自分を大事にするとは
先日のメルマガ
「この視点が欠落していると問題解決しません!」に何人かの方から感想を頂きました。
まだ読んでおられない方はコチラからどうぞ。
http://goo.gl/eKLQtS
頂いた感想の1つを紹介したいと思います。
ちょっと長いのですが、私の言いたいことを、実にうまくまとめて下さっています。ご本人許可の上、掲載させて頂きますね。
今回のメルマガ、大いに納得です!
私も仕事上、お客様の内面に向き合うことは多いのですが、最初の頃は、そうだよね、そうだよねと、その方にある意味寄り添うような話ばかりしていましたが、結局のところ何も変わらずです。時には何も変わらず薬代高いと半ギレされることもありました(-。-;最近は、自分を大事に…を履き違えて、自分のことばかりの言動をする人が私の周りでもよく見受けられますが、共通しているのは、うまくいかないことを何かのせいにして自分を正当化することです。
自分を主張するのは大事なことですが、理解や同調が得られなければ、それを切って他へ行く。
そういう姿勢は、いつまでたっても成長出来ないということですよね。
自分を見つめ治すことは難しく抵抗あることだと思いますし、そこに問題があると人に気付かせることも、これまた根気のいることで。
本当に難しいことだと思いますが、それを求めている人は実は多いのではないかと実感しています。
掲載許可を頂いたAKさん、ありがとうございます!
AKさんの書かれた「自分を大事に…をはき違えて」のくだりは「まさにその通り!」と声をあげそうになりました。
私以上に、わかりやすくまとめてもらったなあと思います。
「自分を大事にする」とは「自分に都合の悪い意見を排除する」ということではないのです。
「自分にとって気に入った意見は取り入れるけど、「そうじゃない意見は取り入れない」では基本的な所が何一つ変わっていない、ということでもあるのです。
自分に甘く、幼稚で依存的なことを正当化しているうちは、いつも問題って起こるんですよね。
そして自分自身がいつまで経っても安心できないのです。
変わるには、自分に向き合うこと
ただこれに向き合うのは、確かにAKさんが書かれているように「難しく抵抗のあること」ではあります。
だからこそ、その抵抗あることをあえてやってみることは、とても意義のあることだとも言えます。
つまり抵抗があるからこそ、今迄やって来なかったことだと言えますし、だからこそ大きな変化が起きる可能性がある、ということでもあるんですよね。
同じことをやって変化を起こそうっていうほうが難しい〜!
変化とはつまり成長。
例えば「自分にとって耳の痛い意見を四の五の言わず聞き入れてみる」
こういう精神的態度が、成長出来た一つの目安なのだと思うのです。
親はいつも耳の痛いことや面倒だと思うことを、言ってくれていたと思います。でも自分が親を見下している間は、親の意見を聞く耳など持ち合わせていません。
何だかんだ言いながら「自分のほうが上だ」と思っているのですから。
そう思っている間は、やはり現実って変わんないんですよね(きっぱり)
湯川の話はただの正論なのか!?
今回、先ほどの肯定的な意見とは反対に、
「湯川の言うことはただの正論」
「カウンセリングを否定している」というご意見もいただきました。
他にも同じように受け取られた方が、いらっしゃったかもしれません。
確かにおっしゃるように、私の言ってることは正論なのかもしれません。ただ、私自身は夫との関係性でどん底を経験し、そこから這い上がってきたわけです。
そのときの自分のお恥ずかしい限りの醜態も、幼稚で偏った自分の思考も、皆さんの参考になると思えばこそ、事例として沢山公開してきました。
そのポイントが
「被害者意識」でした。
ここがある限り、つねに相手を悪くいうしか、自分の正当性を証明することが出来なくなるんですよね。
すると自分はいつも弱者になるわけです・・・。
でも本当はそこから変わることが出来るんですよ!
プロのセラピスト、カウンセラーとは?
私自身「自分がどうなりたいのか?それを決めるのはクライアント」ということは常に頭にあるんですね。
だからこそ!だからこそ!
問題解決したい!
何とか変わりたい!
そのためには自分を見つめ、必要であれば自分自身を変えて行こうと思う人に向けては、全力で伝え続けて行きたいのです。
また私自身は、カウンセリング自体を否定しているのではありません。
むしろカウンセリングやセラピーで自分の人生を取り戻した人を沢山見てきましたから。
私自身が今思っていることは、未熟なセラピストやカウンセラーを多く産み出している養成機関や、今のこの業界の悪しき体制に憤りを感じているということ。
セラピストやカウンセラー自身が、クライアントの顔色を伺い、本来の問題となるべき部分に向き合わせず
「ありのままでいいのよ」
「あなたはそのままでいい」などと言っている現状に落胆しますし、憤りを感じずにはいられないということなのです。
その状態を野放しにしてきたこの業界に、ある意味問題提起をしている、ということなのです。
精神的に成熟していない幼稚なセラピストが、表面的な優しさだけでセラピーやカウンセリングを行うとどうなるか?
そうです!
同じく精神的に成熟していない、プライドだけが高いクライアントを多数産み出してしまいます。
「ワタシはやっぱり正しいんだ!間違っているのは相手なんだ!」ということをいくら納得しても、自分は苦しいままなのです。
現実は何一つ変わらず、相手を裁いているだけなんですね。
未熟な視点のままでは、悩みの中にいるクライアントを救うことなど、とうてい出来るはずがありません。
私の言うことは聴く人にとって、耳の痛い言葉になるかもしれないし、正論と感じるかもしれない。
ただ私自身は、どん底を経験してきた所から、今に至り、沢山のクライアントさんの人生の変化に立ち会って来たんですね。
その沢山の経験の中から、今一番これが大事だ、ということを、伝え続けて行きたいと思っていますし私自身も常に、成長を目指しています。
自分がどのルートで行きたいのか?
どこまで行きたいのか?
そして何より「誰から学びたいのか?」
それを決めるのは、いつだって自分なのだから。自由に決めたらいいのです。
私は変わりたい!
根本解決したい!
そう心底願っている人のために、これからも発信し続けて行こうと思いますし、今後は多くの方にその機会が与えられるような環境づくりをしていきたいと思っています。