何てヒドい人」と見下していたのですが、実はその姿こそ、Sさんの姿でもあったのです。

いつも怒り、そして無茶を要求してくる姿こそが、自分の鏡だったんですね。ここに気づかれたSさんは、目の前の霧が晴れたような心境になられたのです。

問題はシンプルだけど、感情が張り付くから複雑になっている

「相手は鏡」

それを受け入れる前は、相手が悪いし自分は正しいことをしていると思いたい。正すべきは相手だと。

世の中は自分の投影なのです。

自分を取り巻く世界観は、すべて自分の内側にあるものしか現れません。

今、目の前に問題が起きているなら、目の前の人と関係性を見るのではなく、本当はその出来事を起こすに至る「たね」が自分の中に必ずあるのです。

それが子どもの頃に、親に対して持った思いが「たね」になっている場合がほとんど。

でも子どもの頃の思いって、些細な思いなわけです。

それがこんなに影響するものとは思わないし、些細な思いだからこそ見過ごすことが多い。するとね、同じことが繰り返し起こって来るんですね。

問題って分解すると意外とシンプルなのです。そこに感情が絡まるからこそ、ややこしくて複雑に見えるだけなのです。

そして生きてきた背景や経験、感じたことは、100人いれば100通りの感じ方があるのです。

現在地が違えば、目指すゴールも違う。

だからこそ、一人ひとりに応じたアドバイスが必要になってくるのだと思うのです。

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