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ネガティブな思いの奥にこそ、本音が隠れている
湯川です。
突然ですが、
もしあなたが独身だったとして、仲良かった友達が自分より早く結婚や出産したなら、あなたはどんな気持ちになりますか?
しかも友人の中で、自分が最後の独身者になったとしたら?
口では「おめでとう!」と言いながら、心の中は嫉妬心でコゲコゲにならないでしょうか?
ネガティブな思いを否定しなくていい
嫉妬心なんて感じたくもない!
そう思ってネガティブな感情を無視したり、無かった事にしてしまう人の多い事!
でもハッキリ言います。
ネガティブな感情を押さえ込むと、かえってそれらは大きく膨らんで来るんですね。
むしろネガティブな感情には「お宝」が隠れているの!
しかも自分の未来をもっと幸せにしていく「お宝」ですよ!!だから絶対知っておいて欲しい!今日はそんな話をさせて頂きますね。
置いてけぼりになったような気持ち
さて、個別サポートを受けられているMさんが、まさに冒頭の状況にありました。
結婚が決まり嬉しそうな友人に、精一杯作った笑顔で「おめでとう!」と。
でも心の中では
何であの子が選ばれて私は選ばれないの!
結婚が決まるということは、社会的に評価された証拠、私にはそれがない!
きっと友達からも見下されているんだろうな…。
軽んじられているかもしれないなあ…。
口には出さない迄も、そんな苦々しい思いをMさんは抱えていらっしゃったんですね。
子供の頃に決めた事を無意識になぞって生きる
Mさんとはセッションで、この思いを丁寧に掘り下げて行きました。
すると4、5歳の頃の自分の姿が。優しくて大好きなお母さんとお出かけしています。
お母さんがほんの5〜6歩先を歩いて、手をMさんに差し伸べてくれています。
でもMさんは自分から歩こうとしません。
半べそかきながらお母さんから来てくれるのを待っています。5、6歩歩けば大好きなお母さんの胸に飛び込めるのに…。
小さなMさんは猛烈に怒っています。「何で迎えにきてくれないのよ!!」
そして心の中でこんなことを決めました。
子供の頃に決めたこと「幼児決断」で人生が動く
「絶対自分から行ってやるもんか、そっちから来るまでテコでも動いてやらない!」と。
私達は子供の頃、自分の思い通りにならない時、無意識に何かを決めます。
例えば、病気の時だけ親に優しくされたと思った子供は「病気の方が愛を得られる。だから健康になってはいけない」とかね。
これを幼児決断と言って、別名人生脚本とも言い、無意識に決めたその事=「脚本」になぞった生き方を、大人になってもしてしまうのです。
でも子供の頃に何を決めただなんて、みんな覚えていません。
だからこうしてプロから誘導してもらい、子供の頃に何を決めたのか、どんな思い込みを持ったのか、その内容を明確にしていくことって、めちゃめちゃ大事なんですよ。
登場人物が変わるだけで同じパターンを繰返す
Mさんの場合、頭では結婚したいと思っていました。
でも実際は婚活しない、いいなと思った人であってもこちらからアプローチをかけることはほぼなく、全て相手待ち。
まさに子供の頃に「絶対自分から行ってやるもんか、そっちから来るまでテコでも動かない」と決めた通りになっていたわけです。
不思議な事に自分にはその自覚が殆ど無かったのです。
ですので私からその事をお伝えすると、一瞬ポカンとした表情で「ほんとだ…。」と。
自分では自分のことって、ホントわかんないもんなんですよね。
実際はお母さんに「来て欲しい」と求めたものですが、この幼児決断は、登場人物がかわるだけで、同じパターンを何度も繰り返し、人生のあらゆる場面で出て来ます。
だから自分の思い込みを知る事って、ホント大事なんですよ。
そして思い込みを知ったら、今度はもう一つやらないとイケナイ事があります。それはまた次回にお伝えしましょう。
湯川 央恵