パートナーシップ心理学アカデミー 代表 湯川央恵です。
今日は一粒万倍日+天赦日+大安が重なった最強開運日、だそうです。
今日始めたことは、何倍にも返ってくるそうですよ!
いいも悪いも、です。
なので是非「未来への良き種まきの日」にしていきましょうねー!
さて
「お互いの価値観を尊重するって、言葉は綺麗けど、なんだかドライだと感じてしまう」
という方がおられました。
それを聞いて湯川、どういうことなのか分からず。もう少し突っ込んでお話を聞きますと
「お互いの価値観を尊重するって、自分の意見に共感されず冷たい関係性だと感じて寂しい」と。
おおおーーーー!そうなんですねーーー。
「あなたはAだと感じるんだね、私はBだと感じるよ」
これが相手の価値観を尊重し、共感のある聞き方。
でも価値観を尊重されていることが、なぜ共感されていないと感じるのか。
もう少し聞いてみると、こういうことだったのです。
「自分と同じ意見で「同意・同調」して欲しい。そうじゃなければ愛されている気がしない」
ということだったんです。
「あなたはAだと感じるんだね。私も同じAだと感じるよ」
これがその方の望む受け答え。
先ほどの言葉と、たった一文字「は」と「も」の違い。
でもこの一文字が大違い!!
つまり「一緒」「同じ」
これがいいということなんですね。
パートナーと自分は常に一体の特別な関係性で、
やりたいことも同じ、
嫌なことも同じ、
好きなことも、お互いも価値観も同じ。
こうやってお互いが「同じ」だと安心するのかもしれませんが
同じもの同士って、、、、
正直つまんなくないですか?
違いがあるからこそ一緒にいると面白い!
湯川はそう思います。
同じもの同士が一緒にいても、新たな発見もないし、学びもありません。
そんなのつまらん。
ちなみにうちの夫と私は、見事に全然違うの。
何年か前に県内で有数の藤棚を見に行ったんですね。
急勾配の坂道を歩くのですが藤が綺麗でとってもいい香り。
おまけに眺望も最高だったのですよ。
ところが夫は
坂の勾配度数が何度とか、
道幅の広さがどうのこうのとか、
藤棚の棚間隔がなんとかって、
私にしたら
「え?何しに来たん?」と言いたくなるくらい笑
でもそういう視点って私には全くないわけですよ。
藤棚見に行って、藤の花をほとんど見ずに帰るなんて、と笑うんですが
違う見方があるから、おもしろいんですよ。
違いは脅威じゃないですよ。
むしろ、違いは面白さだし、豊かさでもあるわけですよ。
自分との違いを脊髄反射で拒絶してしまうのは、勿体無い。
「同じ」ということに、すがる必要って全くないんですよね。
自分が体験できないことを教えてもらえることはマジで豊かだし、
それで繋がりあえるって、本当にすごいこと。
そんなふうに思うと同じじゃなくても、楽しめそうじゃないですか?
それに「同じ」が当たり前になると、
恋人の間、夫婦の間に他者性がなくなってしまって
「相手は自分のもの」という感覚にも陥りやすくなってしまいますね。
すると
「相手は自分の気持ちをわかってくれて当然!」とか
「自分の意見に賛同すべき」
「自分の思い通りにすべき」なんてDV的な感覚を正当化することになりがち。
無自覚な自分の加害性に気付かずに
「自分の言うことをなんでも聞くことが愛でしょ」とか
「私を常に安心させるべき」
なんて思いにも繋がりやすくなりますね。
「違いを面白がる」
良かったら取り入れてみてくださいね。
それではまた!
湯川央恵