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夫はなぜ直ぐに不機嫌になるのか?
質問をいただきました。
夫のことで質問です。
直ぐに不機嫌になって「話しかけるな!」オーラをビンビンに出してきます。
「え?何かした?」と言ってもムスッとしたまま。本当に嫌ですし怖いし、子供かよ!と思ってしまいます。どうしたらいいでしょう?(Aさん)
いやー、これはもう心中お察し致します。
こういうのって本当に困りますよね。
そしてこの悩みは男女問いません。この方のように不機嫌になる夫に悩む方もいますが、逆に妻の不機嫌に悩む夫もいるのです。
不機嫌な相手の3つの「ハテナ?」
「どうしたらいいでしょう?」と問われているのですが、恐らくAさんは以下の3つが分からなくて困っておられるのだと思います。
- なんで不機嫌なの?(理由が分からない)
- なんで言わないの?(言わない理由が分からない)
- どうしたらいいの?(対処が分からない)
これについて、ひとつずつ説明していきたいと思います。
なんで不機嫌なのか?不機嫌になる理由
これについてはAさんの詳細が分からないので何とも言えないのですが、不機嫌になってしまう理由で明確なひとつの答えがあります。
それはズバリ「甘え」です。
「自分を嫌うことはない」
「自分から去っていくことはない」
こんな思いが強ければ強いほど、男女関係なく、驚くほど簡単に不機嫌になることができる訳ですね。
パートナーのことを信じきっている、というと耳障りが良いですが、これは完全に「たかを括っている」わけです。
不機嫌を誘発するキッカケ
ただ、男性が不機嫌になってしまうキッカケって確かにあるんです。
- プライドを傷つけられるようなことを言われた時
- 何度も同じ失敗を繰り返していると感じた時
- 誰かと比べられた時
- 眠い、食べたい、トイレしたい、セックスしたいという生理的欲求を制限された時
男性じゃなくても女性でも同じですね。こういうことされると、やっぱり嫌なものです。
もしこういうことをやっちゃっていたな、と心当たりがあるのなら、それは誠実に謝りましょうね。
「どうせ謝っても無視するんだ」と思って謝らないと、そのことでまた別の怒りのスイッチを押すことになってしまいます。なので非は非として誠実に謝ること。
ただね、こういうキッカケがあったとしても「不機嫌になることが許される」ということにはなりません。
なので「なぜ不機嫌なのか?」については状況にもよりますが、ここでは「甘えている」ということが一つの有力な仮説としてお伝えしたいと思います。
なんで不機嫌の理由を言わないの?
不機嫌になると物凄いメリットがあるんです。
一度不機嫌のカードを出すと、相手は自分のことを忖度してくれるわけです。
アレコレ考えて、自分に合わせてくれる。
何となく要望も通るし、自分のプライドも保てる。
おまけに相手が動いてくれるから、自分が問題に向き合わずに済む!
もうメリットしかない笑
だからちょっとイラッとしただけで、不機嫌という伝家の宝刀を繰り出す訳ですね。
その後は不機嫌な顔をしているだけで、自分の思い通りにやってくれるんですから、そりゃこんな便利な方法、手放せません!
不機嫌の理由を言わない姿とは
これって、まるで赤ちゃんが泣いて喚いて、自分の不快を取り除いてもらおうとする姿と同じ。
そんな赤ちゃんのようなパートナーを前にした時
「どうしたの?」「何かあったの?」「私、何かしたかな?」なんて聞くのは、まさに赤ちゃんに「おっぱいかな?」「おむつかな?」「寂しかったかな?」と色々やってくれるお母さんそのもの!
なので不機嫌の理由なんて、ないんです。
いや、正しくはあるのですが、物凄い幼稚なことだったり「え?そんなこと?」という位の些細なことだったりするんです。
だから、そんなことプライドが邪魔していえませんね〜。
不機嫌な相手にどうしたらいいの?不機嫌への対処法
不機嫌にどう対処したらいいか?
ここまで読んで下さった方はもうお分かりかと思います。
不機嫌になられることで、どうしていいか分からなくなるし、とても悲しいというご自身の気持ちは伝えられると良いと思います。
その上でこのように伝えてください。
不機嫌になるのはあなたの自由だけど、自分の感情の尻拭いは自分でやってください。あなたが不機嫌を撒き散らす度に、あなたへの信頼残高はどんどん減っています。このままいくとどうなるか、冷静によく考えてください。
このように甘えの代償には「別れ」があると、ハッキリと現実を突きつけることが必要です。
ただこれも根本解決にはなりません。
不機嫌なパートナーへの根本解決法
このメルマガで何度もお伝えしているように、そんな子供っぽい人が自分のパートナーであるなら、自分もまた同じエッセンスを持っていると自覚することです。
パートナーに厳しく言えず、むしろ甘えさせてしまうのは、自分の中に「厳しさは悪」という思い込みがあるから。そのため自分の周りにそのような人が現れたということです。
「厳しさは悪」だと思い「甘えさせてあげると嬉しいはず」と思い、何でも受け入れ甘えさせるようになった。
その結果が今の自分の現実なのだ、ということです。
不機嫌な夫に対して、今自分ができる方法
- 自分もどこかの領域で子供みたいな振る舞いをしていないか?
- 厳しく指導してくれる人に対して、責めていないか?
- 自分のやったことの尻拭いを、当たり前のようにやってもらっていないか?
- 自立した子供の世話を、いまだに手放せずにやっていないか?
- 手取り足取り指導してくれないと不貞腐れていないか?
もし心当たりがあるなら、それを今すぐストップすることです。
そして「厳しさは悪」だと思った出来事を、もう一度検証してください。勝手な見方をしている可能性が高いですから。
内側にあるものが外側に現れる。
だとしたら外側を変えたければ、まずは内側から変える必要があるってことです。
これが王道です。
一人では難しい方は、個別体験会のキャンセル待ちにエントリーされてください。
湯川央恵
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