この暑い中、今日は夫と岩盤浴へ。そのあと、温泉に入って、さっぱりしてきました。
近所に温泉があるのは嬉しい限りですね〜。
さて、、、、
先日、月刊致知の別冊「母」を読んでおりましたら
ある記事に目が釘付けになりました。
皆さんに紹介させていただきますね。
「しつけの三原則」
1、朝、必ず親に挨拶する子にすること
2、親に呼ばれたら必ず、「ハイ」とはっきり返事のできる子にすること
3、ハキモノを脱いだら必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にすること
あー、これ子育て真っ最中の時に、夫から
「これだけはできる子供に育てる!」と
言われてたやつだー、と懐かしく思いました。
このしつけの三原則を提唱されておられるのは、故 森信三先生。
教育者であり哲学者であり「日本教育の師父」と言われている先生です。
先生曰く、子育ての極意はこの3つだと喝破されています。
勉強ができることとか、スポーツができることとか、誰より上とか下とか、そう言うことよりも、上の3つが最優先されると。
これ、子供ができるようになるために、どうしたらいいと思います?
そうです!
親が実践している、と言うことなんですよ。
そう言うと
「あー、うちの親はこれやってなかったから、アタシできないんだわ」
なんて親のせいにしていませんか?(笑)
もし親がやっていなかったのなら、そのせいにするんじゃなくて、
今から自分がやればいいだけ。
そしてこの3つは、大人こそ必要だと湯川は思うんですよ。
1はもちろんですが2、3は特に重要ですね。
2、3がなぜ重要かをお伝えします。
呼ばれたら「はい」と明るく元気に返事しているか?
PCを打ちながら顔も向けずに、返事だけ「はい」と言ってたり
「はい」じゃなく「はいはい」とメンドくさそうに言ってたり
子供や夫から呼ばれたとき、苦虫つぶしたような顔をしてないでしょうか。
森先生曰く
「ご主人から呼ばれたら「ハイ」と透んだ声ではっきりと返事をすること。
この一言で、その人の「我」を捨てるわけです。つまりそれまでの意地や張りの一切を投げ捨てるわけです」
と言われています。
いやー、もう言葉が出ません!!おっしゃる通りーーーです!
「はい」という言葉に「我を捨てる」という意味があっただなんて・・・。
はい、と素直に言おうと思ったら、
自分の我、つまり「私は正しい」「私は偉い」というような我があると、
まず言えないですよね(笑)
言えるまで待つのではなく
まずは「はい」と、形から入るコト、大切です。
履物をそろえて椅子を入れているか?
これは都度意識すれば、習慣化できるものですね。
そしてこの習慣は「物事を最後までやり抜く人」の
心の習慣でもあるんですよ。
つまり物事をいつも中途半端にしている人は、その逆の
「履物をそろえず、椅子も出たまま」
つまり、やりっぱなし、出しっぱなし、使いっぱなしなんですよ(笑)
これが、中途半端な人の心のクセ。
終わりが締まらないので
金も締まらず
心も締まらず
生活も締まらず
人生も締まらない。
最後までキチンとやる、これを一番身近な形にしたのが
履物をそろえて、椅子を入れる ということなんですねえ。
だから親は口酸っぱくして、何度も何度も言ってくれていたんですねえ。
こんな簡単なことさえもできずに、物事を完成させることは、
そりゃ難しいでしょう。
おぉー自分で言ってて胸が痛いっす(笑)
森先生が昔、登校拒否のお子さんに
困り果てていたお母さんへの解決法を言われた話があります。
森先生はそのお母さんに、こうおっしゃいました。
「あなたがご主人によく透る声で、はいと返事されることです。」と。
その人はその通りにしたようで、なんと子供が11日目に登校したそうです。
先生曰く、夫に対して素直にはいと言えるご婦人は2、3人くらいじゃないかと。
「これだけの俸給を得るために、ご主人がどれほど下げたくない頭を下げ、言いたくないお世辞を言っているか、ということのわかる奥さんにして、初めて真に聡明な母親となるわけです」
まさにその通り。
湯川のプログラムでも、夫の立場に立って考えたときに、
どれほど自分がワガママ放題やっていたのか、
それに気づけた女性から、次々と変化していってます。
それこそが
「真に賢い女性」です。
まさに「はい」とは「自分の我を捨てる」いい訓練になりますね。
その時にいちいち、勝ったとか負けたとか、正しい正しくないとかを持ち出してしまうと、素直にできません。
その思いは一旦横に置いて、まずは素直にやってみる。
これはぜひおすすめします。
まあ、古臭いとか、時代錯誤だとか言われそうですが
やはり真理だと思うのです。
今更ながら、森先生の教えは、今こそ大人の私たちに
必要な考え方だと感じました。
お盆のひと時、良かったらご一読されてみてください。
致知別冊「母」 (子育てのための人間学)