目次
ここ最近のセッションでは「働く」がテーマに続いています。今日は「働く」について、セッションで”よくある思い込み”をシェアしていきますね。
一般社団法人 人間関係心理学協会
パートナーシップ心理学アカデミー 代表 湯川央恵です。
夫が働かない!無職旦那を持つ妻(女性)の本音
私がいつもお伝えしていること。
自分の内側にあるものが外側に現れる、と言ってます。コレ、気もちの問題でもなんでもありません。
つまり自分がいくらバリバリ働いていたとしても、
本音(内側)で「働きたくない」がある時
家族(外側)に「働かない人」が現れます。
引きこもっていたり、メンタルやフィジカルのバランスを崩して働けなくなる家族ですね。
なので、そういう身内(夫)がいるとき、本音は「働きたくない!」と思っている自分の姿でもあるわけです。
夫に働けを言う、外に連れ出し働かせる。
なのにもうダメ!家計が逼迫!もう離婚!の末路になる前に、是非次の方の事例を読んでみて欲しい。
働かない夫(旦那)に働いてばかりの妻(女性)の不満
引きこりの姉がいるHさん。
「自分はあの姉とは違う」と思い、あくせく働き、休みもロクに取れない日々を何年も過ごしてこられました。
数年後、良いご縁があり結婚。
するとナント、今度は結婚したご主人が引きこもりに。転職活動をしても「自分の強みを活かせるところがない」と。司法書士や税理士の資格を取るから、それまでは働けないという。
もうそんなの、見え見えの言い訳!
試験なんか合格するのを待つより、さっさとどこかに就職してよ!
求人サイトもしっかり見てよ!
夫よ就活しろ!
夫よ、面接も受けろ!
夫よ、さっさと働いて金稼いでこい!
夫よ、社会人として失格じゃ!
自分はこれまで死にものぐるいで働いてきた。
なのに何で自分ばかりが働かないといけないの!
都合よく私を利用するな!必要とするな!馬鹿にするな!
そう思っちゃいますよね!めちゃめちゃ分かります!
自分の本音を知ろうと思えば周りを見ればわかる
しかしHさんの場合、セッションをやっていくと、見えてきたのは「本音は働きたくない!」という自分。
つまり自分の身近な人がやっていたことは「本当は、自分がやりたかったこと」だったんですねー。
旦那が働かず自分ばかりが働くことのメリットとは?
死にものぐるいで働いてきたのは「働きたくない自分を誤魔化すため」や「自分に価値があることを夫を使って証明するため」ということが、よくあります。
Hさん曰く
本当は弟のように、 何もしていなくても、みんなに優しくしてもらいたかった。
それが「望み」だった。
それが「本音」つまり自分の「内側」の思いだったんですね。だから当然外側に現れます。
何より、優しくしてもらって、お世話してもらうことを望んでいる限り「働くこと」は「ヒドイことをさせられている」と思います。当然働くことにブレーキがかかりますね。
日々の家事も「何で私ばっかり!」という思いに当然なってしまうし、大したことしてなくても常にストレスフル。日々が「疲れている」状態になるでしょう。
働かない旦那を変えるー自分のインナーチャイルドの勘違いを知る
優しくしてもらいたいと思っているということは、
「優しくされなかったと、勘違いしている自分のチャイルド」がいる、ということなの。
だからこそ、家族を働かそうと躍起になる前に、自分自身の働くことへの意欲やモチベーションを取り戻すこと。
そのためには、優しくしてもらえず、お世話をしてもらえなかったと思い込んでいる
「相手への恨み心」を解消することが必要で必須。
この場合の相手って 、大抵は親ですねー。
要求の高さとは依存度の高さ
じゃあ本当にHさんは「してもらってこなかったか?」というと、そうじゃない。
自分の期待する「してもらいたい」の要求が高かったから、してもらえない、という怒りも比例して大きくなっていたってこと。
要求の高さとは依存度の高さ、とも言えます。
しつこく恨み続けているってことは、
それだけ依存度が高いってこと。
この心のからくりがわからないと、いつまでも相手のせいにして恨み続けます。
それに疲れると今度は、自分へのご褒美や癒しに向かってしまうわけですね。
でもね、自分へのご褒美や癒しをやればやるほど
「優しくされなかった」相手を心の中で責め
「優しくしてもらいたい」自分を肯定することになります。
するとどうなるか?
はいそうですね!
いつまで経っても、パートナーが働かないってこと!!
働かない夫を変えるための解決法
なので
1、過去の勘違いを紐解くこと。
2、「優しくしてもらえなかった」恨みを修正すること。
すると、働くモチベーションを取り戻す事ができます。
自分の姿が写し鏡となり、周りに投影されていますから。
相手を変えようと必死になる前に、自分を修正する事!それが何よりも優先されますね。
自分が変わることで、家族の状況は、全く変わって行きますからね。特に生活を共にする夫婦は、その影響は大きい。問題はいつだって些細な問題をきっかけに浮上してきます。
まとめ
これまでご主人が働かなかった方も、妻側の心(内面)の修正をすることで、ご主人も仕事が見つかったり、復職された方を沢山見てきました。
その過程の中では、奥さんご自身が仕事にやりがいを見出し、バリバリ働いて収入も増える、ということも起こっていましたね。
具体的に手元のお金が増えることで、気持ちも精神衛生上も安心します。
またパートナーだけじゃなく、兄弟姉妹もニートから社会復帰された方、引きこもりになっていたお子さんが、元気に学校に行かれた方など、よい感じへ変化された、たくさんの方を見てきました。
だから離婚を決断する前にできることはあるのです。
相手を変えようとしなくてもいい。
自分が変わるだけ。
自分の内面を変えると世界が変わるんですね。
逆にいうと、内面を変えないで外側(現実)は変わらないってこと。
こんなふうに、自分では読み解くことが難しい思考のカラクリを、そのままにしておくと人生に不都合がおこってしまうんですね。
でもカラクリを一つひとつ、ひも解いてお伝えしています。
まさに「人生の根本治療」ですな。笑
自分が働くことが嫌だと、自分だけに留まらず
パートナーや家族が働けないという現実もつくってしまいますからね!おそろしや〜!
この課題を乗り越え、未来に向けて希望をもって進んでいきましょう。
- 共に成長: 夫婦はこの困難な状況を共に乗り越えることで、より結束を強め、成長する機会を手にします。共通の課題を克服することは、絆を深める一助となります。
- 新たな可能性: 夫だけの問題ではなく、夫婦の問題として捉えることで、新たな可能性が広がります。これは家庭の精神的健康に大きな影響を与え、未来の計画や夢を実現する一歩となります。
- 希望と楽観: 最後に、希望と楽観を持って未来を見つめましょう。夫婦で共に努力し、協力し合うことで、新たなチャプターに向けて進むことができますからね!!
困難な課題に立ち向かうことは簡単ではありませんが、夫婦の協力と愛情は、未来に向かって前進する力となります。
一歩一歩、希望に向かって歩みを進め、新しい幸せな夫婦としての生き方を示していましょう。
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湯川央恵
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