性的暴力からの回復のためには

暴力的でひどい男性とばかり付き合ってしまう、Sさんという方がおられました。
彼女の場合、父親から性的暴力があり、自分の感情を分離させて、ここまで何とかやってこれた、という状態でした。
ですので湯川の3か月集中コースを、ゆっくりと彼女のペースに合わせながら、進めてきたんですね。

まずは、分離させた自分の感情を取り戻すことを、ゆっくりやってきました。
 
その後は、父親に対する猛烈な殺意と抑制する気持ちと戦い、そして徐々に、自分の傷にちゃんと向き合う、ということもやってきたんですね。

性的暴力を受けるメリット!?

その上でようやく、ホントようやく、親から性的虐待を受けたことに対して「メリットがある」と言うことに気づけたのです!
初めてこのブログを読む方は「え?性的虐待のメリット???」と思われたかもしれません。
実は繰り返す出来事には、必ず自分のメリットが隠れているんですね。
メリットの参考記事
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◎離婚浮気DV被害者でいることにメリットを感じていませんか?

当たり前過ぎて気づかない!?

そして相手はなので、「やられた」と思っているけど、ホントは自分のほうが先に「やっている」ということなんです。
つまりSさんの場合は「父親から自由に扱われた」と思っていたのですが、何を隠そうSさん自身が、「親を自分の思うままに操作することが出来る」と思っていた、ということなんですね。
それはSさんにとってアタリマエの感覚だったようです。
Sさんいわく「アタリマエ過ぎて、全く気付かなかった」と。
 
自分の思いはすっかり棚に上げて、親のことだけを責めていたわけです。
このあたりのことをキレイにすっ飛ばして、自分は完全に被害者になっていたわけです。
もちろん親からの性的虐待、ということだけを「ピンポイン」トで捉えると、あるまじき行為!と憤ってしまうのも充分分かります。
しかしSさんの場合は、自分が父親の事を完全に見下し、バカにして、自由に何でも出来ると思っているからこそ、そんな行動を父親から引きだした、ということなのです。

男性を見下す心理

そうなのです。
実は、父親から性的虐待を受ける方に共通していることがあるんです。
それは、
「男を見下す」という思考。
セックスしてたら男は満足なんでしょ、
体さえ与えていたら、それでいいんでしょ、と
男性を完全に下に見ている思考があるわけです。

母親を毛嫌い

それと
「母親のことが大嫌い」
母親から父親を奪う、しかも性的にです。
 
誤解を恐れずに言うならば、その2つの思考があるからこそ、父親から犯される、というようなことを引き起こしてしまった、ということなのです。
性的虐待があったから、 男を見下すという思考が生まれたのではなく、逆なんですね。
先に自分の思考があったからこそ、なのです。
 
そして、
「そんな父親から特別扱いされている」ということも共通しています。
お金や物を他の兄弟姉妹より貰っていたり、特別扱いしてもらっているわけです。
その上で完全に父親を鬼畜扱いにし、
自分は父親の圧倒的な被害者で特別扱い枠に収まっているわけです。
 
そうなるとなかなか普通の恋愛が出来ないんですね。
男性を下に見ているわけですから、心を通わせるような恋愛は難しいのです。
相手に甘えるなど、とても出来ません。
そりゃそうです。
男性を見下しているのですから。そんな相手に甘えるのは、プライドが許さないのです。
「私の前にひれ伏しなさい!ひざまづきなさい!」
それくらい心の中では男性を虫けら扱いしている、 ということなのです。
鏡ですから、そんな自分も男性から虫けらのように扱われるのです。
 
もちろん本人にとって、これをすぐに受け入れるには、ちょっと時間がかかるかもしれません。
でも心の奥深く、自分に問うてみてくださいね。
ここから抜け出すには、まず自分がそんな思考があったことを認めた上で
男性を見下すのではなく、男性の素晴らしい点を見るようにしていくことなのです。

両親へ対する被害者意識

そしてここまで認めることが出来たSさんは、本当にスゴいなあと思います。
被害者意識を持ち、親を怨み、自分が不幸であり続けることで
「お前らのせいで私は不幸なんだ!」といい続けることができますからね。そう思っている間は、親にがっつり依存できます。
超メリットです!
親のせいにしている自分は、親を見下している割にがっつり依存している恥ずかしい状態なのだ、ということに、ハッキリくっきり気づく必要があるわけです。
 
Sさんの場合は、一人暮らしをするSさんの生活費は全て父親が負担し、1か月いくらガス代がかかっているのか?電気代はどれくらいなのか?
それすらも知らない状態だったのです。
おまけに今一人暮らしをしている家までもを建ててもらっていたんですね!
お母さんは定期的にスーパーに行って食材を買って冷蔵庫にまで入れておいてくれる。庭をキレイに掃き清めてくれてる。そこまでやってくれていたわけです。
そんな親の事を
「親だから当然でしょ。めんどくさいけど勝手にしたら」と思っていたと言うのですから、湯川がいつも言う「アタリマエは認識しない」ということがいかに人の目を曇らせるか、ということが分かると思います。
 

精神的にも親から自立するには

Sさんに関わらず「親が私に依存していることを、私が許してやっている」と上から見ている人はすごく多い。
親がアレコレ世話を焼いてくれることを、うっとおしいと思いながら、それをずっと甘んじて受けているわけです。
嫌ならば「しなくていい」とハッキリ言っていいし、もういい大人なんだから親からの援助を受けないで、家から出て一人でやって行けばいいのです。
それをしないで文句だけは言う。
そんな親に対して「境界線を侵入してくるな!」と憤る前に、親からやってもらっていることを甘んじて受けている自分の姿が、いかに傲慢で怠惰でお子ちゃまなのかを知ることなのです!
 
被害者で在り続けることは、かくもメリットがあることだということがよくわかると思います。
 
セッションが終わった後、彼女はしばし呆然としておりましたが、後日「たくさんの発見や新しい気付きがあって、視野が広がった!」というメッセージがありました。
たいていの方が、自分の傲慢さに気づくと、茫然としますね(笑)
それほど全く気付いていなかった、ということなんですから。
彼女に必要な課題も出し、1か月間はそれをやっていただきます。
でもその後、全く見えていなかったことが見え、聞えていなかった言葉が聞こえるようになるのです。
これからのSさんがホント楽しみです!!
 
こうして被害者意識から抜け出し、チャイルドを躾直し、自分のやるべきことをやっていくことが、自立した自由な女神になれる「王道」なのです。
追伸:その後Sさんからこんなメールが届きました