頭では、幸せになりたい!素敵な恋愛や結婚をしたい!そう思っているのに、しんどい恋愛や結婚を繰り返していないでしょうか?
あるいはまるで自分から進んで不幸になるような人とばかり付き合ってしまっていませんか?
一体どうしてそんなことになるのでしょう。今日はそんな方が、少しでも前に進める勇気になるヒントをお届けしていきたいと思います。
幸せを阻んでいるのは。自分自身!?
さて冒頭でお伝えしたように、なぜしんどい恋愛や結婚になってしまうのか?について。
あなたはどう考えますか?
男運が悪い訳でもないし、性格に問題があるわけでもない。
実はあなたの中に「幸せになる事への抵抗」があるからなんです。
そういうと
「湯川さん、そんなワケありません!めっちゃ幸せになりたいんですっ!」と怒られそうですが、3000人もセッションをしてくると、どれほどそういう人が多いかを痛感します。
心の奥深くに押し込めた怒りと恨み心
クライアントのMさんは、まさにこのタイプでした。
美人で頭も良く、有名企業に勤めているMさんの悩みは
「結婚出来ない」
正直Mさんは美しい方ですから、沢山のイケメンからもアプローチがあるのです。
向こうから「好き」と言われて付き合うのですが、どれもこれも最後にはフラれてしまう。そして結婚には至らないんですね。
フラれるパターンは、彼女が相手に対して感情をぶつけ過ぎてしまうということ。
そう、彼女は心の奥に怒りをためていたんですね。
それをパートナーにことごとくぶつけていた・・・。
幸せの鍵を握る「親との関係」
彼女とのセッションで出て来たのはお母さんとの関係性でした。
幼少時から自分の自由になったことは一度もない、というMさんは進路はもちろんのこと習い事も、食べるお菓子も、友達さえも、すべて母親の指示があったんですね。
幼いころから「お母さんの言う通りやっておけば間違いないのよ」と言われ続けたMさん。
反論する選択肢など、当時は無かったそうです。
そしてお母さんは近所にMさんの自慢をするんですね。
「〇〇高校へ入った」
「〇〇会社へ入った」
「〇〇の仕事をしている人と付き合っている」等など・・・・。
そのことをMさんは「まるで母の外面の為だけに利用されているような気がしていた」と。
そうです。
Mさんは結婚しないことで母親に「これ以上お前の思い通りにはさせない!!」と、無意識で反発していたのです。
進学、就職、誰と友達になって誰と友達になってはいけない…。
何から何まで口出ししてきた母親に対し、最後の最後、結婚まで母が用意した就職先で見つけたとなったら、結婚後もずっと支配され続ける・・・。
これ以上、お前の道具にはならない!お前の思い通りには絶対させない!
抑圧し続けた母親に、思い通りにさせないことで、恨みを晴らしていたのです。
もちろんこれは無意識の領域。
頭で理解して、やったことではないのです。
自分が不幸になることで親への恨みを晴らす
だからこそ、自分がどうして結婚できないのか、全く分からなかったんですね。
これまでずっと母親に反抗できなかった、その怒りや恨みの思いが
自分が不幸になることで、お前の育てた仕上がりがコレだ!と恨みを晴らす事ができた、というワケなんですね。
ところがです!
セッションで明らかになったのは、母親が自分を抑圧して自分は自由が無かったと思っていたけど、実は、自分で「何かを決める」ということをやって来なかっただけだということが分かったんですね。
母親の言う通りやっておけば、ラクで何かあっても母親の責任にすることが出来たのです。
セッション後Mさんはこんな風におっしゃっていました。
自分は「母親の被害者」だとずっと思っていたけど、なんてことはない!私本当は、楽したかっただけなんですねーーーー!
しかも全部母の責任にしていたって、どんだけお子ちゃま!!!!
目をパチクリさせて大爆笑されておられました。
こうして私たちは、自分の本当の姿を見るのがイヤだと「親のせいで」という隠れ蓑で、綺麗に被害者に収まっちゃうんですよね。
それももう無意識でやってしまうんですよ。
プロの手を借りることのメリット
自分の表層の思いは理解できても、深い部分まではなかなかわかんないものなのです。
だからプロの手を借りる意味があるんですよ。
自分ではここまでのことは、わからないですからねー。
なにより怒り・恨み・妬み心は重い!
そんな重い砂袋を背負ったまま、幸せにはなれません!
幸せってもっと軽やかなものですから。
それにしても…
自分の無意識に持った思い込みで、自分を不幸にし続けてしまうなんて、切ないです・・・。
あまりにも切なすぎる・・・。
「幸せになる事への抵抗」と言いましたが
つまるところ「親への恨み心」ということなのです!
そんなものがあるのか!と思った方はMさんの事例を読んでみて、どのように感じられたでしょうか?
どんなに合コンに行っても、どんなに相手を変えても、結果は同じ。
自分の中にある「親への怒り、憎しみ」にフォーカスしないことには何も変わりません!
エセ感謝も、上っ面のありがとうも、やめてください。
そんなことをしているから、余計にこじれるのです。
こじらせて、誰かに自分の気持ちをぶつけたり、受け止めて貰おうと必死になったり、人に求めてばかりで苦しいだけ。
感謝って自然に湧いてくるものなのです。
誰になんと言われようと、あふれ出てくるものなのです。
それを「感謝しなければ」と思っている地点で感謝なんて出来ていませんから。
親に対する怒りや恨み心を持っていることを、真っ直ぐ認めることです。
「もっとニコニコして欲しかった」
「もっと厳しく言って欲しかった」
「もっと構って欲しかった」
「私の全てを受入れて欲しかった」
「怒らないで欲しかった」
私達はこんなふうに親には大きな期待をして、それが得られないと、いとも簡単に怒りを持ちます。恨みます。
その恨みは、必ずはけ口を求めます。
自分を傷つけるか、他人を傷つけるか。
ムリして感謝しようとか、許そうとか、そんなことはしなくていい!
本当の自分の心を見つめないことには何も始まりません。
何も変わりません。
それには大きな覚悟なんていりません。
ほんの少し、前に進むだけでいいんです。
それを少しづつ、少しづつやっていけばいい。
歩む限りは、必ず前に進む。
自分の人生の主導権は、もう、あなたが握っていきましょう!
そして堂々と、誰に臆することなく幸せになっていきましょう!