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話せば分かると思ってません?
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!パートナーシップ心理学アカデミー 主宰 湯川央恵です。
話しても分かり合えない人の持つ前提
普段、皆さんからよく聞くのが、「話しても、わかってもらえないんです」と言う言葉。
これね、よーく聞くと「話せば自分の主張が通る」前提ありきの「わかってもらえない」なんですね。
つまり、あくまでも、自分の主張は通るものだと思っているし、あくまでも、自分は正しいし、あくまでも、自分は変わらなくていい。そういうスタンスなんですね(笑)
これでは、いくら話し合ったとしても、話は平行線のまま。
話し合うとは、自分の言いたいことを、言いたいように、言うことではありません。
相手を自分の望むように変えようとすることでもない。それらはむしろ「暴力」ですね。
話し合うために持っておくべき前提
まず、話し合うために理解しておくべき、前提条件をお伝えします。
それは「相手とあなたは違う」ということ。
「当たり前ですやん、湯川さん何言っちゃってんの?」と思ったかもしれません。
そうなんです、ほんと当たり前のことなんです。
でもそれが近しい人、つまりパートナーや子供、親、信頼している友人などには、機能していなくないですか?
自分と意見が違うと「なんで?!」「おかしいだろう!」「普通は、常識は、」などと自分と同じ意見であることを強要してしまうんですね。
それでもわからないと「相手は間違っている!」などと思ってしまう・・・。
こうして善悪や正誤、優劣というような、白黒思考の二元論で戦っちゃうわけ。
こうなると、より口数の多い方や、声の大きい方が勝ってしまうんですね。残念ながら、こういう戦いって繰り返します。
「話し合う」の本当の意味
大事なことは「自分と相手とは違う存在なのだ」と自覚すること。
親子であろうが、兄弟姉妹であろうが、もちろんパートナーであろうが、違ってアタリマエなんですよ。
だから「話す」ということは、自分が理解していない相手の世界のことを知る ということなんですよ。
話し合うことで見えてくる世界
それってすごい面白いと思いません?自分の中にこれまでなかった世界ですよ。確実にこれまでの自分の世界から、広がりが生まれますよね。
なので自分の世界に無理やり引きずり込むのではなく、相手の世界を知った上で「お互い折り合う」ということができたら、ずっと楽に生きられそうに思いませんか?
それこそが「話し合う」ということだと、湯川は思うんですよ。だからこそ「相手の世界を知ろうとする」ことだと思うの。
「あなたの見ている世界って、どんなの?何が見えてるの?」ってね。
それをいい悪いなしに、「へー!こんな風に思ってるんだ!」「こんな世界を見てたんだ!」って。
だから「違い」があっていい。
むしろ違いがあるほうが、面白い!
こういう心の態度がこちらにあるからこそ、相手もあなたの話を聞こう、という気になるんだと思うのです。
考え方だって、感じ方だって、解釈の仕方だって、相手とは違うわけです。
ましてや、あなたの「大事」が相手の「大事」と合うなんてことは無い。
話し合いながら「違い」が「幸せ」に繋がっていく日常
だからこそ「違う」ということを前提にして考えると、ちょっとでも合うところがあれば、それはもう「奇跡的なこと」
だからこそ、少しでも合えば、めっちゃ嬉しいと思いませんか!?これは加点法で考えるということでもありますね。
そういう考え方が、幸せになっていく考え方だと湯川は思うんですよね。
さあさ、もうちょっと肩の力を抜いて。
ほら、鏡を見て。
自分のために、にっこり笑顔になってみましょうか。
●湯川からの一言
相手の「大事」にしていることは何か、一度興味津々で聞いてみましょうか!