自己犠牲について、ここのところお伝えしております。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
「なぜこんなに自己価値や自己評価が低いのか?
これは逆説的なのですが「褒められたり評価されることが当たり前の環境だった」と言うこと。」
昨日このようにお伝えしましたが、ピンとこなかった方もおられるかもしれません。
記憶は自分の意図が大きく影響している
これは自分の記憶に依存していると全くわからない世界なのです。
自分の記憶は、自分の意図に応じて幾らでも変えていくことができるからね。
とは言え「褒められたり評価されることが当たり前」
そう言われて、過去を振り返っても、親から褒められたり評価されることが、しょっちゅうあったとはとても思えない。
むしろ、怒られることやダメ出しの記憶ばかりが残っている、と言う方がほとんどでしょう。
本音は何をどう言いたいのか?
私たちは子供の頃、何か自分に不都合があると、いとも簡単に「誰か」のせいにしてきました。
その矛先のほとんどは、親やきょうだい、先生や周りの大人のせい。
親がちゃんとしてくれていたら…
きょうだいがしっかりしてくれていたら…
先生さえちゃんと見てくれていたら…
大人になった私たちは、今もなお、自分に何か不都合が起きると、心の中の三歳児が大暴れして、いまだに「親が悪い!」「〇〇のせいだ!」と言ってるんですね。
もちろん今は、積極的に親を責める気持ちは無いかもしれません。
でも心のどこかで薄っすらと「親さえちゃんとしてくれていたら」と言う思いがあると、それは「親が悪い」と言う意図がある、と言うことなのです。
この意図が物事の見方を変えていきます。
今の現実は自分がそう思いたい意図通り
つまり、親がもっと自分に愛情表現をしてくれていたら、とか
親がもっと褒めてくれていたら、とか
厳しく育て過ぎたからじゃないか、とか。
それをしてくれなかった「親が悪く」て「自分は正しい」
この意図がある限り、物事をどこまでもこの意図に応じたメガネで見て解釈し、その意図に応じた記憶にしてしまう、と言うこと。
だから「褒められたり評価されることが当たり前」とは、とても思えない!と言う人は、褒められたり評価されず、むしろ怒られたりダメだしされ続けてきた、と思いたい「意図」がある、と言うこと。
そっちの方が、親のせいにできて都合がいいのです。
親のせいにできないと、自分のせいになります。
自分がこの状況を招いたと思いたく無い、親のせいにしたいと思うくらい、親にどっぷり依存している、と言うことでもありますね。
自分の幸せに直結する意図に変えていく
そして意図は、変えない限り「死ぬまで」そのままです。自動操縦だということ。
「親には愛がなかった」と思っている人は、死ぬまで親の愛を感じることのないまま。
親にどれほど愛があったとしても、受け取り側の方で、全部弾いて愛の無い世界に居続けることになってしまうのです。
こうして記憶は、私たち一人ひとりの意図に応じて創られていくものなのです。
親の意図じゃ無いですよ、自分なんですよ。
自分が選択しているんですよ。
意図が変わると記憶も現実も変わる
自分の意図が変わると、自分の過去の記憶までもが変わってきます。
いつも怒ってばかりの怖いお母さんは、言うことの聞かない、頑固な子供に手を焼いている愛深いお母さんに変わり
ケチで構ってくれない冷たいお母さんは、仕事の掛け持ちで朝から晩まで家族の為に働いて必死で育ててくれた、愛の塊のお母さんに変わる。
そんな方は、プログラム受講生さんの中では珍しくも無い。ゴロゴロいらっしゃいます。
意図が変わるから、無理して行動を変えなきゃ、じゃなくて「変わってしまう」のです。
今日のお伝えしたことは、めっちゃ大事なことですからね!
少しでもあなたの参考になればと思います。