湯川です。
自分の要望を口にしていますか?
いろんな方の相談を聞いておりますと、多いのが「自分の要望(ニーズ)を口にしていない」ということ。
そういう方は無意識でしょうが、とても不平不満が多いのです。
自分の周りにいる人で、いつも不平不満を言ってる人を、一人思い出してみましょう。その方を観察してみて下さい。
自分の思いを相手に率直に言ってない、というのが発見できると思いますよ〜。
率直じゃない言い方例
恐らくこんな言い方になっていると思います。
・ 遠回しに言う
・ 正論を言う
・ 「○○さんがこう言ってたよ」と代理人を立てる
・ 暗にほのめかす
こういうことをやると、確かに「No」と断られることは無いでしょうけど、自分の欲しいものは、いつまで経っても手に入らない可能性が高い。
だから余計に不平不満が募るのです。
さらに場合によっては、より相手との関係を混乱させてしまう事になりますね。百害あって一利無しです!
それ、ただの押しつけですから!
また「どうしてだか、自分の思っていることを言ってないんです」という方は「言わなくっても、それくらいのこと分かって当然よね」と、あまりにも当たり前くらいの勢いで、思っていることがめちゃめちゃ多い。
つまり周りに自分の「こうあるべき」を無言で押し付けているってこと。
彼なら、
親なら、
夫なら、
友達なら、
こどもなら、
○○くらい分かるわよね、○○が出来て当然だよね、などと勝手な期待を押し付けて、言語化しない。
勝手な期待が大きければ大きい程、そしてそれらがアタリマエだと思えば思う程、不平不満度が大きくなって行きます!!
言語化しないで分かるだなんて!イタコかエスパーちゃいますから!(爆)
断られることも当然ある
自分の思いや希望、ニーズをキチンと言葉にしないと、ホント何も伝わりません〜。
例えば
「明日の仕事を手伝って欲しいの」
「遅くなる時は必ず○時までに連絡入れて欲しい」
「今度の日曜日、会いたいの」
こうやってまずは自分の気持ちを率直に、そしてニュートラルに発言してみましょう!!
ただし、相手から断られることも当然ありうることです。
あなたが相手の要望に「No」と言う自由があるように、相手があなたの要望に「No」を言う自由だって同じようにあります。
でも、自分は「No」を言うけど、相手からの「No」は許せない!自分の要望は通ってアタリマエ!などという幼稚な幻想は捨て去ることです。
こんな思い込みがありませんか?
相手からの「No」が許せないとか、怖いと思う方は「要望には応えるべき」という思い込みが、相当強いんだと思います。
つまり「要望には相当応えてもらっていた」ということ。あなたが自覚するかしないかは、関係ありません。
相手から「No」を言われ慣れていないので、言われると「物凄いショック」を感じるってこと!それで「怖い」って思うんですねえ〜。
そうすると相手から何かを頼まれたら、全力で応えようと必死になってしまうはずです。
だからこそ、自分の要望に応えてもらえないと、過剰に傷つくわけです。そして大事にされていないような気になるワケですね。
すると一層不平不満が募ってしまう。
だから自分の要望を伝えること。
Noも有り得ることを含めて、率直に伝える、ということがとても大事になって来るんですね。
それでも出来ない方は、インナーチャイルドワークで子どもの頃に決めた「愛の定義」を書き換えることが一番早いかと思います。
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